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IBMの2019年3Q決算を考察・・・レッドハット買収しても効果薄!相変わらずゴミ決算でワロタ

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 こんにちわ、リョウスケです。

 

私たちの生活は技術の革新によって、より便利な生活をすることができるようになりました。そして最近では「コンピューター」や「インターネット」の登場によって、私たちの生活は大きく変革しています。

 

このように世の中が変革し、ニーズやサービスが多様化していく中、業績を伸ばしているのがマイクロソフトやアップル、アマゾンなどのICT企業で世界の時価総額ランキングを独占しています。

 

今後、人工知能によって四回目の産業革命が勃興すると言われている中、さらに業績を伸ばすのではないかと注目されています。

 

このように新興のICT企業が業績を伸ばしている一方で、低迷している企業もあります。それが「IBM」です。一時は世界の時価総額ランキングでトップに君臨していた企業にも関わらず、今では業績も低迷し、投資家に見捨てられた哀れな企業です。

 

今回はそんな「IBM」が2019年度第3・四半期決算(7月~9月)を発表しましたので、考察をしてみたいと思います。

 

IBMの2019年度3Q決算を分析してみた

 

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今回の決算は(も)悪かったです。

 

IBMの2019年度3Qの売上高は180億2800万ドルとなり、前年度比-3.88%の減収となりました。アナリスト予想は182億ドルでしたので予想を下回っています。

 

また、純利益は16億7200万ドルとなり、前年度比-37.93%の減益となりました。調整後の1株利益は2.18ドルで、アナリスト予想と一致しました。

  

このように今期の決算は相変わらずの減収減益となり、利益に関しては予想と一致したものの売上は5期連続の減収となっています。

  

IBMの売上を事業毎に分けて考察

 

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続いて、売上の内訳を事業ごとに見てみたいと思います。

以下は、今回発表された決算データです。

 

◆IBMの事業ごとの売上の内訳

  2019年3Q 2018年3Q 増減
Cloud & Cognitive Software $5,280 $4,962 6.41%
Global Business Services $4,117 $4,076 1.01%
Global Technology Services $6,700 $7,101 -5.65%
Systems $1,481 $1,736 -14.69%
Global Financing $343 $388 -11.60%
Other $107 $493 -78.30%
TOTAL REVENUE $18,028 $18,756 -3.88%

 

IBMは、大きく分けて5つの事業で構成されています。

 

「Cloud & Cognitive Software部門」の売上は、今年度52億4962万ドルとなっており、前年度比+6.41%の増収となりました。また、アナリスト予想の54億9000万ドルを上回っております。

 

この部門はIBMが注力している人工知能関連事業や クラウド事業の収益が含まれていますが、今期から以前に買収したレッドハットの売上も含まれています。今期は前年度比+6%増収していますが、逆に言うとレッドハットを買収してもこの程度しか増収できなかったのは非常に痛いですね。

 

ちなみにレッドハットの7月から9月の売上は3億7100万ドルとなっており、8月に開か荒れた投資家向けの説明会で提示した3億5000万ドルを上回っています。

 

「Global Business Services部門」の売上は、今年度41億1700万ドルとなっており、前年度比+1.01%の増収となりました。

 

「Global Technology Services」の売上は、今年度67億ドルとなっており、前年度比-5.65%の減収となりました。

 

「Systems部門」の売上は、今年度14億8100万ドルとなっており、前年度比-14.69%の減収となりました。

 

「Global Financing部門」の売上は、今年度3億4300万ドルとなっており、前年度比-11.60%の減収となりました。

 

このように事業ごとの売上を見ても、ほとんどの事業が前年度比でマイナス成長となっています。 

 

 レッドハットを買収したことによって、収益構造が改善されるのではないかと期待している投資家が多かったかもしれませんが、完全に裏切られることになりましたね。

 

これでは将来への期待値はありません。

 

IBMへの投資はすべきでない

 

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上記のとおり今期の決算も減収減益で、アナリストの予想を上回ることのできない決算となってしまい、決算発表後の時間外取引では-3%近く下落してしまいました。

 

特にレッドハット買収による相乗効果を期待していた投資家にとっては非常に残念な結果となってしまっています。

 

IBMはかつてはIT企業として最大・最強の地位を手に入れましたが、今はその面影すらありません。アマゾンやマイクロソフト、アップルのような新興企業に敗北を続けていて、これからも激しさを増すクラウド・人工知能、量子コンピューターなどの次世代ICT技術の 分野で負け続けるイメージしか持てませんね。

 

私も以前はこのIBMにそれなりに大きな金額を投資していましたが、「完全に終わった。これならマイクロソフトに投資した方がマシ。」と感じて売却してしまいましたが、その考えは正しかったかもしれませんね。

 

IBMの復活は当面ない、とほぼ確信しています。

 

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