こんにちわ、リョウスケです。
2017年の株式相場は、世界的に上昇し、たくさんの投資家がその恩恵を受けることができました。
しかし、2018年に入ると、1月末に、長期金利の利回りが高くなったことによって、資金が債券に流れ、株価は大きく下げました。
そして、今回は、トランプ大統領が、中国製品に対して、600億ドル規模の関税を課すことに署名したこと、それに対して中国が報復関税を課せられる見込みが高いことによって、貿易戦争が勃発することを懸念され、株価は大きく下げました。
以下は、3/22、3/23の2日間のチャートです。
◆S&P500指数とダウ工業平均の騰落率(3/22、3/23)
たった2日間で、S&P500指数が-3.46%、ダウ工業平均は-3.80%下げています。
ちなみに、米中の貿易戦争で、(影響はあるが)当事国でもない日本の日経平均株価は、たった1日で、-4.51%下げています。
ある意味流石といって良いでしょう。期待を裏切りませんね。
さて、今回の2日間の下落だけでなく、2018年の年初来で見ても、S&P500指数、ダウ工業平均ともに、マイナスとなっております。
以下は、年初来のS&P500指数とダウ工業平均の騰落率です。
◆S&P500指数とダウ工業平均の騰落率(2018年1月~現在)
年初来で、S&P500指数が-3.99%、ダウ工業平均が-5.20%下落していますし、高値圏と比較すると、約10%下落していますので、完全に下落局面に入っていると言えますね。
その為、SNS上では、阿鼻叫喚の嵐が起きております。
ちなみに、今回大きく株価を下げた「ボーイング」を保有しておりますので、私のポートフォリオも大打撃を受けております。
そんな私の心境はというと・・・
「ん?これがどうかした?(ハナホジー)」
って感じですかね。
あ、いや、ちょっと嘘つきました。
「もっと早めにボーイング利益確定しとけば良かった・・・(ハナホジー)」
位は思っています。
むしろ、SNS上で流れている阿鼻叫喚の言葉を見て、他人事のように笑っています。
私のポートフォリオも大打撃を受けているのにね・・・。
でも、なぜ、私のポートフォリオも今回の下落で、大打撃を受けているのに、これっぽっちも焦っていないかというと、以下の3つの理由からです。
①全資産のうち「株式資産」は3割程度にすぎないから。
②これまでの投資歴で、この程度の下落は何度も経験してきたから。
③10年後、20年後の未来に株価が上昇している自信があるから。
この3つの理由により、私は現在の下落局面に焦らずに、相場を冷静に見ることができています。
まず①について補足します。
私は、全資産が6000万円ほどになりますが、そのうち株式資産は2000万円ほどです。
これは、かつて日本株から米国株に移行した際、一括で購入するのではなく、少しずつ買い増ししていたからで、現在は、まさに買い増しの途中だったというわけです。
また、2017年は、相場全体のパフォーマンスが良く、これまでの経験上、急激な上昇した後、株価が是正するために、暴落する可能性が高いと判断し、買い増しはしておりませんでした。
これらの結果、キャッシュポジションが高まり、買い増し余力ありますので、現在の下落局面では、精神的な余裕があるわけです。
個人投資家の方の中には、積立投資やドルコスト平均法が無意味とされている方もいらっしゃいますが、何もトータルリターンだけでなく、今回のような下落局面でも、狼狽売りをしたり、株式相場から退場しないためには、「時間分散」という概念は取り入れて、精神的な余裕を持てるようにして、おくべきだと思います。
あと、フルインベストメントや、信用取引なんてもってのほかですよ。(とは言いながら、昔はフルインベストメントでしたが・・。)
もちろん、相場の大局観を見極める目を持っているような天才投資家は別でしょうけどね。
精神的な負荷が高まると、パニックになってしまい、狼狽売りなどの暴走をしてしまうことが多々あります。これらのリスクを抑えるためにも、時間分散は大事です。
トータルリターンを意識しすぎて、結果的に、相場から退場するなんて、支離滅裂ですからね。
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続いて②について補足します。
私は、かれこれ投資歴が15年ほどになります。ですので、これまで10%程度の下落は何度も経験してきました。
言い換えると、投資メンタルが強くなっている、と言えます。
仕事でも同じことが言えますが、やはり、同じことを長く経験することには、大きな「強み」を手に入れることができます。投資で言えば、下落時のメンタルの強さを鍛えることにつながると思います。
今、現在の下落局面で焦っている人は、おそらく投資歴が浅い方か、上昇相場しか知らない人だと思いますが、今はジタバタすることも、のちの経験になると思いますよ。
場合によっては、大きな損失を出すかもしれませんけどね。
ただ、下落時の恐怖を知ってしまい、株式市場から退場することが最強の悪手だと思います。もちろん、退場とは、全株売却してしまう事を言っているのではありません。
自分自身の経験こそが、どんな他人が書いた書籍よりも勉強になりますよ。
そして、最後に最も大事なのは、自分の持っている企業の事業が、これからも成長していくということを信じぬくことです。
もちろん、なんらかの情報が出て、その事業が陳腐化してしまうのであれば、話は別ですが、そうでないのであれば、現在の「株価」に惑わされず、企業に投資していることを忘れないでください。
「株価」に投資しているのは、ギャンブルと一緒ですからね。
現在の下落局面に、なんら恐る要素はありませんよ。
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