こんにちわ、リョウスケです。
資産運用である程度の資産を構築することができると、リスクを下げて、安全性の高い資産への投資を検討する人も多いかと思います。
安全性の高い資産というと、「債券」や「ゴールド(金)」がメジャーなものとなりますが、中でも「ゴールド(金)」はテロや戦争の緊張が高まった時や、景気停滞の際には、大きく変われる傾向があり、ポートフォリオに加えておくと、資産の推移をマイルドにすることができます。
そこで、今回は、ステートストリートの「SPDR・ゴールド・シェア 」を紹介したいと思います。
<sponsored link>
このETFは、東証1部とニューヨーク株式市場に上場していますので、日本人は、日本の市場で購入することができますが、実は、「金(ゴールド)」の取引というのは、世界の基軸通貨である「ドル」で取引されているので、為替の影響を大きく受けることになります。
また、「株式」や「債券」と異なり、「配当金」や「分配金」などはありません。
言い換えると、インカムゲインではなく、キャピタルゲインが全ての利益となるわけです。
ですので、「円」で資産を作っている人にとっては、通貨差益とゴールド(金)そのもののキャピタルゲインで、利益を目指す形になります。
以下は、「SPDR・ゴールド・シェア 」の基本情報です。
名称 | SPDR・ゴールド・シェア |
ティッカー | GLD 、1326 |
経費率 | 0.40% |
配当利回り | 0.00% |
配当スケジュール | なし |
設定日 | 2004/11/18 |
経費率は、「0.40%」となり、比較的高い数値になっています。
以下は、設定来のチャートです。
◆GLDと市場平均の騰落率推移(2004年11月~現在)
リーマンショックの起きた2008年9月以降、すごい勢いで上昇しております。
<sponsored link>
これは、金融危機で、資金が安全性の高い「ゴールド(金)」に移ったからですね。
その後、2011年まで上がり続け、その後2014年まで下がっております。そして、ここ数年は、ボックス相場になっており、ほとんど値が動いておりません。
そして、少し驚いたのが、設定来で見ると市場平均(S&P500指数)よりもパフォーマンスが良いことです。
2004年11月から現在までのパフォーマンスは市場平均が「+136.95%」だったのに対して、GLDは「+158.52%」でした。2011年以降、ボックス相場でほとんど値が動いていないことを考えると、リーマンショック以降の上昇がとんでもないものだったことがお分かりいただけると思います。
まあ、あくまで個人的な考察ですが、インカムゲインも無いですし、今投資してもキャピタルゲインを見込めないので、長期的な投資には不向きなのかな、って思いますね。
ただ、今後、金融危機などの景気停滞時期や、本格的な地政学的リスクが高まった際には、有効な投資先だと思います。数年後には、リセッションが起こる可能性があるので、それまでに仕込んでおくと、利益が出せるかもしれませんね。
いずれにせよ、金融危機などの際には、とんでもなく資金が集まることだけは、覚えておいたほうが良いかもしれませんね。
▼大変申し訳ございませんが「ポチッ」と応援していただけると嬉しいです。
<プロモーションドリンク>