こんにちわ、リョウスケです。
今回はiPhoneを主力としたICTサービス世界最大手の「アップル(AAPL)」の2019年第4・四半期(7月~9月期) の決算を考察してみたいと思います。
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今期のアップルの決算は良かったです。
まず、 売上を見ますと640億4000万ドルで前年度比+1.81%の増収となり、アナリスト予想の629億9000万ドルを上回りました。
そして純利益は136億8600万ドルで前年度比-3.1%の減益となりました。
また、1株当たりの利益は3.03ドルとなり、アナリスト予想の2.84ドルを上回りました。
このようにアップルの今回の決算は増収減益となりましたが、アナリスト予想を上回るものとなりました。
また、同じく発表された2020年第1・四半期(10月~12月)の売上高見通しは855億~869億ドルとなり、見通しの中間値がアナリスト予想の859億ドルを上回りました。
今期の決算が良かったのは、新型のiPhone11シリーズが極めて好調なスタートを切ったことが挙げられます。
続いてそれぞれの製品群の売上の内訳を見てみたいと思います。
◆アップルの2019年4Qカテゴリー別売上
「iPhone」の売上は333億6200万ドルで前年度比-9.23%の減収となりました。
続いて「Mac」の売上は69億9100万ドルで前年度比-4.75%の減収となりました。
そして、「iPad」の売上は46億5600万ドルで前年度比+16.89%の増収となりました。
そして、「Wearables, Home and Accessories」の売上を見てみます。この中には腕時計型端末アップルウォッチやエアーポッドなどの売上が含まれています。
今期の売上は65億2000万ドルで前年度比+54.39%と大幅な増収となりました。
最後に「Service」を見てみます。
この事業はアップルPayやアップルミュージック、新サービスである「アップルTV」などのサービス事業の売り上げとなっています。
今期の売上は125億1100万ドルで前年度比+18.03%のと大幅な増収となりました。
今期はiPhoneの売り上げが前年度比で大幅に減収となりましたが、ウェアラブル製品とサービス事業が補填しているような感じになっていますね。
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今回の決算では売上は前年度比を上回りましたが、利益は前年度比を下回ってしまいました。しかし、売上・利益ともにアナリスト予想を上回っており、決算発表直後の時間外取引では+3%上昇しています。
製品・サービス毎の売上を見てみると、iPhoneの売上はここ数期どんどん減ってきていますが、その代わりにアップルウォッチやエアーポッドなどの「ウェアラブル製品」や、アップルミュージック・アップルTVなどの「サービス事業」が伸びてきています。
ただ、アップルの主力製品はまだまだ「iPhone」であることは無視できません。
以下は製品・サービス毎の売上をグラフにしたものです。
こう見ると、iPhoneが全売上の半分以上占めており、ウェアラブル製品やサービス事業は1割から2割程度に過ぎないんですね。
アップルは2019年に入ってから株価も好調で、市場平均が+21.38%上昇しているのに対して、+54.04%も上昇しています。
この爆上げによりアップル株を保有しているホルダーは大きな利益が出ているわけですが、個人的にはパフォーマンスほどの収益が出ているとは思えません。
そもそも、今、アップルが力を入れている決済事業や音楽配信事業はiPhoneユーザー以外の消費者が利用するイメージができないんですよね。
ですので、自分にはアップルの現状の株価好調の理由や将来性が理解できないので、私はこの銘柄に投資するつもりはありません。
アップルは投資の神様ウォーレン・バフェット氏も絶賛し投資していることで有名ですが、例え世界一有名な投資家が投資してようが、パフォーマンスが素晴らしかろうが、自分に理解できないものには投資できません。
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