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アマゾンの2019年1Q決算を考察!今アマゾンに投資できない理由とは・・・

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 こんにちわ、リョウスケです。

 

現代の世の中は私が子供の頃に比べると格段に生活がしやすくなっています。これは様々な技術革新が起こり様々なサービスが誕生したおかげでしょう。

 

特に私たちの生活を一変させたのは「インターネット」の発達によるもので、パソコンやスマートフォンを一つで様々な情報を取得したり発信することができるようになったのは大きいと思います。

 

また「ネット通販」や「動画配信サービス」の登場は、多くの企業やサービスを破壊することになってしまいましたが、それでも私たちの生活をより便利にさせてくれた物の一つと言えます。

 

今回は世界最大手のインターネットサービスを展開している「Amazon(AMZN)」の2019年度第1・四半期(1月~3月期)の決算を考察してみたいと思います。

 

アマゾンの2019年1Q決算の概要

 

結論から申し上げますと、今回の決算そのものは普通でした。

 

2019年1Qの売上高は、前年度比16.96%増の597億ドルとなり、アナリスト予想と一致しました。

 

純利益は、前年度比+118.6%増の35億6100万ドルとなりました。

また1株利益は7.09ドルとなりアナリスト予想の4.67ドルを上回りました。

 

そして、この日同じく発表した第2四半期の売上高を595~635億ドルと予想しました。アナリストの予想は624億ドルとなっています。

 

今回の決算でも大幅な増収増益となりましたが、投資家のアマゾンに対する期待値は非常に高いので、可もなく不可もなくといった内容の決算だったと思います。

  

アマゾンのセグメント別売上

 

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続いて、アマゾンの売上高をセグメント別に見てみたいと思います。

 

以下は、今回発表された決算データです。

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決算データを見ますと、アマゾン全体の事業を「Online stores」「Physical stores」「Third-party seller services」「Subscription services 」「AWS」「Other」に分かれて記載されています。

 

「Online storesは、ネット通販で得た収益です。

 

このセグメントの「売上」は294億9800万ドルとなっており、前年度と比較すると「+10%」の増収となっています。

 

続いて「Physical storesは、実店舗の収益です。

 

こちらの「売上」は43億700万ドルとなっており、前年度と比較すると1%の増収となっております。

 

続いて「Third-party seller services」は、第三者販売サービス(第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)による収益です。

 

こちらの「売上」は111億4100万ドルとなっており、前年度と比較すると「+20%」の増収となっています。

 

続いて「Subscription services 」は、「Amazonプライム」の会員費などが含まれています。

 

こちらの「売上」は43億4200万ドルとなっており、前年度と比較すると「40%」の増収となっています。

 

さらに続いて「AWS」は、クラウドサービスの「Amazon Web Service」の収益です。

 

こちらの「売上」は76億9600万ドルとなっており、前年度と比較すると「41%」の増収となっています。

 

最後に「Other」は、広告収益やクレジットカード契約による収益です。

 

こちらの「売上」は27億1600万ドルとなっており、前年度と比較すると「34%」の増収となっています。最近のアマゾンは広告収入に力を入れており、Googleを傘下に置き莫大な広告収入を得ているアルファベットも警戒しているようです。

 

全セグメントにおいて増収を実現していますね。

 

ちなみに、アマゾンのセグメント別売上をグラフにすると、以下のようになります。

 

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アマゾンの売上高を見ると、「ネット通販」の事業が全売上の半分近くを占めていることが分かります。

 

ただネット通販に限らず小売業というのは利益率が非常に小さく、実際の利益は売上に対する数%に過ぎません。特にアマゾンは安い価格で提供し薄利多売のビジネスなので、実際の利益はほとんどありません。

 

ビジネスというのはいくら売上が高くても「利益」つまり「儲け」がなければ意味がありませんので注意が必要です。

 

 

そんな中、アマゾンのビジネスの中で大きく注目を浴びているのが「AWS」です。

売上ベースで見ると、全体の「13%」程度に過ぎませんが、利益率が非常に高くアマゾンにとっては非常に大きな利益(儲け)となっています。

 

今期のAWSの利益率は「28.9%」という驚異的な数値となっており、アマゾンの全利益の50.3%を占めています。売上だけを見ると全体の13%に過ぎないにも関わらず、利益で見ると半分を占めているというのはとんでもないモンスター事業ですよね。

 

Amazonの強さは、この「AWS」が支えていると言って良いでしょう。

 

アマゾンもそろそろ終わりなのか?

 

今期も当たり前のように増収増益を達成し、クラウドサービスの「AWS」の成長が維持できている点は素晴らしいですね。

 

2019年はアマゾンにとっては幸先の良い年ではありませんでした。

2月には、ニューヨーク市に第2本社を建設する計画を撤回しました。また従業員2万5000人を収容するキャンパスを建設する計画を明らかにしていましたが、地元の活動家や政治家の激しい反対を受け断念しています。

 

さらに4月には、最高経営責任者(CEO)で創業者のジェフ・ベゾス氏が25年間連れ添った妻との離婚調停が成立しました。ただ、このようなニュースが出たにも関わらず、株価は大きな変動がなかったのは、アマゾンに対する期待感の表れでしょうか。

   

まだまだアマゾンの成長は続くと思いますが、個人的には今後アマゾンに投資する考えはありません。今後は景気停滞すると考えているので、その影響が出てくるのはネット通販だと思いますし、さらに景気が冷えるようなことになれば企業投資も少なくなるので、クラウドサービスである「AWS」の収益にも影響が出てくると思います。

 

また、社会全体がGAFAの巨大かを懸念しており、今後規制が行われることになるのは間違いなく、そうなるとこれまでのような成長は難しいようにも思えます。

 

投資のタイミングとしては、今後発生する暴落によって株価が大きく下げた時に投資する方が良いと思っています。まあ、しばらくは上昇すると思うので機会損失が発生しますが、それでも私は「負けない投資」にこだわっていきたいと思います。

 

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