こんにちわ、リョウスケです。
現地時間、8月17日に世界最大の小売業「ウォルマート・ストアーズ(WMT)」が2018年度第2四半期(5月~7月)の決算発表をしましたので、確認してみたいと思います。
ちなみに、「ウォルマート」については、以下の記事でも分析していますので、見ていただけると嬉しいです。
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以下は、今回発表された決算データです。
◆ウォルマートの決算内容(概要)
まずは、「売上」から見てみますと、「123,355」となっており、前年度と比べると「2.1%」の増収となっております。
また、「営業利益」は「5,969」となっており、前年度と比べると「3.2%」の減益となっています。
ちなみに、今期の営業利益率は、「4.83%」でしたので、前期の「5.1%」と比較すると、悪化しています。
続いて、今期の決算内容を「セグメント」毎に見ていきたいと思います。
「ウォルマート」では、「U.S(アメリカ国内)」と「International(アメリカ以外)」、「Sam's Club」の3つのセグメントに分かれています。
「Sam's Club」とは、米ウォルマートが1983年に設立した会員制 スーパーマーケットです。
ウォルマート創立者「サム・ウォルトン」にちなんで名づけたもので、2008年現在全米に4700万人の会員数を持ち、コストコ同様各地で店舗 展開しています(ウィキペディアより)。
まず、「U.S(アメリカ国内)」のデータを見てみます。
◆アメリカ国内の実績
アメリカ国内の売上は、「78.738」となっており、前年度と比較すると「3.3%」の増収となっています。
燃料費を除いた既存店舗の売上は、1.8%増えています。
これは、来店客数とネット販売の増加が寄与したようです。
また、今期のネット販売の売上高の伸び率は60%と、業界全体を上回っています。
ただ伸びは前四半期の63%からやや鈍化しています。
「営業利益」は、「4,618」となっており、前年度と比較すると「2.2%」の増益となっています。
続いて、「International(アメリカ以外)」のデータを見てみます。
◆アメリカ以外の実績
「売上」は、「28.331」となっており、前年度と比較すると、「1.0%」の減収となっています。
そして「営業利益」は、「1,582」となっており、前年度と比較すると、「-7.8%」の減収となっています。
最後に、「Sam's Club」のデータを見てみます。
◆Sam's Clubの実績
「売上」は、「14.880」となっており、前年度と比較すると、「2.3%」の増収となっています。
そして「営業利益」は、「404」となっており、前年度と比較すると、「-14.4%」の減収となっています。
今回の決算は、「増収減益」となりました。
また、今後の見通しについては、値下げの影響とネット販売への投資によって、「1株利益」がアナリスト予想に届かない可能性があることを示唆しました。
その結果、この日の取引は、大きく株価が下がっています。
とはいえ、「売上」そのものも伸びていますし、特に「ネット販売」については、アマゾンという驚異があるにも関わらず、まだまだ伸び代があるように思えます。
(今期は、伸び率が鈍化しましたが・・・。)
「小売業」は、これから大きな変革期となり、私としては少し「不確実性」が高いので、投資することはありませんが、面白い銘柄だとは思います。
今の配当利回りが、約2.5%ですが、これが3.0%を超えるようなことがあれば、購入を考えてみたいと思います。
まあ、相場が暴落するようなことでもない限り、配当利回りが3%を超えるようなことはないと思いますが・・・。
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