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ぎゃあああ~!IBMはこのまま終わってしまうのか・・・IBMの2017年1Q決算書を分析してみた。

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2017年第一四半期の決算発表が、続いてますね。

私の保有株も、次々と発表しております。

 

今回は、私のポートフィリオの中でも、

最も大きなウェートを占めている

「IBM」を分析してみたいと思います。

 

 

IBMの17年Q1決算を紐解いてみる

 

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今回の2017年1Qの決算ですが、

結論から言うと、あまり良くなかったですね。

 

個人的には、ちょっと期待していたんですけど、

その一方で、「やっぱりな!」って気持ちもあります。

 

さて、

IBMの決算書では、5つの部門に分けて記載されております。

 

5つの部門とは、

・Cognitive Solutions部門

・Global Business Services部門

・Technology Services and Cloud Platforms部門

・Systems部門

・Global Financing部門

のことです。

 

◆IBM決算書(2017年1Q)

 

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決算書を見ると、

「Cognitive Solutions部門」が 3,979  ⇒  4,062

となっており、2.1%売上が増加しています。

中でも「ワトソン」関連が売り上げを伸ばしたようですね。

 

「Global Business Services部門」が4,131 ⇒  4,006

となっており、3.0%売上が減少しています。

 

「Technology Services and Cloud Platforms部門」が8,424  ⇒ 8,216

となっており、2.5%売上が減少しています。

 

「Systems部門」が、1,675  ⇒  1,395

となっており、なんと16.8%の売上が減少しています。

 

そして、最後に「Global Financing部門」が、410  ⇒  405

となっており、1.2%の売上減少となっています。

 

ここで気になったのは、

「Cognitive Solutions部門」の成長度が、思ったより少ないのが気になりました。

「IBM」のホームページなんかを見ていると、大々的に周知しているくらい、

この事業には、力を入れているはずなんですよね。

 

あと、「Technology Services and Cloud Platforms部門」についても、

売上減しているのが気になりました。

「クラウド」の売上は上がっているはずなのに、

部門としての売り上げが下がっているのは、なぜなのでしょうかね。

 

「System部門」の売上減少は仕方ありませんね。

この部門は、今後も売上が減少してくでしょう。

 

まあ、トータルとしてみると、

「Cognitive Solutions部門」の成長スピードよりも、

その他の部門の衰退ペースの方が早いんでしょうね。

これは、かなり問題だと思います。

 

 

IBMの「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」とは

 

また、「IBM」では、現在の構造改革の中で、

「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」と位置づけた

ソリューションがあります。

 

それが、

・クラウドサービス

・ビッグデータ分析

・モバイル

・ソーシャルネットワーク

・セキュリティー

です。

 

つまり、この5つのソリューションを、

今後伸ばしていこうと考えているわけです。

 

ただ、決算書では、「部門」の中で、どれくらいの割合で、

「戦略的必須事項」のソリューションが含まれているか分からないんですよね。

 

決算書の冒頭に、ほんのちょっぴり記載があるので、そちらを見てます。

 

◆戦略的必須事項(売上推移)

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IBMの全体的な売上は、「18.2B」であることに対して、

「戦略的必須事項」は、7.8Bとなっており、

現在の段階で、全体の42.8%を占めております。

 

昨年度と比較すると、12%の成長を実現していることになります。

 

また、「クラウド」は、3.5Bとなっており、

全体の19.2%を占めております。

 

こちらを、昨年度と比較すると、33%の成長を実現していることになります。

 

つまり、全体的な、売上減少は進んでおりますが、

IBMが重点的に成長を考えている分野に関しては、

かなりの成長を遂げているわけです。

 

ただ、だからといって、安心して良いわけではありません。

成長分野と、衰退分野の比率では、

「衰退分野」のスピードの方が早いということですからね。

 

 

今年度の「自社株買い」や「増配」はあるのか

 

私が気になっているのは、決算の結果だけでなく、

引き続き、株主重視の姿勢を貫いていくのかってところです。

 

そこで、プレスリリースを確認すると、以下のメッセージがありました。

 

IBMシニア・バイスプレジデント最高財務責任者(CFO)のマーティン・シュローター(Martin Schroeter)は、次のように語っています。「第1四半期、当社は引き続きコグニティブおよびクラウド・プラットフォームの強化のため投資を行うとともに、研究開発への支出を増やしました。同時に、配当と株式買い戻しにより株主へ26億ドル以上を還元しています。」

 

もしかすると、私の意味の取り違いかもしれませんが、

引き続き、「自社株買い」はするってことですかね?

 

私は、IBMには、非常に期待しておりますが、

「配当」「自社株買い」の部分で、大きな変革があるのであれば、

売却もやむなしと考えております。

 

総括

 

今回の決算を受けて、IBMは、株価を大きく下げました。

アナリストの予想を、大きく下回っていたので、当然かもしれません。

 

ただ、あくまで、私個人の考えですが、

今回の決算は、「売却」を考えるほど厳しい結果ではないと考えています。

 

むしろ、「配当利回り」ベースで、「3.8%」を超えるようであれば、

買い増しも考えていきたいと思っています。

 

今年度は、業績悪化により、さらに下がるかもしれませんけどね。

まあ、気長に待ちますよ。

 

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