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エヌビディア(NVDA)の2019年2Q決算を考察・・・今回の決算を受けて「売却」も検討中

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こんにちわ、リョウスケです。

 

今回は、世界最大手の半導体メーカー「NVIDIA(エヌビディア)」が2019年度第2・四半期決算(2018年5月~7月期)を発表しましたので、考察してみたいと思います。

 

エヌビディア(NVIDIA)の2019年度2Q決算を分析

 

 結論から申し上げると、今回の決算はあまり良くありませんでした。

 

以下は、今回発表された決算データの一部を抜粋したものです。

 

◆NVIDIA 2019年2Q決算データ

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「売上」は「31億2300万ドル」となっており、前年度と比べると「40%」の増収となっています。アナリスト予想は、31億3000万ドルだったので、予想を下回っております。

 

続いて「営業利益」を見てみますと、「12億9000万ドル」となっており、前年度と比べると「67%」の増益となっています。

「グロースマージン」は、今期「63.5%」となっており、前年度の「58.6%」から、大きく向上しています。

 

そして「当期純利益」を見てみますと、「12億1000万ドル」となっており、前年度と比べると「90%」の増益となっています。

 

また、「EPS」も、予想「1.84ドル」でしたが、今期「1.94ドル」となっており、予想を上回っております。

 

この日、同じく発表されました第3・四半期の売上高見通しは、アナリスト予想が33億4000万ドルだったのに対して、32億5000万ドルとし、予想を下回りました。

 

このように、今回の決算では、「増収増益」実現しましたが、売上に関してはアナリスト予想を下回るものとなりました。また、来期の予想も予想を下回っておりますので、今後一時的に株価が下げるかもしれませんね。

  

エヌビディア(NVIDIA)の売上内訳

 

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それでは、次に、「売上」の内訳を見てみたいと思います。

 

以下は、今回の決算で発表された売り上げを「プラットフォーム」毎に分類したものです。

 

◆プラットフォーム毎売上

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エヌビディアの半導体は、「ゲーム用途」で製品を利用することが多いようですね。全体の57.79%を占めております。

 

今期の「ゲーム用途」での売上は、18億500万ドルとなっており、「52.0%」の増収となりました。アナリスト予想は「17億5000万ドル」だったので、予想を大きく上回っております。

 

ちなみに、ゲーム用途のグラフィックスチップは仮想通貨にも使われているのですが、この需要が大幅に落ち込んでいます。当初約1億ドルを見込んでいましたが、結局今期の売上は1800万ドルに留まりました。 

 

現在の仮想通貨取引の現状を見ていると、今後売上の見込みはないでしょうね。

 

続いて「データセンター」を見てみます。

今期の売上は、7億6000万ドルで、前年度比「83%」の増収となり、エヌビディアの成長を支えています。アナリスト予想が「7億4360万ドル」だったので、予想を上回っております。

 

さらに続いて、人工知能の普及によって、今後注目されるであろう「Automotive」用途での活用は、まだまだ進んでおらず、「1億6300万ドル」となっており、全体に対する売上比率は、「5.1%」程度にしか過ぎません。

しかし、今後、自動運転車が一般的になれば、爆発的に増える期待感はあります。

    

今回の決算を受けてエヌビディア株売却も検討中

 

今期の決算では、大幅な増収増益とはなり、数値の上では非常に良い決算となりましたが、来期の売上見込みが予想を下回りましたので、「好決算」とは言えないものとなりました。

 

エヌビディアのような、将来が期待されて株価が上昇する「グロース株」は、いくら増収増益を達成しようが、アナリスト予想を下回ってしまうと、株価が暴落してしまうところが、キツイですね。

 

おそらく、エヌビディアの株価も、しばらく調整期間となるかもしれませんね。

 

近年は、クラウド需要の高まりを受けて、SIerがデータセンターを鬼のように作っていますので、この需要を上手く取り込んでいます。

 

そして、将来的にも人工知能をはじめとした次世代技術が、世の中をイノベーションする第四次産業革命が必ず起こると言われていますので、この需要を上手く取り込めば、更なる成長が見込めます。

 

人口知能を効率的に活用するためには、膨大な演算処理が必要となるので、エヌビディアの「GPU」は期待されていますからね。

 

ただ、ここ最近のエヌビディアの株価は冴えず、他のハイテク株のように株価が上昇していないところを見ると、(短期的な目線で見ると)市場はそれほど注目していないのかもしれませんね。

 

私は、この「エヌビディア」を保有しているのですが、短期的な目線で株価が上昇することを期待しており、今回の決算内容を受けて、「売却」しようと考えています。

 

問題は、この銘柄を売却して何を購入するか、なんですけど、特に買いたい銘柄がないんですよね・・・。すでに、キャッシュ比率が7割近くに達しているので、これ以上高めるのは、あまり良い手法とは言えませんが、来るべき下落局面に備えておくのもアリかな、なんて思っております。

 

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