こんにちわ、リョウスケです。
現地時間 5月5日に、ウォーレン・バフェット率いる「バークシャー・ハサウェイ」社が、2017年度第1四半期(1月~3月)の決算発表を行いましたので、分析してみたいと思います。
ちなみに、以前にも「バークシャー・ハサウェイ(BRK)」の分析は行っておりますので、こちらもよかったらどうぞ。
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まずは、今回発表された決算データを見てみたいと思います。
◆バークシャー・ハサウェイ2017年1Q決算データ
こちらを見ると、「純利益」が、2016年「5,589ドル」に対して、2017年「4,060ドル」となっており、約27%の減益となっております。
内訳を見てみると、
「Investments(投資)」が前年度、「2,379ドル」に対して、今年度「205ドル」と大幅な減益となっております。
そしてこの「Delivatives」・・・う~ん、これが何なのか分からないんですよね。
オプション取引でもしているんでしょうか・・。
これが前年度「-527ドル」に対して、今年度「299ドル」と、大幅な増益となっております。
さらに、本業(?)の「営業利益」が、前年度「3,737ドル」に対して、今年度「3,556ドル」と減益となっております。
ちなみに、「営業利益」の内訳は以下の通りです。
◆営業利益(内訳)
保険事業が、あまりよくなかったようですね。減収となっております。
また、「鉄道・公益事業・エネルギー」に関しては、増収となっております。
今回の決算は、あまりよくない結果となっております。
そして、改めて分かったこと・・・
バークシャー・ハサウェイの事業構造は分かりにくい!
前年度(2016年)と今年度(2017年)の利益をグラフにすると以下のようになります。
◆2016年度
◆2017年度
上記は、決算発表された数値をそのままグラフにしたものです。
こうしてみると、2016年、2017年いずれにしても、「投資関連」の利益が全体の利益の1割~3割程度ということになります。
「ウォーレン・バフェット」は、「投資の神様」だと思っています。
しかし、「経営の神様」とは、思っていません。
私は、これまで「バークシャー・ハサウェイ」に投資することは、「投資の神様 ウォーレン・バフェット」に投資することと、同義だと思ってました。
でも、これだけ大きな会社になってしまった「バークシャー・ハサウェイ」の中で、「投資」に関する利益の割合を見てみると、その考えが正しいのか分からなくなってきました。
そもそも、この事業構造には、謎が多すぎて、よく分からないんですよね。
上記のようにグラフ化して確認すること自体が、間違っているのかもしれませんし。
「投資の神様 ウォーレン・バフェット」が率いていて、時価総額も世界トップ10に入るということから、「この会社は凄い!」というイメージがありますが、謎が多すぎて私は投資対象にはならないですね。
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