こんにちわ、リョウスケです。
アメリカの雑誌「フォーブス」では毎年世界長者番付を発表しています。
3月に発表された2019年の長者番付トップはネット通販世界最大手「アマゾン」の創業者にして最高経営責任者(CEO)であるジェフ・ベゾス氏で1310億ドル(約13兆円)でした。
続いて2位がマイクロソフトの創業者で元最高経営責任者(CEO)であるビル・ゲイツ氏の965億ドル、そして3位が「バークシャー・ハサウェイ」の最高経営責任者のウォーレン・バフェット氏の825億ドルでした。
33回目となる2019年のランキングでは、保有資産額10億ドル以上で番付入りを果たした「ビリオネア」は2153人となり2018年の2208人から減少しています。また資産総額も昨年の9兆1000億ドルから8兆7000億ドルへと減少しています。
ちなみに今年トップに立ったジェフ・ベゾス氏は離婚によって莫大な財産分与が行われたので資産が大きく減るはずです。ただ、「アマゾン」は今もなお高い成長力を維持しているので、ベゾス氏の資産は今後も増え続けていくでしょうね。
ところで今回2位となったビル・ゲイツ氏は既にマイクロソフトを離れ慈善事業を中心に活動をしているのですが、今もなお「世界長者番付」には毎年顔を出しています。
しかも2006年の個人総資産は推定530億ドルだったのに対して、2019年は965億ドルとっており、マイクロソフトを離れて経営には携わっていないにも関わらず、資産を増やし続けているわけです。
これは一体どういうことなのでしょうか?
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答えは簡単です。
経営には携わっておりませんが、資産運用をおこなうことで資産を増やし続けているのです。
ビル・ゲイツ氏の資産を運営しているのは「カスケード・インベストメント」という投資運営会社で、2006年の530億ドルから2007年には580億ドルに膨らみましたが2008年の金融危機により推定資産400億ドルと180億ドル減少します。
しかしその後、株価の回復により2014年の推定資産810億ドルとなり長者番付世界1位に返り咲いており、経営の一線から退いているにも関わらず世界長者番付一位になったわけです。
ビル・ゲイツ氏は長らくマイクロソフトの個人筆頭株主でありかつては資産の大半を同社株が占めていましたが定期的に売却を続け、ポートフォリオ構成銘柄を分散しリスクを下げています。
現在の同氏のポートフォリオはインテルやアップル、ウェルズ・ファーゴ、シスコ・システムズで構成されており、マイクロソフトの比率は10%程度のようです。
このようにビル・ゲイツ氏は会社の経営から離れて10年以上経った今でも資産は増え続けているわけですが、これは「資産運用(株式投資)」の有効性を十分に示しているものではないでしょうか。
現代の日本は老後の生活に不安があり、若いうちから資産形成を意識しなければいけない時代ですが、ビル・ゲイツ氏のやっていることが一つの最適な解であると思います。
日本人にとっての「株式投資」はバブル崩壊後の失われた20年を経験しているので「損をする」イメージが強いかもしれませんが、これからの時代はリスクをある程度とっていかないと貧困老人として苦難に満ちた老後を迎えるかもしれませんよ。
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