リョウスケが米国株で億万長者を目指す

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次世代技術の雄「エヌビディア」の暴落から学ぶことは多い・・・

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こんにちわ、リョウスケです。

 

今回は、コンピュータのグラフィックス処理や演算処理を高速に処理できる「GPU」の開発・販売をしている半導体世界最大手の「NVIDIA(エヌビディア)」が2019年度第4・四半期決算(2018年11月~1月期)を発表しましたので、考察してみたいと思います。

 

エヌビディア(NVIDIA)の2019年度4Q決算を分析

 

 結論から申し上げると、今回の決算は非常に悪かったです。

 

以下は、今回発表された決算データの一部を抜粋したものです。

 

◆NVIDIA 2019年4Q決算データ

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「売上」は「22億500万ドル」となっており、前年度と比べると「22%」の減収となっています。エヌビディアは、今期の売上予想を22億に下方修正していましたが、少しだけ上回りました。

 

「グロースマージン」は、今期「56%」となっており、前年度の「62.1%」から、大幅に悪化しています。

 

そして「当期純利益」を見てみますと、「4億9600万ドル」となっており、前年度と比べると「54%」の減益となっています。

 

また、「EPS」は「0.80ドル」となっており、アナリスト予想の「0.75ドル」を上回っております。

 

この日、同じく発表された20年度の売上高は横ばいから微減となると予想しています。

アナリスト予想平均では7%の減収が見込まれていた事を考えると、予想を上回るものと考えて良いですね。

また、2~4月期(第1四半期)の売上高が20%減少する見通しも示しており、年後半に大きく弾みがつくとの期待を示唆しています。

 

このように、今回の決算では、「減収減益」となりましたが、予想されていたほどの悪い決算ではなかったことと、来年度の通期予想が予想を上回っていたことで、決算直後の株価は上昇しました。

  

エヌビディア(NVIDIA)の売上内訳

 

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それでは、次に、「売上」の内訳を見てみたいと思います。

 

以下は、今回の決算で発表された売り上げを「プラットフォーム」毎に分類したものです。

 

◆プラットフォーム毎売上 

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エヌビディアの半導体は、「ゲーム用途」で製品を利用することが多いようですね。全体の43.26%を占めております。

 

今期の「ゲーム用途」での売上は、9億5400万ドルとなっており、「46%」の減収となりました。

 

ちなみに、ゲーム用途のグラフィックスチップは仮想通貨にも使われているのですが、この需要が大幅に落ち込んでいます。

 

 

続いて「データセンター」を見てみます。

今期の売上は、6億7900万ドルで、前年度比「12%」の増収となり、エヌビディアの成長を支えています。ただ、これまでは40%を超える成長が続いていたので、明らかに成長が鈍化していますね。

 

このように、これまでエヌビディアの成長を支えていたゲーム事業とデータセンター事業が大きく売上を下げていることが分かります。

    

エヌビディアの暴落で学ぶこと

 

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今期の決算は、減収減益となりましたが、予想よりも悪い決算ではなかったですね。まあ、悪い決算には変わりありませんが、来年度に少し期待できる決算にはなれたかと思います。

 

エヌビディアは先月、ゲームとデータセンター分野での受注不振を背景に2018年11月ー19年1月(第4四半期)の業績が同社目標に届かないと発表し、投資家たちをがガッカリさせました。

 

ただでさえ、エヌビディアの株価は高値と比較すると40%近く下げていたので、泣きっ面に蜂とはこのことですよね。

 

エヌビディアのような、将来が期待されて株価が上昇する「グロース株」は、成長が鈍化してしまうと、大きく下げてしまうので注意が必要ですが、成長が鈍化するどころか、減収減益なんて事態になってしまっては、投資家もし金を引き上げてしまいますよね。

 

実は私も、この「エヌビディア」を少し前までは保有していたのですが、前回の決算の前にこれ以上の成長は期待できないと考え、売却していたので、エヌビディアの暴落に巻き込まれなくて済みました。

 

グロース株は、上手くやれば市場平均を上回る利益を手にすることがありますが、常に情報をチェックしておかなければ暴落に巻き込まれるケースがあることを忘れてはいけません。

 

エヌビディアに投資して、大きく資金を失った人は、これを勉強代と考えて、次回からの投資に生かすことができるか、特に何も学ばず永遠に「なんとなく投資」をするかで、今後の投資人生が変わってくると思いますよ。 

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