こんにちわ、リョウスケです。
今回は、フードチェーン世界最大手の「マクドナルド(MCD)」の2018年度第1・四半期決算を考察してみたいと思います。
結論から言いますと、そこそこ良い決算となりました。
以下は、今回発表された決算データです。
今期の売上高は、51億3890万ドルとなり、アナリスト予想の49億7000万ドルを上回る結果となりました。
ただ、前年度と比較すると、-9%の減収となっております。
続いて、「営業利益」を見ますと、21億4310万ドルとなり、前年度比で5%の増益となっております。
そして、「純利益」をみますと、13億7540万ドルとなり、前年度比で+13%の増益となっております。
また、特別項目を除いた「1株利益」は、1.79ドルとなり、アナリスト予想の1.59ドルを上回りました。
現在のマクドナルドは、経営改善を進めており、店舗の再フランチャイズ化や、技術投資、店舗改装の他、値段の高いグルメメニューの拡充や、手頃な価格のバリューメニューの刷新を行ってきました。
今回も、米国での新たな「ドルメニュー」や、朝食割引販売が売り上げに貢献した他、クオータパウンダーやビッグマックなど主力メニューの売上も好調でした。
また、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英で構成される国際リード市場の既存店売上が非常に好調で、7.8%増加しました。そして既存店全体の売上高は5.5%増加し、アナリスト予想の3.9%を大幅に超えました。
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今回は、「減収増益」という結果になりましたが、アナリスト予想を超える決算となりました。
マクドナルドは、減収がずっと続いておりますが、これは、店舗の再フランチャイズ化を進めていたからです。なぜ、フランチャイズ化を進めるかというと、その方が圧倒的に利益率が高いからです。
実際、ここ最近の決算は、減収ながらも、利益率は改善しており、功を奏しているように見えますね。
マクドナルドは、世界で最も有名な企業といっても良いくらい、ブランド力は巨大ですので、安定した収益を上げることができる企業です。そして、今後、世界的に人口が拡大していく中で、その恩恵を受けることが予想されます。
そういった意味でも、まだ成長の余地は大きいと思います。
しかも、連続増配年数が41年の「配当貴族」で、インカムゲインまで安定して貰えますので、キャピタルゲインとインカムゲインの両方の獲得を目指せる点も魅力ですね。
ちなみに、マクドナルドは、不況時にも強さを発揮する銘柄です。
リーマンショックの際は、「S&P500指数」が50%以上下がりましたが、この「マクドナルド」は、全体的な下げ相場の中、上昇し続けました。
ここ最近の株価は少し冴えませんが、配当を貰いながら、ゆっくりと株価が上昇することを待つことができます。
「果報は寝て待て。」
これができる数少ない企業だと思いますよ。
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