こんにちわ、リョウスケです。
株式投資には、「バリュー株投資」や「グロース株投資」、「配当金再投資戦略」「インデックス投資」など、様々な手法がありますが、その中で最も広い括りで活用されているのが、「長期投資」と「短期投資」だと思います。
「長期投資」は、その名のとおり長期間保有し続け利益を得る手法です。
企業は基本的に「成長」を前提とした、経営戦略を立てるはずなので、業績の向上に伴った安定的な利益を取得し続けることができます。
一方、「短期投資」は、短期間で頻繁に売買を繰り返し利益を得る手法です。
「株式」は債券などと違い、短期間で上下変動が激しいですので、下がったところを安く買い、上がったところを高く売るという売買を繰り返せば、効率的な資産形成が行えることが、大きなメリットとなります。
長期投資、短期投資には、それぞれメリット・デメリットがあり、どちらが優れた投資手法というのはありませんが、株式投資のセオリーとしては、「長期投資」の方がリスクが低いと言われています。
これは、前述のとおり、企業は成長を前提とした経営を行うため、株価は上下変動するものの、長期的には右肩上がりで株価は上昇していくものと捉えられているからです。
また、短期投資は、株価の上下のタイミングを見極める「目」があれば、効率的に資産を形成することができますが、逆にそういった「目」を持っていなければ、ゼロサムゲームに巻き込まれて、資産を目減りし続けてしまうことが多々あります。
ですので、私個人としても、「短期投資」は難易度が高く、「長期投資」は(短期投資と比べると)難易度が低いと捉えており、投資家の中で相場観を読める人は、ひと握りである現実を考えると、「長期投資」の方が有効であると考えています。
それでは、現在のような下落局面でも、何も考えずに、保有し続けるほうが良いのでしょうか。
その答えは、元も子もない言い方になってしまいますが、「長期投資」とか「バイアンドホールド」ということに固執する必要はないと思います。
ここからは、私の経験を書きたいと思います。
実は、私が株式投資を始めた頃、書籍に読み漁って「長期投資」の有効性について感銘を受けたので、どんな銘柄でも長期保有すると決めたんですよ。
当時は日本株で運用していたのですが、リーマンショックで景気が激烈に悪かった時代です。先行きが全く見えない状態で、まさに霧に覆われた中、車を走らせているような状況でした。
そんな中、私は「長期投資」という言葉を盲信しており、株価が下がろうが保有し続けた結果・・・保有していた企業が倒産しました(泣)
まさに、霧で全然前が見えない状況で、アクセル全開でぶっ飛ばしたら、岩石にぶつかったってわけです。
これの悪い所は、「長期投資」戦略が悪かったのではなく、私が何も考えずに、この手法をとっていたことです。まさに、「長期投資」を盲信した人間の末路と言えるでしょうね。
まあ、これは極端な例だと思いますが、一方で、こんな経験もあります。
以前保有していた銘柄が、上昇相場の恩恵を受けて、株価が上昇したんですよ。
しかも、ある程度長期で保有していたおかげで、それなりの含み益が出ていました。
しかし、そのうち調整局面に入り、株価が下落。株式は上昇する際はゆっくりと上昇しますが、下落する際は、落ちたナイフのように急激に下落することが多いです。
そんな時でも、しばらくは含み益が出ていたので安心して保有していたんですよね。
しかし、含み損が出始めると急に狼狽し、パニックになって売却してしまいました。
おかげで、長期で保有していたのに、ほとんど利益が出せなかったというわけです。
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株式投資の世界では、「長期投資」はセオリーとされています。
そして、私自身もこの意見には賛成です。
「長期投資」をすることで、大きく資産の最大化が行える可能性が高いことは、間違ってはいないと思っています。
ただ、「長期投資」を盲信することは絶対にダメだと思うし、中途半端な「長期投資」は、悪手です。
「長期投資」は、長期的なビジョンと、長期で保有するための「根拠」が重要になります。もちろん、それらが正しいとは限りませんが、それがなければ、ただの「適当投資」ですからね。「パクリ投資」よりもタチが悪いです。
「株式投資」をする上で、大事なことは、今ある最適解やセオリーを盲信しないことだと思っています。「長期投資」「配当金再投資戦略」「インデックス投資」これらは、資産を高めるための、最適な解だと思いますが、盲信してはいけません。
まずは、その常識を疑い、自分なりの回答を持つことが大事だと思います。
そのための対策として、銘柄の分散や時間の分散が取れますからね。
「有り得ない」なんてことは有り得ません。
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