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ウォルマートが予想を下回る悪決算を発表!しかし株価は上昇する意味とは?(2020年4Q決算考察)

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 こんにちわ、リョウスケです。

 

世界中に店舗を構えている小売業世界最大手の「ウォルマート・ストアーズ(WMT)」が2020年度第4・四半期決算(11月~1月期)を発表しましたので、考察してみたいと思います。

 

ウォルマート・ストアーズの2020年度4Q決算を考察

 

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結論から言いますと、今回の決算は悪かったです。

 

以下は、今回、発表された決算データの一部を抜粋したものです。

 

◆2020年4Q決算概要

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今期のウォルマートの売上は、1417億ドルとなっており、前年度と比べると+2.1%の増収となりました。しかし、アナリスト予想の1424億9000万ドルを下回りました。

 

 そして、調整後の「1株利益」は、1.38ドルとなり、アナリスト予想の1.43ドルを下回りました。

 

同じ日に発表された2021年度通期の1株利益見通しは5~5.15ドルとし、市場予想の5.22ドルを下回りました。一方、米既存店売上高見通しは最低2.5%とし、予想をおおむね上回った。

 

このように増収減益となり、売上・利益ともにアナリスト予想を下回る結果となってしまいました。 

続いて、今期の決算内容を「セグメント」毎に見ていきたいと思います。

 

ウォルマートのセグメント別業績

 

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「ウォルマート」では、「U.S(アメリカ国内)」と「International(アメリカ以外)」、「Sam's Club」の3つのセグメントに分かれています。

 

「Sam's Club」とは、米ウォルマートが1983年に設立した会員制 スーパーマーケットです。


ウォルマート創立者「サム・ウォルトン」にちなんで名づけたもので、2008年現在全米に4700万人の会員数を持ち、コストコ同様各地で店舗 展開しています(ウィキペディアより)。

 

まず、「U.S(アメリカ国内)」のデータを見てみます。

 

◆アメリカ国内の実績

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アメリカ国内の売上は923億ドルとなっており、前年度と比較すると+1.9%の増収となっており、アナリスト予想の2.35%増を下回ってしまいました。

 

年末商戦期が例年より短かく、衣料品や玩具、電子機器製品への需要が振るわなかったことが響いたようです。

 

また最も注目されているセグメントである「オンライン」の売上高は35%増と増収が続いていますが、過去約2年で最も低い伸びに留まりました。

 

2021年度のオンライン売上高伸び率見通しは約30%と予想としており、2020年度通期の伸びは37%より鈍化する予想となっています。

 

続いて、「International(アメリカ以外)」のデータを見てみます。

 

◆アメリカ以外の実績 

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今期の国外の売上は330億ドルとなっており、前年度と比較すると+2.3%の増収となっています。

そして「営業利益」は11億ドルとなっており、前年度と比較すると-5.6%の減益となっています。

 

最後に、「Sam's Club」のデータを見てみます。

 

◆Sam's Clubの実績 

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「売上」は、153億ドルとなっており、前年度と比較すると+2.6%の増収となっています。そして「営業利益」は、4億ドルとなっております。

 

厳しい小売業界の環境でウォルマートは成長している

 

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今回の決算は増収減益となり、アナリスト予想を下回る決算となりました。

ただ、決算直後の株価は+1.47%上昇しており、市場はそれほど悪決算とは受け止められていないようです。

 

ただ、ウォルマートのような「小売業」は同業他社との競争が激しく、昨今はアマゾンをはじめとしたネット通販各社とも激しいシェア争いをしているので、非常に成長が難しく、アナリストの間でも「牌の奪い合い」と指摘しています。

 

しかも、今回の決算では時期的に影響を受けていませんでしたが、今後は新型コロナウイルスの影響も受けると思いますので、直近では厳しい状況になるかもしれませんね。

 

とはいえ、ウォルマートは連続増配年数45年を誇る配当貴族銘柄ですので、今後景気後退が懸念される中、「配当」という利益を得ることができる点は大きな魅力です。

 

最近はアマゾン、マイクロソフト、アップルのようなハイテク銘柄が注目されていますが、ウォルマートのような老舗小売業も好調な米国経済を支えていることを考えると、こういった企業に投資するのもありかもしれません。

 

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