リョウスケが米国株で億万長者を目指す

日本株で資産を最大化した私がアメリカ株で頂点を目指します。

IBMの2017年度4Q決算を分析・・・復活の道程は険しい!

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こんにちわ、リョウスケです。

 

今回は、世界最大のICT企業にして、元業界の巨人「IBM」の2017年度第4四半期決算の分析をしてみたいと思います。

 

IBMの2017年度4Q決算を分析してみた

 

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まず、結論から言いますと、今回の決算で、めでたく連続減収の記録がストップしました・・・ですので、決算そのものは悪くなかったです。

 

まあ、前回の決算(2017年3Q)発表時に、2017年4Q決算では増収に転じるとしていましたからね。

 

予想を裏切るのが得意なIBMとはいえ、ほとんど投資家が、この結果を予想していたことだと思います。2017年10月以降、株価が随分と上がりましたからね。

 

まず、IBMの2017年度4Qの売上高は、前年度3.5%増収の225億4300万ドルとなりました。

アナリスト予想は、220億6000万ドルだったので、予想を大きく超えています。

 

しかし、純利益は、-10億5400万ドルでした。

 

ぬああああーー!???

売上の増収は想定通りだけど、純利益は大赤字やんけ!!

 

どうやら、税制改革関連費用で、55億ドル計上したことが原因のようです。

 

これは、海外に蓄積されていた資金にも課税されたことから計上されたようですね。

つうか、こんなん予想できないっつうの。

 

そもそも、今回の税制改革って、減税されて、企業にとってはウハウハだと思ってたんだけど、そうでもないのね。

 

特別項目除く1株利益は、予想が5.17ドルに対して、5.18ドルだったので、予想はクリアしています。

 

まあ、結果として、増収減益となりましたが、とりあえず増収に転じたことだけは評価したいと思います。

 

続いて、売上の内訳を事業ごとに見てみたいと思います。

以下は、今回発表された決算データです。

 

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IBMは、大きく分けて5つの事業で構成されています。

 

「Cognitive Solutions部門」の売上は、今年度5,432ドルとなっており、前年度比+2.5%の増収となりました。

 

「Global Business Services部門」の売上は、今年度4,752ドルとなっており、前年度比+0.75%の減収となりました。

 

「Technology Services and Cloud Platforms部門」の売上は、今年度9,198ドルとなっており、前年度比-1.1%の減収となりました。

 

「Systems部門」の売上は、今年度3,332ドルとなっており、前年度比31.6%の増収となりました。

 

「Global Financing部門」の売上は、今年度450ドルとなっており、前年度比0.67%の増収となりました。

 

この中で気になるのは、「Cognitive Solutions部門」と「Systems部門」の売り上げです。

 

IBMが、自社ホームページでも推している「Cognitive Solutions」部門の売り上げが増収となっていることは、IBMホルダーにとって嬉しい知らせですね。

 

また、これまで、長い間、IBMの負の遺産として、赤字が続いていた「Systems」部門が、30%以上も増収となっています。

 

今回の決算は、この「Systems」部門の大きな増収があったことから、トータルの増収を実現できたと思います。

 

ですので、レガシー事業である「Systems」部門が、今後、大きな成長を望めないことを考えると、2018年度以降も、しばらくは安心できません。

 

今後期待できる事業を成長させ、衰退が見込まれる事業を最適化していった先に、「IT界の巨人」復活があると思います。

 

IBMの「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」

 

ところで、IBMでは、「戦略的必須事業(Strategic Imperatives)」と位置づけたソリューションがあります。

 

この、「戦略的必須事業(Strategic Imperatives)」とは、「クラウドサービス」「ビッグデータ解析」「モバイル」「ソーシャルネットワーク」「セキュリティー」の5つのソリューションのことで、IBMは、これらのソリューションを伸ばしていくことを目指しています。

 

IBMの決算データでは、この「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」について一部記載されていますので、紹介します。

 

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今期全体の売上が「22.5B」だったのに対して、戦略的必須事項は、11.1Bとなっており、49.33%を占めています。

また、前年度と比較すると17%の成長となっています。

前期(2017年3Q)が11%の成長だったことに比べると、大きく改善されていますね。

 

そして、クラウド事業は5.5Bとなっており、前年度と比較すると30%の成長となっていることがわかります。

 

このように、強力な競合先ひしめく、ICT業界の中でも、IBMは伸ばすべき分野をしっかりと成長させております。

 

 

IBMの不調はまだまだ続くよ・・・

  

今回の決算では、これまで22期連続で続いていた減収が、ついにストップしました。

 

しかし、戦略的必須事業と、レガシー事業のバランス考えると、必ずしも安心できるわけではありません。

 

2016年度の4Qでも、かなり良い決算を出しましたが、その後の2017年1Q、2Qの決算は、非常に悪いものとなりましたからね。

 

仮に私が、新規でIBMを購入するなら、間違いなく、「今」購入することはありません。

 

レガシー事業が、きちんと最適化され、戦略的必須事業とのバランスが取れ、企業として当たり前のことである「増収増益」が実現できた時に購入しても遅くないと思いますよ。

 

2018年も引き続き、IBMの株価には期待せず、安定した配当金をもらい続けようと思います。

 

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