こんにちわ、リョウスケです。
2年ほど前のことですが、自動車世界最大手のトヨタ自動車の社長が「終身雇用を守るのは難し局面に入ってきた。」と発言しました。
この発言は当時、世間をざわつかせましたが、つまりかつて世界を席巻した日本型ビジネススタイルが通用しなくなった事を意味します。
今後は「雇用」の在り方も更に大きく変わってくるでしょう。
また、近年は労働者も「会社がいやなら転職してやる」という考えが若者を中心に広がっているようです。
大手転職サイトが20代から50代の男女に「これまで転職をしたことはあるか?」というアンケート調査をしたところ、全体の52.5%が転職を経験しており、人材の流動化が活発に行われているということが分かりました。
ちなみに社会人の7割以上が入社後3年以内に「会社を辞めて転職したい。」と考えているので、すでに「終身雇用」という考え方は崩壊しているのかもしれませんね。
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このように近年は「転職」が当たり前のように行われており、人材の流動化が活発に行われているわけですが、個人的には一つの会社に継続して働き続けるメリットは大きいので、むやみに会社を辞めてしまうのは勿体ないように感じます。
ちなみに私も大卒後に新卒で入社した会社を辞めて、転職した経験があるのですが、今の会社には既に20年近くお世話になっています。
このブログでは何度も書いていますが、私は本当に要領が悪く、若い頃は先輩や上司に
毎日ボロカスに怒られ、同期には見下されまくっていましたが、失敗と反省を繰り返して一つの会社を継続し続けたおかげで、社内でもそれなりの地位になりましたし、給料も大きく上昇しました。
これは周りの人間に恵まれた点も大きいですが、私自身が会社を辞めずに継続し続けてきた結果だと思っています。
もし、会社が嫌で逃げ出していたら、転職を繰り返してワーキングプアに陥っていたように思えますし、現在のような資産(約7000万円位)を築けていなかったと思います。
ちなみに当時私の怒りまくっていた上司や先輩の多くは辞めてしまいましたし、同期にいたっては全員辞めています。これに関しては「ざまあみろ」と思っていますけどね。
あと、転職を繰り返さず、一つの会社に在籍し続けるメリットの一つとして「退職金」の存在も大きいと思います。
「退職金」は、会社に在籍する期間が長ければ長いほど、貰える金額が大きくなりますからね。
大手企業の場合、イントラなどで自身の退職金がどれくらい貰えるのか分かるようですが、うちのような中小企業の場合、退職金の保険(?)を利用していると聞いたことがある程度で実際どれくらい貰えるのかよく分かりません。
まあ、大企業ほど貰えないとは思いますが、それでも満額もらえるとなると、それなりの金額になると期待しています。
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ところで少し前ですが、大手企業に勤めていた友人が会社を辞めました。
大学を卒業して、新卒で「B TO C」のビジネスをしている日本人なら誰でも知っているような企業に就職し、その後約30年間一つの会社で頑張り続けたのですが、諸事情があり退職することになったようです。
私も転職組なので、一つの会社に30年近く継続して勤めることの大変さは理解できますし、凄いと思います。彼は優秀なのでどこに勤めても上手くやっていけると思うのですが、次の転職先でも頑張ってほしいと思いますね。
さて、そんな彼と食事に行った際に『退職金って、どれくらい貰ったのですか?』っ聞いてみたんですよ。
本来、こういう「お金」の質問というのは失礼にあたる可能性があるので、聞いてはいけないかもしれませんが、大企業って度くらいの退職金が貰えるのか気になったんですよ。
すると、答えは、『28年働いたけど、600万弱しか貰えなかった・・・』とのこと。
大企業に勤めた人が貰える退職金って、凄い金額を想像していたんですけど、思ったよりも少なくないですか?
もちろん定年退職まで在籍したわけではないので、満額貰えないというのは分かっているのですが、それでも少なすぎるような気がします。
この時、一時金のことだけを言っていて、もしかすると年金に上乗せするような制度になっているのかもしれませんが、いずれにせよ、退職金ってあまり期待できないと感じてしまいました。
大企業でもそれほど退職金が貰えないのなら、中小企業に勤める私はなおさら期待はできないという事ですね。退職金のことはあまり当てにせず、資産運用や副業で資産形成した方が良さそうです。
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