こんにちは、リョウスケです。
一般的に中小企業よりも大企業の方が給料が高く、福利厚生面でも恵まれていることが多いと言われています。日本には約400万社あると言われておりますので、大企業を東証一部に上場している企業とするなら、99.7%が中小企業ということになります。
そのような現状でも国内で発表される統計データは大企業のデータを集計していることが多いので、例えば毎年夏と冬に発表される「ボーナス支給額」は私達が実際に貰える額とは差異があることって多いのではないしょうか。
こういった給料の格差は非常に腹立たしいのですが、大企業で働くメリットというのは「給料」のような目に見えるものだけではなく、仕事の規模や教育、働き方など、中小企業では考えられないようなメリットが多いです。
私も大企業に出向していたのですが、仕事の規模感や仕事の進め方のノウハウ、仕事に対する考え方は、出向していた際の上司に厳しく教育された時に(強制的に)身に付けたもので、その時の経験は私のビジネススタイルの根幹となっていますからね。
本来ならお金を払ってでも身に付けたいスキルを、逆にお金を貰いながら身に付けることができたわけです。このあたりが会社に所属して働く大きなメリットだと思いますよ。
ただ中小企業で働いているからといって悲観する必要は全くありませんよ。
近年はお金を増やす方法は様々なものがあり、例えば「株式投資」をはじめとした「資産運用」をすれば、本業を頑張っている間にお金が勝手に働いてくれて増やすことができます。
このように文章で書くと一言で済んでしまいますが、現実はそんな簡単ではないんですけどね。「資産運用」は、元本よりも下がってしまうリスク、元本割れリスクがどうしても付きまとってしまいますので・・・。
特に日本では20年もの間、経済が低迷しましたので、元本割れリスクは常に存在していましたので、なかなか投資に踏み切れない人も多いかと思います。
元本割れリスクが大きくなるのは暴落が発生した時です。株価は上がったり下がったりを繰り返しながら推移していきますが、これまで何度も株価は「暴落」を起こしています。
以下は、これまで起きたダウ工業平均のメジャーな「暴落」です。
◆これまで起きた暴落と下落率
年数 | 発生した暴落 | 下落率 |
1929~1932年 | 世界恐慌 | 90% |
1987年 | ブラックマンデー | 36% |
2000~2002年 | ITバブル崩壊 | 38% |
2008~2009年 | リーマンショック | 42% |
こういった「暴落」が発生すると、「株式投資」を始めたタイミングによっては、「元本割れ」する可能性が高いです。
最近起きた暴落だと、リーマンショックになりますが、株式投資を10年以上経験している方はこの時の恐怖は忘れられないのではないでしょうか。私自身もこの時の経験は恐怖以外の何者でもなくて、運用資産が3分の1まで減りましたからね。
3分の1というと大したことがないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば1000万円投資していれば、その価値が700万円の含み損を抱えることになります。そして、1億円の場合7000万円の含み損ということになりますので、その頃の精神的な負荷がとんでもなかったことは想像出来るかと思います。
ただ、「米国株」に限って言えば、これまで幾度と無く起きた「暴落」は、全て一時的なもので、必ず数年以内に株価が復活しています。その為「暴落」を必要以上に恐れる必要はありません。
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「暴落」の際に最も怖いのが、あまりの下落によって損失が膨らみすぎて狼狽してしまい、損失を確定してしまうことです。
暴落の際は、どのようなディフェンシブ銘柄に投資していようが、ポートフォリオを幅広く分散していようが、全ての銘柄が等しく下落してしまうので、元本割れのリスクから逃れることはできません。
ですので、元も子もない言い方になってしまいますが、結局の所、「セルフコントロール」が最も重要になります。
例えば、フルインベストメントするのではなく、余裕資金だけで「株式投資」をやることもその一つです。
上昇相場の際には投資資金が大きい程、大きな利益を得ることができるので、機会損失を防ぐ為にも、運用資金の割合を高めてしまう場合があります。
これはこれで、間違っている訳ではありませんが、運用資金が高くなってしまうと暴落した時の精神的負荷が大きくなってしまいます。例えば-50%株価が下落した場合、100万円で運用していれば-50万円の損失で済みますが、1億円で運用していると5000万円の損失になりますからね。
そして、「元本割れ」の幅が大きくなってしまうと、精神的負荷に耐えれなくなり、狼狽売りや市場からの退場という行動をとってしまうわけです。
株価が下がっても、動じない経験と自信があれば、(ほぼ)フルインベストメントでも構わないと思いますが、そうでない人は余裕資金だけで資産運用した方が良いです。
あとは、「高配当銘柄」や「連続増配銘柄」に投資することも有効ですね。
少なくとも、私がリーマンショックの際は、この「配当」というのが、非常に精神的負荷を軽減してくれました。
たかが「配当」と思うかも知れませんが、確実に貰える配当は、精神的な支えになります。これらのことは、「元本割れ」の際にも、焦らず行動を取ることができますが、結局の所、株式市場が今後も成長すると考えることができるということを信じることのできる人だけが、株式市場に居座ることができ、資産を増やすことができと思いますよ。
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