こんにちわ、リョウスケです。
最近は、スマートフォンやタブレット端末の活用が増えているとはいえ、やっぱり「作業」をする時は、「パソコン」の方が、操作しやすいですよね。
特に、「仕事」では、パソコンが必須となります。
そんなパソコンを操作する時に、最も馴染みのある企業と言えば、「マイクロソフト」ですね。
「Windows」などのOSや、「Excel」「Word」「PowerPoint」などのOffice製品の開発、販売をしております。
今回は、そんな「マイクロソフト」を分析してみたいと思います。
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今回は、2017年度第3四半期の決算情報を元に分析してみたいと思います。
上記は、マイクロソフトの事業別の売上です。
マイクロソフトは、大きく分けて以下の3つの事業で、構成されています。
(※以下は、2015年の企業ミッション説明会での発表を引用します。)
・「Productivity and Business Processes」
法人および消費者顧客向けの「Office」と「Office365」、そして、「Dynamics」と「Dynamics CRM Online」が含まれます。
・「Intelligent Cloud」
「Windows Server」「SQL Server」「System Center」「Azure」「Enterprise Services」などのパブリック、プライベート、ハイブリッドのサーバ製品およびサービスを含みます。
・「More Personal Computing」
「Windows」OSのライセンス収入、「Surface」や携帯端末などのデバイス類、「Xbox」などのゲーミング製品、検索を含みます。
・「Corporate Other」
上記以外のその他です。※厳密にいうと「事業」ではない。
上記売上を、円グラフにしたものが、以下のグラフです。
「グーグル」や「フェイスブック」は、売上のほとんどを「広告収入」だけで構成されていますし、「アップル」も売り上げのほとんどを「iPhone」の売上で構成されています。
これに対して、「マイクロソフト」は、様々な製品で売上を出しており、非常に多角的な経営をしていることが分かります。
続いて、マイクロソフトの業績推移を見てみます。
「売上」「当期純利益」も、凸凹していますね。
グロース系ハイテク企業とは異なり、決して右肩上がりの成長をしているというわけではありません。
ハイテク企業の話題になるとき、「アマゾン」「アップル」「グーグル」「フェイスブック」が話題の中心となりますが、「マイクロソフト」は、この話題に入ることはほとんどありません。
それは、良い言い方をすれば、すでに成長過程が終了し、「成熟」していると言えます。ですが、悪い言い方をすれば、90年代中盤以降の快進撃ほどの成長は、見込めないということです。
まあ、このことは、そう悲観することはないと思いますね。
以下はチャートです。
リーマンショックの後、一旦株価が上がって、そのまま停滞していましたが、2013年以降右肩上がりに成長していっています。
あくまで、個人的な意見となりますが、「マイクロソフト」は、すでに「成長過程」を抜け出し、「成熟過程」を歩み始めている企業です。
今まで以上に、「Windows」が大きく売れることはないと思いますし、「Office」も同様です。
しかし、こういった商品は、一度使い始めたら、今後も使い続けることが多く、
特に「仕事」をする際は、「マイクロソフト」の商品プラットフォームを使うことが多いです。
「Windows」の入っていないパソコンや、「Excel」や「Word」、「PowerPoint」なしで、仕事ができますか?
少なくとも、私はできません。
それだけ、私たちの生活に、「マイクロソフト」は必要不可欠な存在というわけです。
しかし、「リスク」もあります。
それは、「マイクロソフト」が、「スマホ」分野やインターネットサービスの分野で、「グーグル」や「アップル」に後れを取っていることですね。
今後、「スマホ」や「タブレット」の普及が一層進み、ユーザビリティが向上することで、マイクロソフトのプラットフォームが陳腐化する可能性があります。
「マイクロソフト」に投資するのであれば、そういったリスクを、どう許容するかを考えていく必要があると思います。
まあ、マイクロソフトのプラットフォームが陳腐化するなんて、個人的には想像できないですけどね・・・。
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