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元ITの巨人「IBM」の2018年2Q決算を考察!IBMの完全復活はまだ先だがそろそろ仕込み時?

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こんにちわ、リョウスケです。

 

今回は、かつてIT界の巨人とも言われた世界最大手のICT企業「IBM」の2018年度第2・四半期決算の考察をしてみたいと思います。

 

IBMの2018年度2Q決算を分析してみた

 

まず、結論から言いますと、今回の決算は良かったです。

 

IBMの2018年度2Qの売上高は、200億300万ドルとなり、前年度と比較すると、+3.7%増収となりました。

アナリスト予想は、198億5000万ドルだったので、予想を上回っています。

 

また、純利益は、24億400万ドルとなり、前年度と比較して+3.08%の増益となりましたが、 特別項目除く1株利益は、3.08ドルで、予想の3.04ドルを上回りました。

 

というわけで、IBMの2018年度2Q決算は増収増益となり、アナリスト予想を上回る結果となりました。

 

続いて、売上の内訳を事業ごとに見てみたいと思います。

以下は、今回発表された決算データです。

 

◆IBMの事業ごとの売上の内訳

  2018年2Q 2017年2Q 増減
Cognitive Solutions $4,580 $4,559 0.46%
Global Business Services $4,192 $4,097 2.32%
Technology Services & Cloud Platforms $8,615 $8,406 2.49%
Systems $2,177 $1,747 24.61%
Global Financing $394 $415 -5.06%
Other $45 $65 -30.77%
TOTAL REVENUE $20,003 $19,289 3.70%

 

IBMは、大きく分けて5つの事業で構成されています。

 

「Cognitive Solutions部門」の売上は、今年度45億8000万ドルとなっており、前年度比+0.46%の増収となりました。

 

「Global Business Services部門」の売上は、今年度41億9200万ドルとなっており、前年度比+2.32%の増収となりました。

 

「Technology Services and Cloud Platforms部門」の売上は、今年度86億1500万ドルとなっており、前年度比+2.49%の増収となりました。

 

「Systems部門」の売上は、今年度21億7700万ドルとなっており、前年度比+24.61%の増収となりました。

 

「Global Financing部門」の売上は、今年度3億9400万ドルとなっており、前年度比-5.06%の減収となりました。

 

この中で気になるのは、「Cognitive Solutions部門」「Technology Services & Cloud Platforms」と「Systems部門」の売り上げです。

 

IBMが、社を挙げて推している「Cognitive Solutions」部門の売り上げが増収となっていいますが、成長が小さいのが気になりますね。ただ「Technology Services & Cloud Platforms」も少しずつ成長しているのは嬉しいですね。

 

また、「Systems」部門も、前々期、前期に引き続き増収となっています。

 

IBMは、長い間減収が続いていたのですが、これはレガシー事業である「Systems」部門の収益が非常に悪かったことも原因の一つでした。

 

ところが直近の三期は、増収を達成しているんで、このあたりをどう捉えるかですね。一時的なものなのか、それとも永続的に期待していいものなのか。

 

人工知能や、クラウド、セキュリティなど、今後期待できる事業を成長させ、衰退が見込まれる事業を最適化していった先に、「IT界の巨人」の復活があると思います。それがいつになるのか、ちょっと分からないですね。

 

また、事業ごとの売上利益率は以下のとおりです。

 

◆事業ごとの売上利益率

  2018年2Q 2017年2Q
Cognitive Solutions 77.7% 79.0%
Global Business Services 25.9% 24.7%
Technology Services & Cloud Platforms 39.4% 40.4%
Systems 50.6% 52.7%
Global Financing 26.6% 30.8%
TOTAL GROSS PROFIT MARGIN 46.0% 46.5%

 

全体的に見ると、利益率は、少しずつ落ち込んできているんですよね。

 

「Cognitive Solutions」がとんでもない利益率を誇っていますが、それでも、少しずつ低減しております。

 

IBMは、競争の激しいハイテク分野で、シェア争いをしているので、を獲得するためには、利益率が下がっていく傾向があります。

 

ジェレミー・シーゲル教授著「株式投資の未来」では、ハイテク企業の「成長の罠」について書いておりますが、競争激化に伴う利益率の低下によって、思ったほど利益が上がらない、というのは上記の数値でも如実に出ているように思えます。

 

IBMの「戦略的必須事業(Strategic Imperatives)」の売上を見よう

 

ところで、IBMでは、「戦略的必須事業(Strategic Imperatives)」と位置づけたソリューションがあります。

 

この、「戦略的必須事業(Strategic Imperatives)」とは、「クラウドサービス」「ビッグデータ解析」「モバイル」「ソーシャルネットワーク」「セキュリティー」の5つのソリューションのことで、IBMは、これらのソリューションを伸ばしていくことを目指しています。

 

この「戦略的必須事業(Strategic Imperatives)」の売上は以下のとおりとなっています。

 

◆IBMの戦略的必須分野の売上(2018年度2Q)

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今期全体の売上が「20.0B」だったのに対して、戦略的必須事業は、10.1Bとなっており、50.05%を占めています。

また、前年度と比較すると+13%の成長となっています。

 

そして、クラウド事業は4.7Bとなっており、前年度と比較すると+18%の成長となっていることがわかります。

 

このように、強力な競合先ひしめく、ICT業界の中でも、IBMは伸ばすべき分野をしっかりと成長させております。

 

戦略的必須事業の内訳は以下のとおりです。

 

◆戦略的必須事業の内訳

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ソーシャル以外、全てのセグメントで増収となっていますね。

特に、クラウドとセキュリティの分野の成長は素晴らしいです。

 

クラウドは、Amazon、マイクロソフトという強力なライバルがいる中で、売り上げを伸ばしている点に、IBMの底力を感じます。

 

セキュリティに関しては、個人情報の流出などが起こると企業の事業継続の根底にも関わる部分なので、各企業が力を入れていますからね。今後も伸びる分野だと思いますよ。

 

IBMの復活はまだ先だがそろそろ仕込み始めても良い?

 

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今回の決算では、増収減益となり、売上、利益ともに、アナリストの予想を上回ることができました。

 

でも、戦略的必須事業とレガシー事業とのバランスを考えると、正直言って、まだまだ復活というのには、程遠いように思っています。

 

特に、三期連続でレガシー事業である「Systems」部門の売り上げが良かったのが、いろんな意味で気になりますね。個人的には、ボーナス特需と捉えています。

 

まあ、戦略的必須事業の売上が、2桁以上の割合で成長してきていますし、少しずつ新規成長事業とレガシー事業のバランスが取れ始めているように感じますね。

 

今回も、利益率の高いクラウド事業とセキュリティ事業の売上が大きく伸びていますし、アマゾンやマイクロソフトと競合している中、検討していますよ。

 

それにしても、この「IBM」長い間低迷していますが、さすがに割安に放置されていませんか?

簡易的なバリューえーションを見ても、PERが「12倍」、配当利回りが4.37%となってますからね。

割高に推移しているハイテク企業の中では異端ですよ。というか、いくらなんでも売られ過ぎのように思えます。

 

株式投資の基本は、「安く買って高く売ること」ですからね。IBMの復活はまだ先かもしれませんが、そろそろ仕込み始めても良いような気がします。

 

しばらくは、高い利回りで「配当金」をもらい、復活した際には、莫大なキャピタルゲインを手にしたいですね。

 

シーゲル流投資に当てはまる銘柄だと思います。

 

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