こんにちわ、リョウスケです。
今回は、世界で最も有名な企業と言っても過言ではない、ハンバーガーチェーン世界最大手「マクドナルド(MCD)」の2019年度第4・四半期決算(10月~12月期)を考察してみたいと思います。
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今回のマクドナルドの決算は良かったです。
以下は、今回発表された決算データです。
売上高は53億4900万ドル(前年度比+4%)の増収となりましたが、アナリスト予想の53億1000万ドルを上回りました。
続いて、営業利益は22億9260万ドル(前年度比+15%)の増益となっています。
純利益は15億7220万ドル(前年度比+11%)の増益となりました。また、特別項目を除いた「1株利益」は、1.97ドルとなり、市場予想の1.96ドルを上回りました。
今期の世界既存店売上高は5.9%増となり、アナリスト予想の5.23%増を上回りました。また、通年の世界既存店売上高も5.9%蔵となり、2019年11月に就任したクリス・ケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)によると、「通年では過去約10年で最も高い伸びとなった。」と語っています。
マクドナルドの主要事業である米既存店売上高は5.1%増で、アナリスト予想の4.67%増を上回っています。
ただ、来客数は米国で1.9%減しています。減少率は18年の2.2%減からは鈍化しています。世界全体では+1%の伸びとなっています。
マクドナルドは集客に向けてセルフ注文端末(キオスク)などのデジタル注文サービスの拡充などに取り組んでおり、2020年はハイテクや研究開発向けの投資を拡大するとし、設備投資は前年とほぼ同水準の約24億ドルと予想しています。
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今期のマクドナルドの決算は増収増益を実現し、アナリスト予想を上回る好決算となりました。その為、決算発表後の時間外取引では一時+2.7%上昇しています。
前回の3Q決算は非常に悪かったので、ちょっとどうなるか心配でしたが、安心したホルダーの人も多いのではないでしょうか。
ただ気になる点もあります。
中国・湖北省武漢市が震源とされる新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、マクドナルドは同省で展開する数百店舗の営業をすべて停止しており、もしも感染が拡大していくと、どうなるか分かりません。
とはいえ、全体の売上高に占める中国の比率は約4~5%程度に過ぎず、営業利益も3%程度なので、ちょっと判断がつきません。
まあ、短期的に見ると懸念材料もありますが、長期で見るとマクドナルドのような世界中で店舗を持ち、高いブランド力を持っている会社は今後も成長していくと思います。
しかも、マクドナルドは連続増配42年を誇るほど、株主還元の意識をしっかり持っている会社なので、成長に合わせてキャピタルゲインを手に入れることができると同時に、保有しているだけで毎年配当金が上昇していくのでインカムゲインも手に入れることができる銘柄というわけです。
個別銘柄は予想が難しいですが、マクドナルドのような黄金銘柄は下がれば「買い」だと思いますよ。
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