こんにちは、リョウスケです。
「株式投資」をする上で、将来どのような世の中になるか予測を立てるのは、非常に大事なことです。
現在のように、「スマートフォン」や「ネット通販」が世の中をイノベーションすることを予測し、アップルやAmazonに投資していれば、大きく資産を高めることができたはずですからね。
しかし、このような予測は、非常に難しく、個人ではなかなか実現できるものではありません。
さて、そんな不確定な未来ですが、一つだけ「確定」したものがあります。
それは、人工知能(AI)やブロックチェーン、量子コンピューターなど最先端のテクノロジーで、人の生活を大きくイノベーションする「第四次産業革命」の勃興です。
「第四次産業革命」は、「ハイテク関連企業」が生み出すものなので、これらの企業に投資することで、大きな利益を得ることができるはずです。
しかし、ハイテク関連企業は、競争が激しく、どの企業がシェアを伸ばすか予想するのは非常に難しいです。
そこで、今回は「パワーシェアーズQQQ(以下、QQQと記します)」を紹介したいと思います。
「パワーシェアーズ QQQ」は、NASDAQに上場している100種の有望株に分散投資できるETFです。
そもそも「NASDAQ」とは、新興企業向けの株式市場で、近年は、インターネット、情報技術関連企業がこぞって参入しております。
今やアメリカ経済を牽引していると言っても過言ではない、Facebookや、Amazon、アルファベット(Google)、アップル、Microsoft、NVIDIAも、NASDAQに上場しています。
QQQは、これらのNASDAQ上場企業の中でも、さらに有望株100種で構成されていますので、キャピタルゲインが期待できます。
以下は、QQQの基本情報です。
◆基本情報
名称:パワーシェアーズ QQQ
ティッカー:QQQ
ベンチマーク:NASDAQ 100指数
信託報酬(経費率):0.20%
設定日:1999年3月10日
構成銘柄数:100
直近の配当利回り:0.77%
信託報酬は、「0.20%」となっており、バンガードやブラックロックのETFと比較すると、高く感じますが、これらの企業が安すぎるからであって、十分に許容できる金額です。
また、配当利回りは、かなり低いです。
これは、新興企業を中心とした株式市場であることから、配当金などを出さず、事業の成長に注力している企業が多いからです。
続いて、QQQがどのような銘柄で構成されているか見てみたいと思います。
以下はQQQを構成している銘柄のうち、比率の高い銘柄トップ10の一覧です。
◆組み入れ上位10銘柄
組み入れ企業 | ティッカー | 比率 |
Apple Inc | AAPL | 11.41 |
Microsoft Corp | MSFT | 9.19 |
Amazon.com Inc | AMZN | 9.16 |
Facebook Inc | FB | 5.54 |
Alphabet Inc | GOOG | 4.99 |
Alphabet Inc | GOOGL | 4.26 |
Intel Corp | INTC | 2.83 |
Cisco Systems Inc | CSCO | 2.76 |
Comcast Corp | CMCSA | 2.34 |
NVIDIA Corp | NVDA | 1.89 |
世間を賑わせている有望株ばかりで、個人的には、お金があれば全部欲しい銘柄ですよ。
アップル、Microsoft、Amazon、アルファベットだけで、全体の約4割を占めていますが、これらの企業は、「第四次産業革命」に大きく影響を与える企業の代表格なので、期待できそうです。
続いて、QQQのセクターアロケーションを見たいと思います。
◆セクターアロケーション
60%以上が、「インターネット、情報技術関連分野」の企業となっており、「一般消費財」が22%、「ヘルスケア」が9.6%と続いていきます。
アップル、Microsoft、アルファベット、Facebookなどが、「インターネット、情報技術関連分野」にあたり、Amazonは「一般消費財」になります。
最後に、QQQのパフォーマンスを見てみたいと思います。
以下は、2008年から現在までの、QQQとS&P500指数の騰落率を表したグラフです。
◆パフォーマンス(2008年~現在)
両方とも、2008年のリーマンショックの際には、50%程度の下落が起きておりますが、S&P500指数が、緩やかに上昇しているのに対して、QQQは凄いスピードで上昇しています。
その結果、S&P500指数が85%のパフォーマンスを残したのに対して、QQQは224%というとんでもないパフォーマンスを残しています。
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このようにQQQは、非常に素晴らしいパフォーマンスを残しており、今後、確実に訪れる「第四次産業革命」の恩恵をうけることが予想できます。
ただ、意見が分かれる部分だとは思いますが、リーマンショック以降、大きく株価が上昇し、割高感があるように思えます。
ですので、第四次産業革命が本格的に勃興する前に、下落局面に陥ると、どれほどの損失が出るかわかりません。
現在の「人工知能」への期待がされているのと同様に、かつては「インターネット」が人々の生活をイノベーションするとされ、期待が高まり、株価が上昇しました。
実際、インターネットは、私たちの生活を大きく変えたわけですが、上昇した株価は泡となり、暴落しました。
今の株価がバブルの状態なのか、そうでないのか分かりませんが、リスクがそれなりに高くなっていることだけは忘れてはいけません。
個人的には、「QQQ」を購入候補の一つとして考えてはいますが、暴落と第四次産業革命のどちらが先に起きるのか、非常に不安視しております。
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