こんにちわ、リョウスケです。
リーマンショック以降、景気拡大局面が約10年間続きましたが、最近は景気減速の懸念が高まってきています。
米中貿易戦争は収まる気配がありませんし、これまで世界経済を引っ張ってきた中国も成長力が大きく低下してきています。また、10年前の金融危機を打開するため各国が財政出動したり、金融緩和施策をとったことから債務が拡大しているなど、いつ恐慌を引き起こす爆弾が爆発してもおかしくないです。
数日前には米国のトランプ政権が米国証券取引所に上場している中国企業の廃止を検討しているという報道が流れています。これはまだ「検討」の段階なので今後どうなるかわからない部分が多いですが、もしも実行すれば中国も報復を取ることは間違いなく、米中貿易戦争はさらに激化しそうな勢いです。
そもそも米中貿易戦争は世界覇権をめぐる争いなので、どちらかが大幅な譲歩をすることは考えられず、今後も景気の足を引っ張ることになるでしょうね。
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このように世界経済の景気減速が懸念されているわけですが、日本の将来を悲観している識者も多くいます。中でも、世界的な著名投資家で「日本好き」を公言するジム・ロジャース氏は日本の将来を悲観しています。
ジム・ロジャース氏はかつて「日本株」にも投資していましたが、2018年にすべて売却し、今は全く投資していません。ポートフォリオは日々変わっているそうですが、現在は中国やロシアに投資しているようです。
また、ジム・ロジャース氏はかつてから朝鮮半島情勢に大きな関心を持っており、「北朝鮮バブルが訪れる。」と考え、大韓航空機株なども保有しているようですね。
そんな彼が「なぜ日本株を保有しないのか?」と問われるとこう答えています。
私が2018年に日本株を全て売却した理由は、日本株はもう上がらないと考えたからだ。
日本銀行はジャブジャブと紙幣を刷り続け、株価を支えている。この効果は当面維持されるかもしれないが、いずれ必ず止まる。
さらに消費増税は日本経済に深刻なダメージを与えるだろう。このままでは、いつか日本株は暴落するとみている。
安倍晋三首相が「無制限の金融緩和」を掲げ、日銀はこれを実行するためにETF(上場投資信託)や国債を大量に買い入れているが、私からすれば狂気の沙汰としか言いようがない。
このことが続く限り、私が日本に投資することはない。なぜなら今の日本の株式市場は、人工的につくられた架空のものであるからだ。
紙幣を大量に刷って物価を上げようとしたり、金利水準がこれだけ低かったりするのは人工的で現実離れしている。そうした非現実的なものに私は投資をしたくない。
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ジム・ロジャース氏は日本の投資家の間では「逆指標」として有名で、頻繁にメディアで朝鮮半島の将来性を語っているのも、単なるポジショントークとして受け取られています。
実際、半年前に購入した大韓航空機なんて爆下げ中ですからね。
ただ、ジム・ロジャース氏が言う「日本に投資しない理由」というのは同感です。現在の政府や日銀の施策は常軌を逸しており、このまま経済が持続できるとは考えにくいです。
近い将来、破滅的な危機が訪れてもおかしくはないと思っているので、私も日本株を保有することはできませんし、資産の一部を「円」以外のものに変えています。
ちなみに、ジム・ロジャース氏は日本株だけでなく、米国株にも投資していません。
その理由は米国株が既に高値圏にあるからです。そして、数年前から何度も米国株暴落論を唱えており、今現在もこの「暴落」はおこっておりません。
まあ、こういった「予想」は当たるも八卦、当たらないも八卦みたいな部分が有り、経済は「景気拡大」「景気縮小」を繰り返していることを考えると、いずれは株価が下がることもあるでしょう。
ただ、現在は世界の流れとして大きな転換点であることには間違いないので、注意して投資しなければいけないと思いますね。
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