こんにちわ、リョウスケです。
今回は世界をイノベーションした製品「iPhone」の開発・販売をしている世界最大手のICTサービス業「アップル(AAPL)」の2020年第1・四半期(10月~12月期) の決算を考察してみたいと思います。
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今期のアップルの決算は良かったです。
まず、 売上を見ますと918億1900万ドル(前年度比+8.90%)の増収となり、アナリスト予想の885億ドルを上回りました。
そして純利益は222億3600万ドル(前年度比+11.37%)の増益となりました。
また、1株当たりの利益は4.99ドルとなり、アナリスト予想の4.55ドルを上回りました。
このようにアップルの今回の決算は増収増益となり、アナリスト予想を上回る良好な決算となりました。
また、同じく発表された2020年第2・四半期(1月~3月)の売上高見通しは630億~670億ドルとなり、アナリスト予想の624億ドルを大幅に上回りました。
続いてそれぞれの製品群の売上の内訳を見てみたいと思います。
◆アップルの2020年1Qカテゴリー別売上
「iPhone」の売上は555億9700万ドルで前年度比+7.64%の増収となりました。
続いて「Mac」の売上は71億6000万ドルで前年度比-3.45%の減収となりました。
そして、「iPad」の売上は59億7700万ドルで前年度比-11.77%の減収となりました。
そして、「Wearables, Home and Accessories」の売上を見てみます。この中には腕時計型端末アップルウォッチやエアーポッドなどの売上が含まれています。
今期の売上は100億1000万ドルで前年度比+36.97%と大幅な増収となりました。
最後に「Service」を見てみます。
この事業はアップルPayやアップルミュージック、新サービスである「アップルTV」などのサービス事業の売り上げとなっています。
今期の売上は127億1500万ドルで前年度比+16.91%のと大幅な増収となりました。
今期は久しぶりに「iPhone」の売り上げが増収しましたし、相変わらずウェアラブルやサービス事業が大幅な増収となっています。
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今回の決算では増収増益を実現し、アナリスト予想を上回る結果となりました。また、時期決算(2020年1月~3月)の見通しもアナリスト予想を上回っていたので、今期は好決算といって良いでしょう。
また、ここ最近の決算ではウェアラブル事業やサービス事業が急速に成長しており、アップルの収益の柱として育ちつつあります。
ただ、アップルの主力製品はまだまだ「iPhone」であることは無視できません。
以下は製品・サービス毎の売上をグラフにしたものです。
こう見ると、iPhoneが全売上の半分以上占めており、ウェアラブル製品やサービス事業は10%を少し上回る程度に過ぎないんですね。
アップルの株価は2018年後半に大暴落しましたが、2019年に入ってから急上昇し現在も好調を維持していますが、アップルのように収益が一つの事業に偏っていることはリスクとして捉えておくべきだと思います。
アップルは投資の神様ウォーレン・バフェット氏も絶賛し投資していることで有名ですが、例え世界一有名な投資家が投資してようが、パフォーマンスが素晴らしかろうが、私にはアップルに投資するのは少しリスクが高いように感じるので、この銘柄には投資できません。
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