こんにちわ、リョウスケです。
現在、この日本では少子高齢化や債務超過、労働者不足、デフレなど様々な課題があり、将来に対して不安を抱えている人も多いと思います。
一方で、人工知能(AI)、ロボット技術など様々な次世代技術によってイノベーションが起こり、私たちの生活の利便性が更に向上するとも言われており、良くも悪くも不確実性の高い時代を私達は生きていることになります。
このような将来がどうなるか分からない時代だからこそ、自分自身の選択肢を増やすために「資産形成」をきちんとしておかなければいけないですね。
ただ、会社に雇われの身であるサラリーマンはそれほど給料も高くないので、資産形成をするためには、「株式」や「債券」、「不動産」などの「リスク資産」に投資し、お金に働いてもらうことで資産を増やしていくべきです。
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しかし、こういった「リスク資産」は元本が保証されているわけではなく、投資したモノやタイミングによっては購入時よりも値下がりして損失を抱えてしまうことも珍しくありません。
今回は資産運用で損失を出した人をご紹介したいと思います。
「株式投資を始めたのは'06年。友人から株で儲かったという話を聞いたことが始まりでした。友人に紹介してもらった大手証券会社の営業課長に会うと、6000万円が1億円になるのは半年もかからないと言うので、その気になって主人には内緒で6000万円を証券口座に入れたのです。
銘柄についてはよくわからなかったので、営業課長に任せました。毎日のように電話がかかってきて、言われるがままに売買。投資していた銘柄は40銘柄ほどで、NTTドコモや楽天といったIT関連銘柄に、トヨタやホンダや日産などの自動車関連、味の素や日清食品などの食料品関連が中心でした。営業課長を信頼していたし、年に2回はまとまった配当金が支払われるので、すっかり得した気分になっていた。
ただ'08年にサブプライムローン問題で株価が下がっていることがニュースになった時は、さすがに大丈夫かしらと心配になりました。資金がいくらになっているのか確認すると3000万円くらいと言われ、呆然としました。たった2年で半分になってしまったのですから」
その時点で妻の失敗に気づいていない夫は、「終の棲家」を購入する土地を探していたというから痛ましい。そこへきてリーマン・ショックが追い討ちをかけた。
「これで株の評価額は1700万円くらいになった。証券会社の営業課長は、1700万円を5000万円にするための投資だといって新たなプランを持ちかけてきましたが、もう信用できない。知人のファイナンシャルプランナーに相談すると、もう手を引いたほうがいいというので、証券会社に株をすべて売るように指示しました。
主人には正直に話をして、泣きながら謝まった。ショックを受けたと思いますが、一緒に頑張ろう、と言ってくれたのがなによりの救いです。取引の明細書はすべて処分しました。残しておいてもおカネが戻ってくるわけではないし、株のことはいっさい忘れてしまいたかったんです」
(引用)https://gendai.ismedia.jp/articles/-/2287?page=2
大事な老後資金6000万円を証券会社の営業マンに言われるがまま取引して、1700万円にしてしまった方の話です。
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この方は、リーマンショックの大暴落の被害にあって、最も株価が下がっているタイミングで売却して大損失を出していますね。
これは結果論で見ると、狼狽して売却するという投資家が最もやってはいけない行動をしていますが、これは決して他人事ではなく、誰でもこういう行動を起こしてしまう可能性はあります。
私もリーマンショックを経験し、資産を3分の1まで下げてしまいましたが、当時は悲観論がとてつもなくて、私自身も全株を売却して株式投資から撤退する一歩手前まで追い詰められていました。
結局、売却することなく、その後のアベノミクスによる株価高騰を受けて資産が大幅に増えたわけですが、私の場合人に銘柄を勧められたのではなく、自分で銘柄分析をして将来株価が上昇するという自分なりの根拠を持っており、「いつか上がる」と信じることができていました。
もしも、証券会社の営業に言われるがまま投資をしていたら、ソッコーで株式を売却していたと思います。
あと、この方の失敗は証券会社に言われるがまま運用していたことも大きいです。
証券会社の収益は「手数料」にあるので、信託報酬の高い投資信託や何度も売買させようとしますからね。
結局、営業マンは投資家であるクライアントの為にやっているのではなく、営業マン自身のために勧めているということを忘れてはいけません。
こういった失敗は投資につきものですが、それでも資産形成をするためには「株式投資」は有効だと思います。私でも資産形成できたくらいですからね。
ただ、何もしなくても資産が増えるというほど簡単なものではなく、失敗や成功を繰り返して自分なりの根拠を見つけ出すことが最も大事なことだと思います。
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