リョウスケが米国株で億万長者を目指す

日本株で資産を最大化した私がアメリカ株で頂点を目指します。

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あのバフェットも後悔! 超高成長株「Amazon(AMZN)」は、今も「買い」なのか・・・分析してみました。

こんにちわ、リョウスケです。

 

この10年ほどで、世の中は大きく変わりましたね。

スマホの普及、ネット通販の台頭・・・ホント便利な世の中になりました。

 

その中でも、「ネット通販」は、

我々の生活に欠かせないものとなっています。

 

まさに、「商品販売」という意味において、

イノベーションを起こしたと言えるでしょう。

 

そんな「ネット通販」で、大きなシェアを持っているのが、

Amazon」です。

 

今回は、その「Amazon」を分析してみたいと思います。

 

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Amazon(アマゾン)は世界最大のネット小売り業

 

 もはや説明が不要なくらい、我々の生活に不可欠、そして有名な企業です。

 

設立が1995年ですので、創業してまだ20年強なんですよね。

そして、1997年にNASDAQに上場しており、初値が18ドルだったそうです。

この時に買った人が、今も保持していれば、

大きな資産を手に入れていることでしょうね。

 

その後の快進撃は、皆さんのご存じのとおりです。

 

あの「ウォーレン・バフェット」が、

早い時期に、Amazon株を購入しなかったことについて、

「大きな商機を逃した」と悔やんでいるそうです。

それくらい、バフェットは、Amazonを高く評価しているんですよね。

 

Amazon(アマゾン)の決算書を分析

 

Amazonは、典型的なグロース株です。

「PER」なんてみても、とんでもない数値になっていて、

まともな分析はできません。

 

そこで、今回は、2016年の決算をもとに分析してみたいと思います。

 

Amazon決算資料(2016)

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上記は、2016年度の有価証券報告書です。

 

こちらでは、Amazonの事業全体を

「NorthAmerica」「International」「AWS」の

3つに分けています。

 

AWS」とは「Amazon Web Service」のことで、

こちらは、地域で分けずに、独立した数値となっており、

それ以外の「物販収益」「会員費収益」「手数料収益」「その他」は、

「North America(アメリカ、カナダ)」と

「International(アメリカ、カナダ以外)」に分けて

記載しております。

 

それにしても、英語の決算書って分かりにくいですよね。

そこで、上記資料を、ちょっと加工してみますね。

 

◆売上(2016年度)

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上記は、2016年度の売上です。

 

北アメリカ(アメリカ、カナダ)の「物販収益」「会員費収益」等が、

売上の半分以上を占めているんですね。

日本は、「International」に含まれると思うのですが、

こうしてみると、思ったよりも規模が小さいですね。

 

そして、何かと話題となっている「AWS」は、売り上げベースでみると、

10%にも満たないんですよね。

 

ただし、これはあくまで「売上」に目線を置いた場合の事です。

 

続いて、「営業利益」を見てみますね。

 

◆営業利益と営業利益率(2016年)

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こうしてみると、凄いですね。

 

「NorthAmerica(アメリカ、カナダ)」と

「Internatrional(アメリカ、カナダ以外)」の利益率が悪んですよね。

この中には、我々にとっておなじみの

「物販収益」「会員費収益」などが含まれています。

 

もちろん、この数値には、「研究開発費」などの投資費用が含まれるので、

数値通りに見るわけにはいきませんが、

「利益率」という観点では、あまりよくありません。

まあ、成長企業というのは、こういうものなので、仕方ない部分でもあります。

 

そして、この「営業利益」を見るうえで、一番特筆すべきなのは、

AWS」の「利益率」が素晴らしい点です。

 

なんと「営業利益」という点で見ると、

Amazonの事業全体の半分以上を占めています。

つまり、私たちにとっておなじみである「物販事業」よりも

営業利益が高いんですよね(数値だけで見ればね)。

 

これらのことから、

Amazonの投資を考える上で、「AWS」の存在は無視できないものです。

そこで、「AWS」について書いてみたいと思います。

 

