こんにちわ、リョウスケです。
投資家が「株式投資」をする根本的な理由は「資産を増やしたい」というものだと考えると、「安く買って、高く売る」という行動を取らなくてはいけません。
まあ、これは、「株式」だけでなく、あらゆる商売の基本となるものですが、「株式」は、日々刻々と銘柄(商品・サービス)の価値が変わっていくことを考えると、よりシビアに考える必要があります。
しかし、経済や金融の勉強をして、徹底的に銘柄分析をした上で、投資する銘柄を選択したとしても、絶対に儲けることができる、というわけではありません。
これは、プロのファンドマネージャーが選りすぐって作ったポートフォリオですら、5年後の市場平均に勝っているのは、1割程度だということから考えても明らかです。
つまり、個人投資家が株式投資をする上での「最適解」は、インデックス投資をすることになるわけです。
世の中には、なぜか自分自身の投資法に絶対的な自信を持っている人がおり、「俺(私)は特別だ!市場平均を超える運用ができるぜ。」という人も少なくありません。
まあ、ある程度「自信」がなければ、自分の大事なお金を「投資」になんて回せないですからね。無理からぬことだと思います。
ただ、「市場平均を超える」や「手っ取り早くお金持ちになる」ということを意識しすぎて、自分自身のリスク許容範囲を超えるような運用をすると、株価が予想外の値動きをした際に、精神負荷が大きくなりすぎて、狼狽売りなどの愚かな行為を取ってしまいかねません。
例えば、「分散投資では安全だがリッチにはなれない。」と考えて、自信のある銘柄に集中投資してしまうと、ハイリスクハイリターン目指すような形になります。
もちろん、リスク許容範囲の広い方や、投資経験の長い方には、最適な方法かもしれませんけどね。多くの個人投資家には難しいと思います。
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「負けない投資」を心掛けて、インデックス投資をしている人や、適切に「分散投資」をしている人の方が、順調に資産を最大化できると思いますよ。
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ところで、株式投資の基本は、「分散投資」になりますが、不適切な形に「分散」していると、あまり意味がなくなってしまいます。
例えば、同じ「セクター」の銘柄を複数保有してしまうとかね。
あと、経済には、拡大期→成熟期→後退期→停滞期という波があります。
そして、これらの局面毎に、投資効果の高い「セクター」があるんですよ。
これを「セクターローテーション」というのですが、景気動向と金利環境にって、人気セクターが変動していきます。
以下は、景気動向と金利環境毎の人気が出る傾向の高いセクターを表にしたものです。
金利が低い(インフレ) | 金利が高い(デフレ) | |
景気が低い |
通信株 ヘルスケア株 消費安定株 公共株 |
エネルギー株
|
景気が高い |
金融株 ハイテク株 |
消費循環株 工業株 素材株 |
景気の波で言うと、左下が拡大期、右下が成熟期、右上が後退期、左上が停滞期ということになります。反時計回りに推移していると思ってください。
何が言いたいかというと、業種を分散することが非常に大事なことです。
せっかく、分散投資をしているのに、ポートフォリオの銘柄が、同じような値動きをしていると、「分散」の意味はないですからね。
実際、最近でしたら、ディフェンシブ銘柄をポートフォリオに組み込んで、大惨事を経験した人も多いと思います。また、ハイテク銘柄に分散しているとは言え、これらもよく似た値動きをしているので、注意したほうがいいのかもしれません。
もし、リスクを下げて、負けない投資を心掛けるなら、セクターローテーションの考え方を覚えておいた方が良いと思いますよ。
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