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ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の2019年度2Q決算を考察・・・ヘルスケアセクターのリスクと成長力を考えよう

 

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こんにちわ、リョウスケです。

 

「株式投資」は日々株価が変動していますが、上昇相場では株価が上昇していくのが嬉しいですよね。一方で下落相場の際は株価を見るとストレスが溜まり、暴落局面になるとあまりの下げっぷりにパニックになってしまい、狼狽売りしてしまうようなこともあります。

 

株式投資をする上で「狼狽売り」のような「悪手」をしない簡単な方法は景気の動向に左右されない「ディフェンシブ銘柄」に投資することも一つの手です。

 

下落相場は例外なく下がってしまうことが多いですが、「ディフェンシブ銘柄」は下落幅を抑えることができ、精神的負荷を抑えることが出来るので「狼狽売り」という悪手を防ぐことができます。

 

そんな景気の動向に左右されにくいディフェンシブ銘柄の中でも優良銘柄と言われている「ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)」が2019年度第2・四半期(4月~6月)の決算を発表しましたので、考察してみたいと思います。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンの2019年度2Q決算を考察

 

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今期のジョンソン・エンド・ジョンソンの決算は良かったです。

 

まず売上高は205億6200万ドルとなり、昨年度と比較すると-1.3%の減収となりました。しかし、アナリスト予想の202億9000万ドルを上回っております。

 

続いて、純利益は56億700万ドルとなり、昨年度と比較すると+41.8%増益となりました。また、特別項目を除く1株利益は2.58ドルとなり、アナリスト予想が2.46ドルを上回っています。

 

そして、同じ日に発表された通期の売上高を808億~816億ドルに上方修正しました。

 

今期は売上高が減収しているものの、これは今年実施した事業売却が影響しているようです。アナリスト予想も上回っていますし、好決算といっても良いかと思いますね。

 

続いて、ジョンソン・エンド・ジョンソンの売上を事業別に見てみたいと思います。

 

以下は、今回発表された事業毎の売上データです。

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ジョンソン・エンド・ジョンソンは、大きく分けると、「一般消費者向け製品(Consumer)」「医療品(Pharmaceutical)」「医療機器(Medical Devices)」といった3つの事業に分かれております。

 

まず、「一般消費者向け製品(Consumer)」を見ますと、今期売り上げは35億4400万ドルとなり、前年度と比較すると+1.2%の増収となりました。

 

続いて、「医療品(Pharmaceutical)」を見ますと、105億2900万ドルとなり、前年度と比較すると+1.7%の増収となりました。アナリスト予想の102億7000万ドルを上回っております。

 

抗がん剤「イムブルビカ」などの需要が好調で、がん治療薬が昨年度と比較すると+9.8%増収しました。

 

最後に、「医療機器(Medical Devices)」の売上高は64億8900万ドルとなり、前年度と比較すると-6.9%の減収となりました。

 

ちなみに、全体の売り上げのうち、米国国内比率は50.59%、海外比率は49.41%となっており、売上の半分近くを米国以外の国で占めており、まさにグローバル企業の代表格と言えますね。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンは下がれば仕込みどき

 

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今回の2019年度第2・四半期決算は、減収したものの売上、利益ともにアナリスト予想を上回る結果となりました。

 

ただ、ジョンソン・エンド・ジョンソンには1万件以上の訴訟を抱えており、莫大な支払いが発生するリスクを抱えています。

 

特にジョンソン・エンド・ジョンソンが販売している「ベビーパウダー」にアスベストが含まれていることを長年放置し続けていた件については、司法省が刑事捜査を検討していると報道されており、大きなリスク要因となっています。

 

今回も好決算だったにも関わらず株価が-2%近く下がっていますからね。

 

◆JNJとS&P500指数のチャート(2019年1月~現在)

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上記はS&P500指数とジョンソン・エンド・ジョンソンの2019年に入ってからのチャートです。S&P500指数が+19.7%上昇しているにも関わらず、JNJは+3.7%の上昇にとどまっており、市場平均に大きくアンダーパフォームしています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンのようなヘルスケア企業にはこういった訴訟リスクは常に抱えている点や、他にも特許切れやジェネリック薬品の台頭により売上がでなくなってしまう点は、この業界への投資を検討する際のの大きなリスクとして考慮に入れておくべきです。

 

とはいえ、この業界はこういったリスクを常に抱えながらも成長を続けてきた点も認識しておくべきです。リーマンショック以降のセクター別の成長力は情報技術セクターに次ぐほど高いものですからね。

 

株式投資の基本は「安い時に買い、高くなれば売る」となるので、ジョンソン・エンド・ジョンソンのような優良銘柄は評価されていない時に購入するのは戦略として有効だと思います。

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