こんにちは、リョウスケです。
先日、金融庁が「老後資金2000万円不足する。」という発表に批判が集中していますね。
金融庁が発表した内容によると、男性が65歳以上、女性が60歳以上の無職の夫婦の場合、年金収入だけに頼った生活設計であれば、月平均約5万円の赤字が発生しており、仮に95歳まで生きると想定した場合、夫婦で2000万円の資産の取り崩しが必要になると試算しています。
その為、公的年金制度に頼らず、現役時代から資産運用などをすることで若いうちから資産形成を行うことを推奨しています。
ちなみに65歳時点の夫婦世帯の金融資産の平均保有額は2250万円となっており、ここ20年間は横ばいで推移しています。ただ、会社を定年退職する際に貰える退職金はピーク時から4割減っていますし、少子高齢化によって年金受給年齢を高めたり、年金受給額そのものを減らされることが予想されるので、生活資金はさらに不足する恐れがあると警鐘を鳴らしています。
この発表に対して、多くの日本人が怒りを顕にしており、私の働いている会社でも若い人達を中心に今回の金融庁の発表を批判しています。
個人的な見解をさせていただくと、「えっ!?金融庁の発表は概ね正しいんですけど・・・もしかして老後を政府や会社、社会に助けてもらおうと思ってたの?脳みそお花畑ですか?」ってところですね。
普通に考えて、私たちが老後貰える年金なんて一ヶ月10万円程度なので、普通の生活をするのであれば足りない可能性が高いです。そういった現実を逃避して、特に対策もせず政府を批判している人達を、私は高いところから嘲笑させていただいております。
まあ、「金融庁もやっちまったなあ。」って思うのは、こういう「正論」を愚かな日本人の「個人」をターゲットに発表してしまったことですね。「老後2000万円足りないから資産運用などで対策しようよ。」なんて言っても、日本人に金融リテラシーなんてないので、ピンとくるはずがありません。
そもそも、今の日本人が貧困に苦しんでいるのは、企業が給料を上げなくなってしまったことが要因の一つなので、日本人個人よりも企業に対して対策をするべきでしたね。
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ところで、金融広報中央委員会の発表によると、日本人世帯の平均資産額は「1078万円」、中央値は「400万円」となっています。平均値と中央値には600万円以上の差がありますが、「平均値」は一部の超大金持ちがいると値が大きくなっています。
その為、「中央値」の「400万円」方が、現実的な数値なのではないでしょうか。
ただ、資産の額は年齢が高まるにつれて上昇していく傾向がありますので、世代別に分けると大きな格差が発生しています。
ちなみに30代は平均値が「395万円」、中央値が「167万円」となり、40代の場合平均値が「588万円」、中央値が「200万円」となります。
さて、上記の通り、日本人の平均資産額は「1078万円(中央値 400万円)」ですが、40代である私の資産は、すでに7000万円近くあり、同世代の資産額を大幅に上回っておりますし、総世帯の平均資産額も大きく上回っております。
私は多くの日本人が保有している資産の額を40代にして大きく上回っているわけですが、別に大手企業の高収入サラリーマンでもなければ、両親が資産家であるような恵まれ環境に育ったわけでもなく、いたって普通の中小企業に勤めるサラリーマンです。
にもかかわらず、何故、多くの日本人よりも、私の方が多くの資産をもっているかというと、若いうちから資産の形成に力を入れており、資産運用や副業で効率的に資産を増やしてきたからです。
日本人にとって、株式投資などの資産運用は忌むべきもののようですが、上手くやれば資産を効率的に増やすことができます。しかも、 私が株式投資をやっていた期間には、100年に1度起こると言われた「リーマンショック」のような大不況があったにもかかわらず、日本人の平均よりも、たくさんの資産を残せているわけです。
この事実からでも、分かるように、「株式投資(資産運用)」を「やる」「やらない」で、大きな「格差」が生まれると思いますよ。
今回、金融庁が発表した「老後資金2000万円足りない」というものに批判するのであれば、まずは自分自身の老後に危機感を持って、どうすれば老後も安心安全に暮らしていけるかを考えたほうがいいですよ。
いくら政府や金融庁を批判しても、現状が変わるわけではありませんし、結局苦労するのはご自身ですからね。
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