こんにちわ、リョウスケです。
私は、職業柄色んな会社の人と話をする機会があるのですが、この時期によく話題になるのは、「新人、会社を辞める。」という話です。
6月くらいになると新人が会社を辞めたという話をちらほら聞き始め、1年くらい経つと、どこの会社でも一人くらい会社を辞めているように思えますね。
ちなみに、以下は、厚生労働省が発表した新卒(大学卒)の離職率をグラフにしたものです。
◆新卒の離職率(大学卒)
このグラフを見ると、3年以内に3割前後の人が離職しているようですね。
これは、大学卒の離職率なのですが、高卒、中卒になると、さらに離職率は上昇していきます。高卒で4割、中卒だと7割近くが、3年以内に辞めているという計算になるようです。
私の働いている会社でも、新卒社員は採っているのですが、私の所属しているグループは、基本的には即戦力を求めておりますので、新卒の子はいません。
まあ、即戦力を求めているというよりも、「教育」には膨大な時間と、コストがかかりますし、今は終身雇用制という考え方が古くなり、前述のとおり会社をすぐに辞めてしまう人がいるので、膨大な時間とコストを掛ける必要のある新卒社員を採るメリットを感じない、というのが本音ですね。
こうして文字にすると、「労働者」の目線では、少し薄情かもしれませんが、「会社」側の目線で見ると、「利益」を出すことが絶対的なミッションとなるわけですので、「時間」と「資金」を投資した新卒社員が退職するというリスクは避けたいわけです。
投資家だって、たくさんの資金を投資していたのに、「倒産」したら嫌でしょう。
それと同じです。
ですので、少なくとも、「教育」の手間が少ない、中途採用の方が有り難かったりします。
こんなこと書くとまた怒られてしまいますが、そもそも最近はわざわざ大学まで行く必要性って、あるのかなって思いますけどね。
大した技術を身に付けているわけでもないし、海外の学生に比べて、意欲も低いし、高いお金にが無駄になっているような気がします。日本の低迷は、こういう所が根底にあるように思えます。
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ところで、私は、今の会社で働き始めて15年以上になります。
この間、色んな経験をしてきたわけで、このブログで何度も書いていますが、最初は上司や先輩に怒られまくって、毎日会社に行くのが嫌だったんですよ。
朝起きて、会社に向かうのも嫌だったし、土日休みの日も、既に土曜日の時点で、週明けの仕事のことを考えて、気分が暗くなっていたほどです。
何度も「退職」という文字が、頭の中にありましたが、それでも、辞めずに続けてきたわけですが、「今」心の底から思うのは、「辞めなくて良かった。」って思いますね。
もし、この時に会社を辞めていたら、おそらく会社を転々とすることになっていたと思います。
別に、日本のような世界的に恵まれている国で生活しているなら、転職を繰り返しても、生活することはできると思うんですけど、給料は上がらないし、人間関係を作ることもできないし、本人は気づいてないうちに、幸福度の落ちる人生をおくる羽目になっていると思いますね。
特に、給料がいつまでたっても上がらないのは痛いですよ。
これから、少子高齢化や債務超過が国家を揺るがすような大きな問題となる中、給料も下がるし、社会保障制度の維持が困難になっていくことが予想できますので、個人単位でも、資産形成は必須なわけです。
そして、資産を形成するための最も大きな土台となるのは、本業の収入ですからね。
それが、少ないままだと、思うような資産形成は行えません。
私の周りでもいるのですが、転職を繰り返している友人は、私と同世代(40代)なのに、月額の給料手取り10万円代前半とかですよ。
もっと言えば、パートナー企業で働いている京大卒の方も転職を繰り返したそうなのですが、この方も私と同世代で、20万円代前半ですからね。
そして、言い方悪いけど、こういう人達は自己責任に他ならないです。
世の中が悪いわけでも、企業が悪いわけでも、経営者が悪いわけでも、国が悪いわけでもない。
己が悪いってことです。
今の世の中、「嫌なことがあったら逃げてもいい」っていう風潮があって、その結果がこのザマってわけです。
よく著名人達が、「嫌なことがあったら逃げてもいいんだよ。」とか言っていますが、こういう人達は、その後の人生に、責任なんてもってくれないからね。
もちろん、心身ともにどうしてもやばい時は、逃げればいいと思うけど、簡単に逃げる癖をつけることだけは、絶対にしてはいけないと思いますね。
そして、これからは、国も企業も個人も余裕が無くなってくるので、今以上に「自己責任」という言葉が付きまとってくると思いますよ。
新卒の若い子達も、今苦しいかもしれないけど、頑張って欲しいです。
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