こんにちわ、リョウスケです。
この世の中には様々なビジネスがありますが、どのようなビジネスであっても、販売価格(提供価格)が原価よりも安くなってしまってはいけません。当たり前のことですが、これを実現できなければ「赤字」になってしまうので、売れば売るほど赤字の幅が広がってしまいますからね。
そして、「株式投資」でも同じことが言えます。
これも当たり前ですが、「株式投資」の基本は「安く買って高く売る」ということが基本になっております。
ただ、これは「言うは易し」であって、購入した株式が明日や明後日、1ヶ月後のような短期スパンで上昇しているかなんて、金融や経済を勉強したプロであっても予測するのは難しいんですよ。
ですので、歴史を振り返れば景気低迷、回復、拡大が数年単位で繰り返して、長期的には株価が上昇していることを考えると、株式を長期で保有し、様々な銘柄に分散投資すれば、トータルで見ると資産が高まっている可能性は高いです。
当然、この方法では速攻でお金持ちになることはできず、ゆっくりと資産が高まっていくことになるので、個人投資家の中で実際に実現できている人は少なく、損失を出している投資家の方が圧倒的に多いんですよね。
例えば、「分散投資では安全だがリッチにはなれない。」と考えて、自信のある銘柄に集中投資してしまうと、ハイリスクハイリターン目指すような形になります。
当然、これが市場の流れや時代の動きに、ピシッと当てはまれば大きな利益を出すことができますが、上手くいかなければ大きな損失を出すことになるので、素人の個人投資家にはハードルが高いと思います。
はっきり言い切りますが、株式投資をやって短期でお金持ちになれた人は、9割が「運」です。
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そんなことよりも「負けない投資」を心掛けて、優良銘柄に幅広く分散投資が行える「インデックス投資」をしている人や、個別銘柄であっても適切に「分散投資」をしている人の方が、順調に資産を最大化できると思いますよ。
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ところで「分散投資をしている。」というと、リスクを分散出来ているというイメージがありますが、適切な「分散」をしていなければあまり意味はありません。
例えば、同じ「セクター」に集中して投資しているとかね。個人投資家の中には配当利回りの高い「たばこ」銘柄や「石油」銘柄を多数持っている人がいますが、これは「配当を安定してもらえる。」という目線では有効だと思いますが、「分散してリスクを減らす」という目線では有効ではありません。
では、どういった形で分散するのが良いのかというと、「セクターローテーション」を意識した分散投資を心掛けるのが良いかと思います。
経済には、拡大期→成熟期→後退期→停滞期という大きな流れがあり、これらの局面毎に、投資効果の高い「セクター」があるんですよ。
これを「セクターローテーション」というのですが、景気動向と金利環境によって、株価の影響が出やすいセクターがあります。
以下は、景気動向と金利環境毎の人気が出る傾向の高いセクターを表にしたものです。
金利が低い(インフレ) | 金利が高い(デフレ) | |
景気が低い |
通信株 ヘルスケア株 消費安定株 公共株 |
エネルギー株
|
景気が高い |
金融株 ハイテク株 |
消費循環株 工業株 素材株 |
景気の波で言うと、左下が拡大期、右下が成熟期、右上が後退期、左上が停滞期ということになります。反時計回りに推移していると思ってください。
このような金利と景気動向によって、影響が出やすいセクターが分かれてきますので、九通していないセクターで分けて分散投資すると、リスクを抑えることが出来るというわけです。
もし、リスクを下げて、負けない投資を心掛けるなら、セクターローテーションの考え方を覚えておいた方が良いと思いますよ。
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