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IBMの2019年度2Q決算を考察・・・この銘柄に投資するのはお金と時間の無駄!

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こんにちわ、リョウスケです。

 

企業は常に厳しい競争にさらされていますが、中でも情報技術の分野は特に厳しいと言われています。

 

ICT最大手の「IBM」はかつて「ITの巨人」と言われるほど、業界に君臨していましたが、近年はマイクロソフトやアマゾンなどの新興企業の台頭により苦戦しています。 

 

時価総額で世界ナンバーワンに何度もなったこともある「IBM」の衰退は情報技術の分野がいかに厳しい競争が行われているか分かる事例の一つですが、これはいま業界に君臨しているマイクロソフトやアマゾンも数年後にはどうなっているか分からないという意味でもあるかと思いますね。

 

今回はそんな「IBM」が2019年度第2・四半期決算(4月~6月)を発表しましたので、考察をしてみたいと思います。

 

IBMの2019年度2Q決算を分析してみた

 

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今回の決算の結論から言いますとまちまちでした。

 

IBMの2019年度2Qの売上高は前年度比-4.19%減の191億6100万ドルとなり、アナリスト予想と一致しました。

 

また、純利益は前年度比+3.91%増の24億9800万ドルとなり、調整後の1株利益は3.17ドルで、予想の3.07ドルを上回りました。

  

このようにIBMの2019年度2Q(4月~6月)決算は減収増益となりましたが、売上はアナリストと一致しましたし、純利益に関してはアナリスト予想を上回ることができたので、まあ良い決算でもありませんが、別に悪い決算でもありませんでした。

  

IBMの売上を事業毎に分けて考察

 

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続いて、売上の内訳を事業ごとに見てみたいと思います。

以下は、今回発表された決算データです。

 

◆IBMの事業ごとの売上の内訳

  2019年2Q 2018年2Q 増減
Cloud & Cognitive Software $5,645 $5,170 +9.18%
Global Business Services $4,155 $4,135 +0.48%
Global Technology Services $6,837 $7,325 -6.66%
Systems $1,753 $2,177 -19.47%
Global Financing $351 $394 -10.91%
Other $420 $503 -16.50%
TOTAL REVENUE $19,161 $20,003 -4.20%

 

IBMは、大きく分けて5つの事業で構成されています。

 

「Cloud & Cognitive Software部門」の売上は、今年度56億4500万ドルとなっており、前年度比+9.18%の増収となりました。また、アナリスト予想の54億9000万ドルを上回っております。

 

この部門はICT企業同士で熾烈な競争が繰り広げられている「人工知能」や「サイバーセキュリティ」などの次世代技術が含まれており、ここ最近の決算では減収となっておりましたが、ようやく増収となりホルダーの方々は安心したのではないでしょうか。

 

「Global Business Services部門」の売上は、今年度41億5500万ドルとなっており、前年度比+0.48%の増収となりました。

 

「Global Technology Services」の売上は、今年度68億3700万ドルとなっており、前年度比-6.66%の減収となりました。

 

「Systems部門」の売上は、今年度17億5300万ドルとなっており、前年度比-19.47%の減収となりました。

 

「Global Financing部門」の売上は、今年度3億5100万ドルとなっており、前年度比-10.91%の減収となりました。

 

事業毎の数値を見ても、それほど良い結果ではありませんね。

強いて言えば、IBMが力を入れている「Cloud & Cognitive Software部門」ば二桁近い成長をしていることくらいです。

 

「System」部門は-20%近い減収となっていて、こういったレガシー事業の衰退よりも、前述の次世代技術の部門の成長が上回った時がIBMの完全復活と言えるのでしょうけど、競合先がマイクロソフトやアマゾン、グーグルといった今をときめく最先端企業を出し抜いて、果たして成長することができるのか疑問です。

 

IBMへの投資はすべきでない

 

今回の決算もそれほど良い決算とは言えませんでしたが、それでも投資家達の期待値があまりにも低かったのか、決算発表後の時間外取引では最大+4%上昇しました。

 

現代は技術革新の時代と言われており、今後「人工知能」や「量子コンピューター」「ブロックチェーン」の技術がさらに発達し商品化された際には世の中がイノベーションされると言われております。

 

これが「第四次産業革命」の勃興なのですが、当然次世代技術を保有している企業は大きな利益を得られるわけで、この「IBM」も人工知能「ワトソン」を始めとしたこれら次世代技術を数多く保有している企業の一つです。

 

ただ現状を見てみると様々な技術を保有している割にはパッとしない決算なんですよね。同じICT企業であるマイクロソフトやアマゾン、グーグルは順調に成長しているにも関わらずです。

 

今後は人工知能関連の技術が注目されると思いますが、今現在は「クラウド」の分野で覇権を争っているわけですが、今回の決算でIBMもクラウド事業が+5%成長しました。

 

一見、「5%も成長したのか・・・素晴らしい!」に思えますが、マイクロソフトは直近の決算では41%の成長をしていますからね。その差は歴然です。

 

こういった次世代技術は先行し先にシェアを保有した企業が圧倒的に有利なので、今後IBMが急成長を遂げることは無理なのではないかと思っています。

 

というよりも「IBM」に投資をするのであれば「マイクロソフト」に投資した方が無難ですよ。

 

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