AWSAmazon Web Service)とは

 

AWSについて、文字にすると、とんでもない量になるので、細かく書けませんが、

一言で言うと、

物理的なハードを用意せずに、

ネットワーク上で、仮想的にハードを構築することができるものです。

(専門用語を使わないと、こんな感じでしか説明できません、すみません。)

 

基本的には、B To Bのサービスですね。

 

これまで、企業は、システムを構築するために、

莫大な費用をかけて、物理的なハード(サーバーやストレージ)を用意していました。

 

これには、「購入」「構築」「保守」に莫大な費用が掛かっていたうえ、

最近は、「事業継続」の観点から、「データバックアップ」や

耐震、耐火といった「設備」についても、

費用をかけて対策しなければいけない・・・という課題があったんですよね。

 

これを解決したのが、

AWS」をはじめとした「クラウド」です。

なんせ物理的なハードを持たずに、システム構築ができるので、

最小限の費用でシステムを構築できるようになったわけです。

 

今の企業のシステム構築において、

こういった「クラウド」は、なくてはならないものであり、

今後も発展が望めると思います。

 

あ、何でこんなこと知っているかというと、

私は、仕事でこういうことをしているエンジニアなんですよね・・・エッヘン☆

 

ちなみに、現在のクラウド関係のシェアはこんな感じです。

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このようなシェアを表したものは、

角度を変えるだけで、色々変わってくるのですが、

おおよそこんな感じだと思います。

 

AWSが全体のシェアの1/3を持っていて、

残りをマイクロソフトGoogleIBMが持っているような感じです。

 

日本国内だと、このほかにもNTT系や富士通なんかの名前も出てきますね。

 

仕事でAWSを提案することもあるけど・・・・

 

私は、仕事上お客様に、クラウドでのシステム構築を提案することがあります。

(ただし、私はアプリケーション屋さんなので、詳しい話は別の人ね)

 

その時に、クラウドを、どこのサービスにするか決めるのですが、

AWS」の名前は必ず出てきます。

それくらい「ブランド」として確立できているんですよね。

 

ただし、この状況が今後も続くかというと、疑問があります。

 

たしかに、2年ほど前までは、

提案する私たちにとっても、クラウドサービスは

AWS」一強という感覚でした。

 

でも今は違ってて、同じようなサービスは山ほど出てきており、

差別化、価格、スペックという点においても、

AWSに負けていないものは、多々ありますし、

実際、「AWS」以外のクラウドサービスを利用することは、

非常に増えてきております(あくまで私の感覚でです。)。

 

あと、大手SI企業は、自前のクラウドサービスを持っているので、

ワンストップで提供することが多くなってきています。

 

なので、参入障壁がそれほど高くもなく、競争がとても激しい分野のため、

今後も「AWS」の未来が明るいとは思えないんですよね。

(ただし、ブランドの価値はあります。)

 

総括

 

Amazonは、これまで、「商品販売」「クラウドサービス」において

様々なイノベーションを起こしてきました。

 

そして、今後も

実店舗を展開し、レジを通さずに、自動精算する仕組みを作ったり、

商品を、ドローンを使い、最短でお客様に届ける

ことを計画しており、

これまでの常識をぶち壊すような、イノベーションを起こしてくれると思います。

 

ただし、そういったイノベーションで、消費者のニーズに応えることと、

企業が利益を出すということは、繋がっているわけではありません。

お客様のニーズは、費用を掛ければ大抵のことに応えれますので。

 

私は、市場が期待していることに対して、

Amazonが、今後も答え続ける未来が、見えないんですよね・・・今の所。

なんせ、市場の期待があまりにも大きすぎるから・・・。

 

私にとって「Amazon」は、不確実性の高すぎる銘柄なので、

「投資」することはできませんが、

今後もウォッチしていきたいと思います。

 

特に「AWS」の今後は、

今、集中投資している「IBM」が開発した「ワトソン」の、

AI革命後のシェア争いに、通じるように見えますので・・・。

 

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