こんにちわ、リョウスケです。
2017年の株式市場は、非常にパフォーマンスが良く、多くの投資家の方が利益を出すことができたかと思います。
2018年に入ってからは、最初の数週間こそ、市場平均が6%近く上昇するなど、素晴らしいパフォーマンスが残せましたが、1月末に長期金利の利回りが上昇することがきっかけとなり、一時は高値から-10%程度下落するほど、株価は低迷しました。
その後、貿易戦争の懸念が高まったり、長期金利の利回りが再び上昇するといった悪材料が出たことや、2018年1月~3月期の決算が、概ね好決算が続く、といった好材料など、様々な材料が出ておりますが、株価は低迷したままです。
いや、むしろ、様々な懸念材料が出ていますが、まだ先行きへの期待感から、踏みとどまっているというべきなのか、ちょっと判別がつきにくい状況となっていますね。
いずれにせよ、現在の市場平均(S&P500指数)は、年初来で、-3.1%となっておりますし、1月中旬の高値と比較すると、まだ-10%近く下落したままです。
◆年初来のS&P500指数のチャート
しかも、直近では決算発表があり、アナリスト予想を上回る決算が数多く見られたにもかかわらず、株価は横ばいのままになっていますからね。
このままピークアウトして、本格的な調整局面に入ることを懸念している方も多いのではないでしょうか。
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今は、まだ、2017年に成立した税制改革の影響によって、まだ企業は利益を出しやすい環境になりますが、言い換えると、少し先の未来では、それ以上の利益が出しにくくなってしまうとも言えます。
将来の市場がどうなるのか、なんて、経済評論家でも、アナリストでもない私には、絶対に当たる未来予想なんてできませんが、近い将来、本格的な調整局面が訪れることは、十分にありえると思っています。
いや、間違いなく「いつか」は、調整局面が訪れますからね。
調整局面が訪れると、株価の下落とともに、自分自身の資産価値が下がりますし、様々な悪材料が出てくるので、投資メンタルに大きな負荷がかかります。
しかも、終わりの見えない下落というのは、本当に辛くて、追加の投資がためらわれてしまいます。
しかし、そんな調整局面が訪れても、このことだけは忘れてはいけません。
「調整局面は資産を増やすチャンス!」であることを。
これまでも、株式市場には大きな調整局面・・・というよりも、暴落局面が数多く訪れました。
大昔には、「世界恐慌」がありましたが、この時の市場平均は、90%近く下落しました。直近では、「ドット・コム・バブルの崩壊」や「リーマンショック」などが起こりましたが、この時は、どちらも50%前後株価が下落しています。
資産の半分以上が、なくなるという恐怖は、想像を絶しますよ。
ただ、そんな暴落を乗り越えて、米国の株式市場は成長を続けております。
そして、こういった「ドット・コム・バブルの崩壊」や「リーマンショック」が起こった後、積立投資をし続けたケースと、暴落が起こらずに積立投資をしたケースを比較すると、資産形成に大きな「差」があります。
当たり前ですよね、株価が大きく下落した時に仕込めることと、暴落前よりも株価が高くなっているわけですから。
実際、現在、株式投資で資産を貯めている方は、リーマンショックなどの相場で、たくさんの資金を仕込んだ人が多いと思います。
実は、私もその部類に入ります。
暴落相場では、投資している企業が倒産したり、上場廃止したり、たくさんのマイナス要素がありましたが、それでも、資産を大きく拡大できたわけです。
それだけ、暴落局面の際に、資金を投入するというのは、資産を拡大するチャンスが大きいというわけです。
ただ、注意しなければいけないのは、こういう暴落局面で投資するのは、将来的に、投資する国、企業が、経済的に拡大することを信じれる人に限られます。
そういう意識を持っている人でないと、減り続ける資産にメンタルが持ちませんからね。
資産形成の効率は大きく下がるかもしれませんが、2017年のような猿でも勝てる相場でのみ、投資を行うのも一つの手法だと思いますよ。
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