私は、2年ほど前まで、日本株を中心に投資しておりました。
しかし、ここ最近は、米国株を中心に投資しております。
私は、日本という国で、生まれ育ったので、日本企業を応援したいという気持ちは大いにありますが、今の日本に投資することはできません。
これには、色んな理由がありますが、突き詰めていくと、日本の「人口減」による経済縮小していくことが大きいです。
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私の持論ですが、「投資家」が「経済評論家」である必要性はないと思っています。
なので、数年後の未来、日本経済、米国経済、世界経済が、どうなっているかなんて分かりません。
そもそも、経済について研究している「経済評論家」ですら、半年先の未来をきっちり当てるのも難しいのに、私のような普通のサラリーマンが、未来の経済を読むなんて、できるわけがないです。
ただ、超長期に目線を置いたとき、「人口分布」が、経済へ大きな影響を与えるということは、理解できます。
そりゃ、人口が多ければ、多いほど、働く人も多いし、お金も使うし、経済が拡大していきますよね。しかも、それが、経済環境が良い、先進国であれば尚更良いです。
そんなわけで、人口が少なくなっていく、日本よりも、人口が今も増えていく米国に投資しています。
以下は、厚生労働省が作成した、今後の日本の人口推移です。
(クリックすると、大きくなるはずです。)
◆日本の人口推移
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/dl/07.pdf
より抜粋
こちらの図を見ると、日本の人口は、2010年頃をピークにどんどん減ってきており、2013年に1億2000万人いた人口が、2060年には、8674万人になっています。
そして、この中で、一番まずいのは、「高齢者」が増えて、働く人が減っていくことです。
2013年に、生産年齢人口(15歳~64歳)の割合が、「62.1%」。
そして、老齢人口(65歳以上)の割合が、「25.1%」となっておりました。
しかし、これが、2065年になると、
生産年齢人口(15歳~64歳)の割合が、「50.9%」。
そして、老齢人口(65歳以上)の割合が、「39.9%」になります。
生産年齢人口と、老齢人口の差が、あまり変わらなくなってしまうんですよね。
こんな状態で、日本の経済が拡大していくわけがありません。
今後もこの状況が続くと、私のような素人でも、以下のような未来が予想できてしまいます。
①日本の働ける人口が減り、高齢者は増える。
②経済が縮小する。
③日本の税収が減る。
④社会保障(年金、保険等)がやばい。
⑤日本国そのものがやばい。
あまり詳しく書くと、なんとなくマズイ気がしたので、ボカしています。
私は、「経済縮小」がまずいのではなく、その先の「結果(未来)」に、危機感を覚えています。
今の政府の借金が、やばいとか、そういう次元ではなく、今現在の社会構造自体に欠陥があり、それをなんとかできる体制が整えていないことです。
例えば、
未来を憂いた、政治家が、「自分達の身を削って、日本の社会構造をなんとかしようぜ。高齢者が増えていくから、85歳まで働こうよ・・・いや、生涯現役な。」
なんて言っても、誰も投票してくれないですからね。
かなり、日本にとって、ネガティブなことを書きましたが、今後、「人口減」「少子高齢化」の問題は、さらに大きなものとなっていくでしょう。
場合によっては、
・年金制度の廃止。
・定年退職の撤廃。
・日本の経済崩壊。
・日本のハイパーインフレ。
なんてこともあるかもしれません。
上記は、最悪のケースですが、こういったことを想定した資産形成はしておく必要が有ると思います。
例えば、年金が廃止されても、生活できるほどの、資産を残す、または、不労所得を獲れる構造を作っておくとか、資産を「円」以外にも、「ドル」として保持しておくとか。
個人レベルでも、色々出来ることってあると思います。
少なくとも、年金受給年齢が、今後上がったり、受給額そのものが減ることは、間違いないと思いますので、その対応を事前にしておきたいですね。
私の不安が杞憂で終わることを願っています。
どなたか、論破してくれると嬉しいです・・・。
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