こんにちわ、リョウスケです。
ここ数年の株式市場は日米を含めた世界全体で非常に好調で、2018年こそ低迷したものの、2019年に入ってからは非常に好調なパフォーマンスを維持しています。
そんなことから「株式投資」に興味を持つ方も増えており、私の周りでも「株式投資をやりたい。」「給料が増えないから株式投資で少しでも資産を増やしたい。」と考えている人も多く、私も株式投資について相談を受けることも増えてきました。
そんな相談の中で最も多いのが「株式投資したいけど、どの銘柄を買えば良い?」というものです。資産形成のために株式投資を選択するのは、個人的には嬉しいのですが、個人的にはこの質問が一番困るんですよね。
人によってリスクとリターンの取り方は異なりますし、何よりも私がおすすめの銘柄を教えたとしても、それに投資したとしても必ずしも儲かるというわけでもありません。
せっかくおすすめの銘柄を教えたとしても、時期やタイミングによって損失を抱えることなんて普通にありますし、それを「お前のせいで損した」なんて言われても困りますからね。
そもそもプロのファンドマネージャーが選りすぐって作ったポートフォリオですら、損失を抱えることがあるのに、素人個人投資家である私なんかが「絶対に儲かる銘柄」なんてわかるはずがありません。
ですので、どうしても「オススメの銘柄を教えてくれ。」と頼まれたら、アメリカの主要指標である「S&P500指数」と連動したETFや投資信託を勧めます。
そして、ただ銘柄を進めるのではなく、一つの銘柄で様々な企業に分散投資できるので大きなリターンはないものの、リスクを抑えた投資ができるということを話し、「絶対に儲かる投資」なんてないので「負けにくい投資」の有効性を伝えるようにしています。
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株式投資の目的は「資産を増やす」であることは大前提なのですが、「リスク」と「リターン」は相関関係にあるということを忘れてはいけません。
そして、金融や経済の専門家ではない、素人個人投資家はリスクが低いものの、リターンの可能性が高まる投資法を目指すべきだと思います。
その中で「分散投資」が最も初歩的なリスクを押し下げる効果があります。
ただ、この「分散投資」もただ単純に銘柄を分散しているだけだと、あまり意味はなく、例えば同じセクターの銘柄を複数保有していると、業界全体の悲観論が出た場合大きなダメージが出てしまうので、「セクター」も出来るだけ分散した方が良いです。
そして、この「セクター分散」をする際に大事な考え方というのが「セクターローテーション」という考え方です。
これは経済には、拡大期→成熟期→後退期→停滞期という波があり、この局面毎にパフォーマンスが高い「セクター」が存在するというので、景気動向と金利環境から投資効果の高い「セクター」を導き出すことができます。
以下は、景気動向と金利環境毎の人気が出る傾向の高いセクターを表にしたものです。
金利が低い(インフレ) | 金利が高い(デフレ) | |
景気が低い |
通信株 ヘルスケア株 消費安定株 公共株 |
エネルギー株
|
景気が高い |
金融株 ハイテク株 |
消費循環株 工業株 素材株 |
しっかりと「分散投資」をするのであれば、銘柄を分けるだけでなく、セクターもきちんと分けるべきです。
例えば、「分散投資」という意味では、「マイクロソフト」「エヌビディア」「アップル」「アルファベット(グーグル)」をポートフォリオに組み込んでいるのは、銘柄の分散はされていますが真の意味で分散されているかというと、そういうわけではありません。
これはリスクを下げているのではなく、リスクを高めて大きなリターンを得るポートフォリオになっていることを理解しておくべきです。
※このポートフォリオが悪いというわけではなく、あくまでリスクが高まっているという意味です。
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