こんにちわ、リョウスケです。
世界中に店舗を構えている小売業世界最大手の「ウォルマート・ストアーズ(WMT)」が2020年度第2・四半期決算(5月~7月期)を発表しましたので、考察してみたいと思います。
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結論から言いますと、今回の決算は良かったです。
以下は、今回、発表された決算データの一部を抜粋したものです。
◆2020年2Q決算概要
今期のウォルマートの売上は、1304億ドルとなっており、前年度と比べると+1.8%の増収となりました。また、アナリスト予想の1301億ドルを上回りました。
そして、調整後の「1株利益」は、1.27ドルとなり、アナリスト予想の1.22ドルを上回りました。
そして、この日同じく発表された2020年度通期の米既存店売上高については、従来予想の前年比2.5%~3%増の上限付近を見込むと発表しました。
また、1株利益はこれまで1桁台前半の減少を見込んでいましたが、微増または微減へと上方修正しました。
続いて、今期の決算内容を「セグメント」毎に見ていきたいと思います。
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「ウォルマート」では、「U.S(アメリカ国内)」と「International(アメリカ以外)」、「Sam's Club」の3つのセグメントに分かれています。
「Sam's Club」とは、米ウォルマートが1983年に設立した会員制 スーパーマーケットです。
ウォルマート創立者「サム・ウォルトン」にちなんで名づけたもので、2008年現在全米に4700万人の会員数を持ち、コストコ同様各地で店舗 展開しています(ウィキペディアより)。
まず、「U.S(アメリカ国内)」のデータを見てみます。
◆アメリカ国内の実績
アメリカ国内の売上は852億ドルとなっており、前年度と比較すると+2.9%の増収となっています。
このうち、米既存店売上高(燃料除く)は前年同期比+2.8%増で、予想の+2.07%増を上回りました。
オンライン売上高は+37%増となり、伸びは前四半期と一致していますが、自社予想の35%増を上回っています。
続いて、「International(アメリカ以外)」のデータを見てみます。
◆アメリカ以外の実績
今期の国外の売上は291億ドルとなっており、前年度と比較すると、-1.1%の減収となっています。
そして「営業利益」は9億ドルとなっており、前年度と比較すると-29.6%の減益となっています。
最後に、「Sam's Club」のデータを見てみます。
◆Sam's Clubの実績
「売上」は、150億ドルとなっており、前年度と比較すると+1.8%の増収となっています。
そして「営業利益」は、5億ドルとなっております。
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今回の決算もアナリスト予想を上回る素晴らしい決算でしたね。
これをうけて決算発表後の時間外取引では6%以上上昇しました。
懸念されていた米中貿易戦争の影響も今のところ出ていないようですが、9月と12月に発動する追加関税では少なからず影響を受けるようなので、注視しなければいけないよです。
ウォルマートのような小売業界は、アマゾンなどのネット通販の台頭によって、競争が激しくなり、厳しい状況が続いておりますが、ウォルマートは好決算を発表することが多く、株主も安心して保有することができるのではないでしょうか。
ウォルマートはネット通販事業への参入が遅かったですが、それでもここ数年の決算ではネット通販の成長が大きいですし、ウォルマートを支えている状態です。
アマゾンエフェクトや米中貿易戦争、景気減速の懸念など気になる点は山ほどありますが、現在のような厳しい環境でも成長が持続できるのであれば、今後も期待できそうです。
しかも、ウォルマートは連続増配年数45年を誇る配当貴族銘柄ですので、今後景気後退が懸念される中、「配当」という利益を得ることができるというのも、大きな魅力ですよね。
このように、ウォルマートは成長も期待でき、配当金もしっかりだしている黄金銘柄なのですが、私はイマイチ投資には踏み切れません。
なんと言いましょうか・・・良い銘柄なんですが、尖っているような魅力を感じないというか。この銘柄を買うのであれば、他に優良な銘柄があるような気がします。
言ってみれば、ウォルマートと競合している「アマゾン」にはなんとなく「華」がありますが、ウォルマートにはないんですよね(あくまで個人的な感覚です。)
やはり自分の大事なお金で投資をするので、好きな銘柄、気に入っている銘柄、夢がある銘柄に投資したいものです。投資は美人投票で良いと思っています。
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