こんにちわ、リョウスケです。
日本は戦後、「東洋の奇跡」とまで言われるほど、これまで類を見ないスピードで経済発展を遂げてきました。
しかし、現在はその成長も陰りを見せ、「失われた20年」と言われるほど、経済は停滞しています。
逆に考えると、20年間も経済が停滞し続けたにもかかわらず、未だ世界の経済大国として存在感があるのは、過去の遺産がそれだけ凄いってことですよね。
ただ、その遺産すら食いつぶしそうなくらい、日本の未来は暗いです。国の借金は天文学的な数値になっていますし、今後、少子高齢化の影響で経済が衰退していくのは目に見えています。
最悪の場合、社会保障制度は維持できず、老後は貧困生活に陥ってしまう可能性だってありますからね。
ですので、これからは国や企業、社会を当てにするのではなく、個人レベルで将来に向けての対策を考えておく必要があります。
もっと具体的に言うと、できる限り早い段階で資産を高める施策を実施するということです。
ちなみに皆様は金融資産をどれくらいお持ちですか?
少し前ですが、総務省が発表した「家計調査報告」によると、二人以上の世帯別平均貯蓄は1820万円だそうです。
(出典)総務省
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/yoyaku.pdf
内訳は、約62%が貯金で、有価証券は、わずか14.6%となっています。
こうしてみると、やはり「株式投資」をしている人って、やっぱり少ないですよね。
あと、これは全世帯の平均なのですが、世代別で見ると、以下の通りになります。
40代未満では、平均貯蓄が574万円に対してローンや借り入れなどの負債が1098万円、
40代で平均貯蓄が1065万円に対して負債が1047万円、
50代で平均貯蓄が1802万円に対して負債が591万円、
60代には平均貯蓄が2312万円に対して負債が220万円となり、70歳以上ともなると平均貯蓄が2446万円に対して、負債が90万円となります。
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やはり、年齢が上がるにつれて、貯蓄現在高は上がり、負債現在高が下がって行きますね。
これは、年齢が高いほど、これまで積み重ねてきた貯蓄が上乗せされることと、子育てが一区切りし、給料から貯蓄に回せる額が多くなっていくからだと考えられます。
あと、私見ですが、バブル世代の人達は、私達のようなバブル後の世代に比べると、給料が高いんですよね。
同じ役職で、同じような仕事をしていても、40代の私よりも、一回り上の先輩の方が、圧倒的に給料が高いですからね。
まあ、これは時代の流れによるものなので、羨ましがっても仕方がないと思っていますが、世代によって収入や貯蓄に大きな格差があるのは、凄く気になります。
以前にも記事にしましたが、日本の社会保障制度は、日本の財政を逼迫し、今後どうなるか分かりません。
今の70歳以上の高齢者でも、「年金が少ない」「生活が厳しい」という意見をお持ちの方が多く、現に「老後破産」する方も多くいますが、逆に考えると、給料が高く、年金もそれなりに貰え、平均値としてそれなりに貯蓄を持っている今の高齢者ですら、生活が厳しいと言っている人たちがいるわけです。
なので、本当にもっとやばいのは、私たちのような、今の現役世代の人達じゃないでしょうか?
前述したとおり、私たちが高齢者になった頃、「社会保障制度」がうまく制度として成り立っているか、疑問がありますし、貯蓄の残高も、今の70歳以上の平均値ほどあるのか、微妙なところです。
下手すれば、「老後破産」する人が、爆発的に増えるかもしれません。
では、多くの人が「老後破産」しているので、
「まあ、みんなが老後破産するなら、自分も仕方ないや・・・」
なんて思いますか?
私は、「ノー!!」です。
断じて否ですね。
私は、「老後破産」なんてしたくないですし、これからも面白おかしく生きていきたいと思っています。
その為にすることは、私たちの老後が結構ヤバいという事実を受け入れること。
そして、収入(給料や副業)を増やし、出費を抑えるための施策を考えて実施し、資産運用でお金に働いてもらうことが、最も効率的に資産を最大化することができる方法です。
もっと具体的に言うと、今は日本人だからといって、運用する銘柄が「日本株」しかないというわけではなくて、米国や中国などの海外株にも投資できます。また、銘柄分析が難しい「個別株」だけではなく、国やセクターにまるごと投資できる「インデックス」にも投資できますからね。今はとにかく「選択肢」が増えているので、自分自身に適した投資先や投資方法を見つけ出してください。
また、「副業」に関しても、アフィリエイトなどで収入を得ることもできますし、自分自身が記事を書くのが厳しければ、記事を書くのが得意な人にお金を支払って依頼すれば良いです。
自分自身が苦手なことを、別に自分自身が「行う」必要性はありませんからね。それに、副業でワンランク上を目指すのであれば、人を雇って依頼することにも慣れておいたほうが良いと思いますよ。アフィリエイトとは言え、ある意味「事業」を起こしているわけですから、経営者的な目線を持って、人を雇い、自分自身は戦略を練ったり、アイデアマンであり続けるべきだと確信しています。
まあ、いずれにせよ、皆と一緒に、奈落の底に落ちるなんてことのないように、早めに手を打つことが大事だと思います。
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