こんにちわ、リョウスケです。
日本はかつて「東洋の奇跡」と呼ばれるほどの凄まじいスピードで第二次世界大戦敗戦後の荒廃復興しました。一時は世界最大の経済大国であるアメリカを追い越したほどで、世界の株式時価総額のトップ10のうちのほとんどが日本企業が並ぶほどでしたからね。
そんな栄光も今や過去のお話で、現在はアメリカとの差は開くばかりですし、数年前には中国に追い抜かれ、もうすでに追いつくことは不可能なほど差が開いています。
これは中国の成長力もすごかったのですが、日本の停滞も長く先進国の中で過去20年間の成長は断トツのびりですからね。
それでも、まだ世界第三位の経済大国としての地位は守っていることを考えると、それだけ日本の過去の力が大きかったんでしょうね。
このように日本はどんどん衰退しており、識者の中には日本のことを「衰退途上国」と揶揄する人も出てきているくらいですが、日本に住んでいると給料は上がってなかったり、税金や社会保障費が上昇しているとはいえ、それでも私達の生活に支障をきたすレベルではないですし、それほど日本の衰退を実感していない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日本の衰退をひと目で分かるものをピックアップして紹介したいと思います。
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現在と30年前の世界時価総額ランキングを比較
個人投資家の方々であればよく見る画像ですね。
これは平成元年と平成30年の時価総額ランキングですが、30年前はNTTや日本興業銀行、住友銀行、東京電力などの日本企業がトップ10を独占していましたが、現在はトップ10に日本企業は入っておらずアメリカと中国の企業が独占しています。
かろうじて「トヨタ自動車」がランキング35位に入っているだけで、日本企業は完全に駆逐されています。
30年前の求人広告
上記は30年前に新聞の求人欄に掲載された広告ですが、営業ドライバーの求人が初任給40万円、3ヶ月後47万円、半年後には52万円となっています。
今では考えられないような給料ですよね。私の父は団塊の世代に当たるのですが、私の給料の額を知って「うわっ・・・よくそんな給料で働いてられるなあ。もっと良い給料の会社に転職すれば?」って素で言われたことがあります。
それだけ世代間の格差があるということですね。
日本がどれだけ衰退しているか分かる動画
上記は30年前から現在までの核の経済力を視覚化している動画です。
日本がどんどん小さくなり、一方中国などのアジア諸国で大きくなってきていることが分かる動画ですね。
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日本が衰退した理由は諸説あり、単一民族国家であるため多様性がないだとか、アメリカとの競争に敗れたからとか、ものづくり産業からICT分野への移行が行えていないだとか様々な理由がありますが、どれも事実のような気がします。
おそらく理由は一つではなく、複数あるんでしょうね。
私は職業柄外国人と一緒に仕事をする機会が多いのですが、外国人労働者のバイタリティの高さや仕事・給料に対する貪欲さは見習うべき点が多いです。
私は本業では管理職なので、人手が足りなかったり、トラブル等でマンパワーが必要になれば協力会社に外注することが多いですが、最近では日本人よりも外国人に頼むことの方が多いです。
日本経済や日本の雇用の事を考えると、日本人労働者に頼むべきかもしれませんが、外国人労働者は仕事のクオリティも高いですし、コストも比較的安く抑えれることを考えると外国人労働者に頼む方がメリットが大きく、利益率が高くなるからです。
こういった外国人労働者の優位性は日本人も危機感を持つべきで、日本の衰退の一つの要因となっているような気もします。
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