こんにちわ、リョウスケです。
今回は、パソコンのOS「Windows」や「Word」や「Excel」などのOffice製品などのICT製品を開発・販売している「マイクロソフト(MSFT)」が2020年度第1・四半期(7月~9月)の決算を発表しましたので考察してみたいと思います。
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マイクロソフトの今期の決算は良かったです。
今期のマイクロソフトの売上高は330億5500万ドルとなり、前年度と比較すると+14%の増収となりました。アナリスト予想の322億3000万ドルを上回っています。
そして、純利益は106億7800万ドルとなり、前年度と比較すると+21%の増益となりました。また、特別項目を除く1株利益は1.38ドルとなり、アナリスト予想の1.25ドルを上回る結果となりました。
このように、今季のマイクロソフトの決算も増収増益を実現し、アナリスト予想を上回る結果となりましたので、好決算といっても良いでしょう。
続いて、マイクロソフトの決算を事業別に見てみたいと思います。
以下は、今回発表された決算データの一部を抜粋したものです。
◆マイクロソフトの事業別売上(2020年7月~9月期)
マイクロソフトは、大きく分けて、「Productivity and Business Processes」「Intelligent Cloud」「More Personal Computing」の3つの事業で構成されています。
「Productivity and Business Processes」は、「Office」製品や、「Dynamics CRM Online」の開発・販売を行っています。
こちらの部門は110億7700万ドルで前年度比+13.3%の増収となりました。
「Intelligent Cloud」は、「Windows Server」「SQL Server」「System Center」「Azure」「Enterprise Services」などのパブリック、プライベート、ハイブリッドのサーバ製品の開発・販売を行っています。
こちらの部門は108億4500万ドルで前年度比+26.5%の増収となりました。
この事業には、世界的に需要が高まっているクラウドコンピューティングサービス「Azure」はが含まれており、前年度比+59%増収となっています。ただ、伸びは前年同期の79%から鈍化しています。
「More Personal Computing」は、「Windows」OSのライセンス収入、「Surface」や携帯端末などのデバイス類、「Xbox」などのゲーミング製品、開発を行っています。
こちらの部門は111億3300万ドルで前年度+3.6%なっています。
このように3つの事業全てで、増収を実現しています。
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マイクロソフトの今回の決算も増収増益を当たり前のように実現し、そしてアナリスト予想を上回る決算となりました。
ただ、これまで成長力が強かった「Azure」や「オフィス365」などの成長力が鈍化しており、決算発表後の夜間取引では一時マイナス1%近く下げる場面もありました。
フタケタ以上の成長をしていて、さらにアナリスト予想も上回る決算を発表を下にも関わらず、株価が下がってしまうほど、現在のマイクロソフトは投資家たちの強い期待を背負っていることなんでしょうね。
ここ数年、マイクロソフトやアップル、アマゾンなどのICT企業の業績は素晴らしいもので、米国経済・米国市場を牽引してきましたが、ここまで期待値が高くなってしまうとも「リスク」かもしれませんね。
まあ「成長が鈍化している。」と言っても、クラウドサービスは成長し続けてきて既にマイクロソフトのサービスの中でも収益が非常に大きなものとなっています。
その為、成長率を「パーセンテージ」で表すと小さい数値になってしまうのは仕方がないことのように思えます。
現在の私たちの生活はインターネットなどの「ICT技術」によって支えられており、マイクロソフトのような企業は必要不可欠です。
そして、今後人工知能やIoTなどの技術が私たちの生活を変革していくことを考えると、マイクロソフトのような新しい「生活必需品」の株式を購入しておくことが資産拡大に繋がるように思えます。
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