こんにちわ、リョウスケです。
人は必ず何かを食べなくてはいけません。
最近は飽食の時代と言われており、日本国内の食材だけでなく、世界中から日本に様々な食材が集まってきています。
国産の食材は人件費や手間の面から高いことが多く、一方輸入した食材は安く提供されていることも多いですよね。私は、日本の農業や畜産業を応援したいので国産の食材を購入しておりますが、経済的に厳しい人は、海外の安い食材を購入している人も多いかと思います。
某格安スーパーなんかに行くと、牛肉や鶏肉が信じられないような安さで販売されていることがありますので、生活が厳しい人にはかなりありがたいと思います。
ところで、皆様は、「食料自給率」って言葉をご存知ですか?
これは、国内で消費される食料のうち、どの程度が 国内産でまかなわれているかを表す指標なのですが、以下が、農林水産省が発表した「食料自給率」を表すグラフです。
このグラフを見ると、50年以上に渡って緩やかに自給率が低下して言っていることが分かります。
これまでは、日本の主食といえば「コメ」で自給率も高かったのですが、パンや麺の対応により消費量が減っていきました。
また、牛や豚、鳥などの畜産業の需要が高まってきたため、海外に依存している飼料や原料の消費量が増えてきた事などによって、食料自給率が長期的に減少傾向にあります。
ちなみに、日本の食料自給率(カロリーベース)は、「38%」と言われてますが、外国と比較すると、
アメリカ・・・・130%
カナダ・・・・・264%
イギリス・・・・・・63%
となっており、日本の食料自給率は、先進国中でも最悪です。
食料自給率が低いということは、食料を海外に依存しているということになります。実際、スーパーなどに行くと海外産の食材が多いですよね。
これは前述したとおり、価格が安くてありがたい反面、戦争等の有事があった際には、輸入がストップしてしまい、最悪の場合、食べるものがなくなってしまうというわけです。
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ところで、人々は競争しながら生活をしていますが、もっと広い範囲で考えると国と国は常に競争をしています。その競争に打ち勝つために、それぞれの国は様々なものを武器としています。
例えば、最もわかりやすいのが「軍事力」ですよね。この力があれば、最悪戦争になっても勝利することができますし、相手を恫喝したり、抑止にもつながりますからね。
あと、人が生活をするためには石油やガスなどの「エネルギー」が必ず必要なので、こういったものを重視しています。
あと、最近は「情報・テクノロジー」も将来の国々のバランスが変わる可能性があるくらい、重要なものです。まさに、今中国とアメリカが派遣を取ろうとしているのはこの分野ですからね。
このように国は様々なものを対国の武器として活用しているわけですが、アメリカやEUなどの諸外国は、「食料」も武器の一つだと考えているそうです。
私たちの住んでいる日本には、様々な食材が集まっているので、あまり危機感がないかもしれませんが、世界的に見ると「食糧不足」は既に始まっていて、一日に数万人がなくなってます。
日本をはじめとした先進国では少子高齢化によって人口が減っている国が多いですが、発展途上国の国々では人口が爆発的に増えており、地球の総人口も今後増えていきます。
そんな中、人が増えているにも関わらず、食料そのものは増えていないので、発展途上国を中心に、食糧不足が始まっているというわけです。
そして、このまま人口が増えて、食糧生産量が追いつかなくなったら、最悪の場合、食料の奪い合いになる可能性だってあると思います。
そうすると、それぞれの国はよその国に輸出する余裕もなくなりますので、食料を他国に頼っている我が国は非常にやばい状況になります。
いくら個人単位でお金を持っていても、「物」そのものが入ってこなくなっては何の意味もないですからね。
子供の頃に読んだ「北斗の拳」という漫画で、お金をばら撒いて、
「この時代に、こんなものはケツを拭く紙にもならないぜ!」
と言うセリフがありましたが、そんな時代が本当にくるんじゃないかと、少し不安です。
これを機会に、「食料」というものを真剣に考えてみる必要があるかもしれませんね。
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