こんにちわ、リョウスケです。
2017年度の四半期決算の発表が始まりましたね。
私の保有株も、いくつかの銘柄で発表がされました。今回は、その中から「IBM」の2017年第二四半期決算の発表について分析してみたいと思います。
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今回の第二四半期決算についてですが、結論から言うとかなり悪かったです。
まあ、前回の第一四半期決算の結果から、今回もあまり良くないのかなと思っていましたが、残念ながら予想が的中してしまいました。
以下は、IBMが今回発表した決算データです。
IBMは、大きく分けて5つの事業で構成されています。
「Cognitive Solutions部門」は、前年度4,675ドルだったのが、今年度4,559ドルとなっており、前年度比2.5%のマイナスとなりました。
「Global Business Services部門」は、前年度4,255ドルだったのが、今年度4,097ドルとなっており、前年度比3.8%のマイナスとなりました。
「Technology Services and Cloud Platforms部門」は、前年度8,857ドルだったのが、今年度8,406ドルとなっており、前年度比5.1%のマイナスとなりました。
「Systems部門」は、前年度1,950ドルだったのが、今年度1,747ドルとなっており、前年度比10.5%のマイナスとなりました。
「Global Financing部門」は、前年度424ドルだったのが、今年度415ドルとなっており、前年度比2.2%のマイナスとなりました。
いや~、こりゃやっちゃいましたね。
全部門で、前年度比マイナスとなってますよ。
特に、IBMが自社サイト上でも推している「Cognitive Solutions部門」の減収が気になります。この部門の売り上げには、AIプラットフォーム「ワトソン」の売り上げが含まれています。
私を含めた個人投資家が、「IBM」に期待している部分があるとすれば、この「Cognitive Solutions部門」だという人は多いと思うので、今回のように減収となってしまうと、本当に大丈夫なのか不安になってしまいます。
また「Technology Services and Cloud Platforms部門」の減収も同様に気になりますね。この部門では「クラウド」の売上が含まれているはずです。
今後伸びるべき、この部門が思ったよりも伸びていない点が気になります。
そして、いつものことながら「System部門」の落ち込みは、酷いですが、これは想定内です。今後も下がっていくことでしょうね。
ちなみに、IBMでは、「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」と位置づけたソリューションがあります。
この、「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」とは、「クラウドサービス」「ビッグデータ分析」「モバイル」「ソーシャルネットワーク」「セキュリティー」の5つのソリューションのことで、これらのソリューションを伸ばしていくことを目指しています。
IBMの決算データでは、この「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」について一部記載されていますので、紹介します。
全体的な売上は、19.3Bだったところ、「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」は、「8.8B」となっており、全体の45.5%を占めていることになります。
前年度と比較すると、5%の成長となっております。
また、「クラウド」の売上は、「3.9B」となっており、20.2%を占めていることになり、前年度比15%の成長となっています。
この内容から見る限り、全体的な売り上げは下がっていますが、IBMが今後伸ばしていきたい事業については、成長していることが分かります。
ただ・・・成長が少なすぎるのと、レガシー事業の落ち込みがひどすぎです。
これでは、IBMが復活するのも、だいぶ先になってしまいそうですね。
まあ、それでも、「売却」を考えるほど、ひどいものではないので、まだまだ保有し続けますよ。
ただ、これからしばらく下がるでしょうけど、さすがに、ナンピン買いするほどの余裕はありませんね。
こういう時に、買い増しできる人は、お金持ちになれるんでしょうけど、私には、その勇気も才能もないようです。
IBMは、超長期的にみれば、成長する可能性は高いと思いますが、保有するには早かったかもしれません。
しばらくは、キャピタルゲインには期待せずに、配当を粛々ともらい続け、将来の復活を期待したいと思います。
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