こんにちわ、リョウスケです。
私達のような労働者が、効率的な資産形成を行うためには、株式投資をはじめとした資産運用が必須となります。しかし、欧米に比べると、日本人は、株式などのリスク資産への投資には消極的です。
以下は、2017年に日本銀行が発表した欧米と日本の金融資産の構成を表したグラフです。
◆日本、米国、ヨーロッパの金融資産構成グラフ
(引用)日本銀行
上記グラフによると、
日本
「現金・預金」・・・51.5%
「債券・投資信託・株式等」・・・16.8%
米国
「現金・預金」・・・13.4%
「債券・投資信託・株式等」・・・52.4%
ヨーロッパ
「現金・預金」・・・33.2%
「債券・投資信託・株式等」・・・30.6%
となっております。
このように、日本では「現金・預金」の比率が非常に高く、リスク資産の比率が非常に少なくなっております。一方、欧米は、「現金・預金」の比率が低く、リスク資産の比率が高くなっております。
言い方を換えると、会社で働いて得た給料を、そのまま銀行に預けっぱなしになっており、今の銀行に利率を考えると、効率的な資産形成が行えていないことを意味します。
実際、2018年3月に全国銀行協会が発表した内容によると、加盟116行の実質預金残高(総預金から小切手・手形を除く)は、前年同月比3.7%増の722兆9523億円となり、過去最高を更新したそうです。
<プロモーションドリンク>
日本人が、積極的に「株式投資」を行わない理由は、おそらく元本が保証されていない点にあるのだと思います。
実際、日本人の大多数は、バブル崩壊後の日本の「株価」が散々たる結果だったことを、知っています。例え、経済や金融に興味のなかった人でさえです。
1989年に付けた、日経平均の歴代最高値「38,957円」は、2003年には「7,699円」まで下がりました。そして、その後、株価は上昇しましたが、再びリーマンショックを経て、株価は下がり2009年には「7,173円」となっております。
つまり、日本株を、1989年に投資を始めて、20年後の2009年まで保有していると、年間利回り「-4.08%」という驚異的なパフォーマンスを出しているわけです。
こんなのを見てしまうと、いくらネット証券が発達したことで「株式投資」が手軽に行えるようになり、NISAや、つみたてNISAといった税金の掛からない制度があったとしても、「株式投資」をやる気になれないのも分からなくもありません。
わざわざ損をする可能性のある「株式投資」を始めるよりも、例え、利子がほとんど貰えなくても銀行に預ける方が、良いですからね。
そして、バブル期につけた史上最高値を未だに更新できていないですし、そもそもこれからの日本には、債務超過、少子高齢化といった大きな課題が、立ちはだかっていますからね。
でも、本当にこれでいいのでしょうか?
これからの日本の未来が不安なら、より一層今のうちから資産形成をしておくべきではないでしょうか。
そして、「日本」という国に未来がなければ、未来が期待できる「別の国」に投資すればいいだけのことです。
とはいえ、いくら成長が期待できるとは言え、政治体制が不安定で、腐敗が進み、利益が出しにくい新興国に投資するのは非常にリスクが高いです。
ですので、成長が望め、しっかりと利益が出せる環境が整っている国への投資が望ましいですね。例えば世界の覇権国家である「米国」とかね。
ちなみに、日経平均の1989年から2009年までのパフォーマンスは、前述のとおり年間「-4.08%」でしたが、米国のS&P500指数は、ざっくりと計算すると、年間利回り「+6.86%」のパフォーマンスを誇っています。
そして、日本は少子高齢化が進んでいますが、先進国では珍しく、米国は人口増加国でありますので、今後も、内需の恩恵をたっぷりと受けることができます。
もちろん、「米国」が好きではないとか、今後の成長性が期待できない、という方もいると思いますが、それなら、世界中の上場企業に分散投資できる「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」に投資するという手段もあります。
ただ、「VT」を購入するには、円をドルに変えなきゃいけないので、それがめんどくさいという方は、円のまま購入できる「楽天VT」に投資するという手段もあります。
このように、今は、昔と違って、海外株も簡単に購入することができますので、これまでの日本市場の散々たる結果を見て、「株式投資って儲からないんだ。」と思わないでください。
これからも将来が期待できる国に投資すれば、「株式投資」で資産を増やすことは、十分に可能です。
これから訪れる悲惨な日本社会に流されることなく、リッチな生活を送るためには、「株式投資」を早い段階からやっておいたほうがいいですよ。
リスクを恐れた結果、経済的不幸になってしまっては、元も子もないですからね。
▼大変申し訳ございませんが「ポチッ」と応援していただけると嬉しいです。