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ケニアの貧しい村でベーシックインカムの導入を行った結果・・驚きの結果に!

 

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こんにちわ、リョウスケです。

 

最近は企業が働き方改革を進めていたり、有給休暇取得の推進やハラスメント問題の改善に対応したりしていますので以前に比べると労働環境が良くなっているように思えます。

 

私が若かりし頃は有給取得なんて夢のまた夢でしたし、上司に机を叩かれながら怒鳴られたりしたものですが、最近は有給も取得しやすくなりましたし、上司が部下に怒鳴っている光景も減っているように思えます(無くなったわけではないですけどね)。

 

ただ、労働環境が改善したからといって仕事が楽かというとそういうわけでもなくて、「働く」ということは周りの人と利害関係が生まれてしまいますし、仕事には「結果」や「責任」が付きまとってくるので、仕事をするというのはやはりしんどいわけです。

 

「仕事なんてやりたくない」と考えている人は多いと思いますが、日々の生活をするためにはお金が必要なので、嫌であっても仕事を辞めるわけにはいかないのが実情です。

 

ところで皆さんもこれまでの人生で「宝くじ当たらないかな・・。」とか「突然大金が手に入らないかな。」と考えたことはありませんか?

 

もちろん、宝くじなんて簡単には当たりませんし、突然大金が手に入るようなことなんてあるわけがありません。ただ近年は「ベーシックインカム」の実証実験が世界中で行われていることをご存知ですか?

 

「ベーシックインカム」とは年齢や所得に関係なく誰でも一定の金額が受け取れる制度で、貧困や格差の是正に期待されていたり、将来的には人工知能(AI)の普及によって、人々の仕事が奪われることが懸念される中、救済手段として注目されています。

 

ここ数年で各国や地域で実証実験が進められていて、最近最も大きな話題となったのがフィンランドでの実証実験です。いかに記事を書いておりますので興味がある方は読んでください。

www.longamerikastock.com

 

まあ、現在のところ実証実験どまりになっていて、本格的にベーシックインカムを導入をおこなっている国や地域はありません。

 

ケニアの貧しい村でベーシックインカムの導入を行った結果

 

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ところで少し前ですが、アフリカのケニアでベーシックインカムの実証実験が行われましたので、紹介したいと思います。

 

国民の最低限の生活を保障するため政府がお金を一律に配る「ベーシックインカム」が有効かを調べようと、ケニアの農村で約2万人を対象に実験が行われている。

 

答えは「無駄遣いしない」。日本でも導入の是非を巡り専門家らが議論してきたテーマだ。貧しくも堅実に暮らす村人たちを取材した。

 

 緑が映えるトウモロコシ畑と周囲に点在する土壁の家、赤土の大地で遊ぶはだしの子どもたち。ケニア西部キスム郊外。約300人が住む電気と水道のない農村には、アフリカの典型的な光景が広がる。かつて多くの住民が1日1ドル(約110円)ほどで暮らしていた。

 

  「ある日突然『お金をあげる』と言われ、大喜びしたよ」。ペンキ職人のピーター・キラさん(41)が笑顔で振り返った。米国の非政府組織(NGO)「ギブ・ダイレクトリー」が2016年10月から、村の大人全員に1人当たり月2250シリング(約2500円)を支給し始めた。8~19歳の子ども6人がいるキラ家は、妻と2人で月4500シリングを受け取る。使途は完全に自由だ。

 

  それまで世帯の収入は月平均5千シリングほど。子どもの授業料すら払えず、親戚に借金をしていた。4500シリングは大金だが、キラさんは「ギャンブルや酒、たばこに浪費したことはない」と断言する。

 

  使い道は9月に大学生になる長女メリセントさん(19)たちの授業料と、日々の食事の材料費だけ。朝5時に起きて夕方まで週7日働く生活は変わらない。「子どもの将来しか考えていない」と力説した。

 

 取材当日は気温30度を超す猛暑日。昼下がりに村を歩くと、多くの住民が汗を流しながら、黙々と畑の草刈りや放牧にいそしんでいた。キラさんの他に道で出会った10人に聞いたところ、全員から「より良い生活のために貯金した」「学校の授業料や教材費に充てている」「農具や作物の種を買った。将来への投資だ」といった答えが返ってきた。

 

 ギブ・ダイレクトリーは16年以降、ケニアで順次実験を始めた。現在は200近い村で実施し、約2万人に2~12年間、お金を渡す計画だ。広報担当のキャロライン・テティさんによると、定期的に聞き取り調査を実施。それまでギャンブルや過度の飲酒をしなかった人が、お金をもらうことで浪費するようになった事例はないという。

 

  それどころか、テティさんは「今まで貧困から抜け出せずに自信を喪失し、現実逃避するためギャンブルや飲酒におぼれる人たちがいた。だが、彼らも最低限の生活が保障されて人生に希望が見え、まじめに働くようになった」と指摘。「『お金を無条件でもらったら働かなくなる』という考えは誤解だ」と話す。

 

ベーシックインカムには様々なメリットとデメリットがありますが、大きなメリットが「貧困層の救済」や経済的な余裕を得ることから「人間行動の活性化」が挙げられており、大きなデメリットとして「勤怠意欲の軽減」や「財源の確保」が挙げられております。

 

今回の実証実験をおこなったケニアの農村部の平均月収は5,000シリング(日本円に換算すると6,000円程)となっており、所謂「超貧困層」と言われる方達が対象となっておりました。

 

結果としては貧困が是正されたことと、デメリットと考えられていた「勤怠意欲の軽減」は見られなかったそうですね。

 

ただ、この「ベーシックインカム」を「財源」という問題を抜きにして、日本で導入して同じような結果になるかというと疑問ですね。そもそも日本は先進国に分類されており、人々の生活が苦しいと言われていたとしても日々の生活すら厳しいという「超貧困層」は少ないです。

 

そんな日本でベーシックインカムを導入しても「勤怠意欲の低下」は免れません。

そもそも直感的に考えて毎月数万円貰ったら、「よしっ!もっとお金を殖やすために頑張るぜ」なんて思わないでしょう。

 

私は仕事柄海外の人たちと一緒に仕事をする機会が多いのですが、外国人エンジニアの労働意欲の高さに驚くと同時に日本人エンジニアの労働意欲の低さにも驚かされます。

 

ただ、日本人の労働意欲の低さが生産性の向上などにも活かされている部分もあるので、一概に悪いとは思いませんが、それでも労働意欲の低さを考えるとベーシックインカムの導入は悪い方向に作用するのではないかとおもます。

 

個人的には日本でベーシックインカムが導入されれば、国際的競争力は更に下がって、ますます貧乏になるように思えますね。個人的にはベーシックインカムの導入は絶対にやめて欲しいです。

 

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