こんにちわ、リョウスケです。
オマハの賢人「ウォーレン・バフェット」率いる「バークシャー・ハサウェイ(BRK)」が、2017年度第3四半期決算を発表しましたので、分析してみたいと思います。
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バークシャー・ハサウェイの今回の決算は、結論から申し上げると、あまり良くなかったです。
まず、純利益から見ていきます。以下は、今回発表された決算資料の一部を抜粋したものです。
バークシャー・ハサウェイ全体の純利益は、「4,067(40億6700万ドル)」となり、前年度と比較すると、-43.5%の減益となりました。
これは、米国を襲ったハリケーンと、メキシコの地震被害により、「Insurance – underwriting(保険引受事業)」が、大きな赤字を計上したことが、原因と思われます。
ちなみに、保険引受事業の赤字額は、「-14億3900万ドル」です。
また、「Investment and derivative gains/losses(投資・デリバリティブ損益)」は、今年度「623(6億2300万ドル」となり、前年度と比較すると、「-73.5%」の減益となっています。
それ以外の事業は、概ね前回と同等か、それ以上の実績となっています。
また、「Investment and derivative gains/losses(投資・デリバリティブ損益)」を除いた全体の営業利益は、34億4000万ドルとなり、前年度と比較すると、29%減となっています。
ちなみに、アナリストが予想した1株あたりの営業利益は「クラスA」で、2402.7ドルだったのに対して、2094ドルだったので、予想を大きく下回る結果となりました。
今回の決算は、ご覧のとおり、あまり良くない決算となりました。
それにしても、バークシャー・ハサウェイの決算書は、よく分からん・・・。
ただでさえ、色んな事業があって意味不明なのに、前回の決算書と書式が変わって、さらに意味不明なものになってます。
別に、バークシャー・ハサウェイの決算書のつくり方が、悪いということでは、もちろんなくて、あまりにも事業が複雑すぎて、素人の私では、読み解くことは困難なわけです。
バークシャー・ハサウェイというと、バフェットが厳選した銘柄を運用して、利益を出す会社だと思っている人が、結構多いですが、それは間違っています。
「Investment and derivative gains/losses(投資・デリバリティブ損益)」事業は、数あるバークシャー・ハサウェイの事業のただ一つの事業ですからね。
利益ベースで見ると、かなり割合も少ないです。
また「株式投資」の一つの最適解として、「バークシャー・ハサウェイ」の株式を保有するというものがあります。
もちろん、その考えが間違っているわけではありません。
以下は、「バークシャー・ハサウェイ」と「S&P500指数」の株価騰落率をグラフにしたものです(2000年以降)
上記のとおり、S&P500指数が「81.37%」の上昇に対して、バークシャー・ハサウェイは、なんと「+345.89%」という驚異的な上昇を誇っています。
そんな「バークシャー・ハサウェイ」ですが、私が、この企業に投資することはありません。
なぜかというと、この会社・・・
よく分からん・・・。
事業が多岐に渡りすぎて、難しすぎるんですよね。ブラックボックス化しているものも、非常に多いですし。
私は、自分が理解できないものは、例え、これまでの実績が良くても、投資することはできません。
私見ですが、この銘柄への投資は、バフェットやマンガーへの信頼だということになると思うんですよね。
ということは、アマゾンへの投資・・・つまり、ジェフ・ベゾスへの信頼に対する投資と似ているような気がしますね。
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