こんにちわ、リョウスケです。
アメリカという国が誕生してから常に成長を続けてきましたが、これは世界を引っ張る優秀な企業が誕生していることにあると思います。
かつてはIBMが世界の先端技術を引っ張ってきましたし、現在はマイクロソフト、アマゾン、アップル、グーグルといったハイテク企業がアメリカ、そして世界を牽引しています。
また、マクドナルドやジョンソン・エンド・ジョンソンといった老舗企業も未だ圧倒的な購買力を誇っています。
アメリカの強さはこう行った足元を支える企業の強さだと思いますね。
とは言え、いくら優良企業が多くても、株式市場は永遠に上昇するわけではありません。
米国株式市場もこれまでに何度も暴落が発生しております。
例えば、以下のグラフは、1980年から現在までの米国のメジャーな指数の一つであるS&P500のチャートです。
◆S&P500指数チャート(1980年~現在)
40年間という長期的な目線でチャート見ると、右肩上がりに上昇していますが、よく見ると何度か大きな下落が起こっていることが分かります。
直近ではコロナウイルス感染拡大による経済停滞を懸念して下げておりますが、特に大きな暴落となっているのは2000年から2002年と、2008年から2009年の二回ですね。
これは、ドットコムバブルの崩壊とリーマンショックによる暴落です。
ドットコムバブルの際には、株価が2年間で46%下がり、リーマンショックの際には、1年間で52%下げています。
上記以外にも、これまで何度も暴落が起こっており、下落と上昇を繰り返して、長い時間をかけて米国市場は少しずつ成長しているわけです。
つまり順調に成長してきた米国の株式市場でも、これまでも大きな暴落があったということは、言い方を変えると、これから先の未来にも、「暴落」が絶対に起こりうるものと覚悟しておかなくてはいけません。
そもそも相場とは、弱気相場と強気相場はサイクルとなっており、諸説ありますが、7年から10年単位で発生すると言われています。
そして2008年のリーマンショック発生後、大きな暴落が起こっていないことを考えると、10年経過した現在に暴落が起こる可能性は十分あり得るということです。
まあ、今のところ企業の業績も一時程の好決算ではないとはいえ、メチャメチャ悪いわけではありませんし、もしかすると強気相場がこのまま続くことも考えられます。
何が言いたいかというと、経済の専門家であるアナリストや経済評論家の先生方でも、将来の経済を見通すことは難しいのに、素人である私たち個人投資家は、将来の経済の動向なんて分かるはずがありません。
その為、いつか「暴落」というのが起こる、ということは覚悟しておくことしかできないわけです。
ただ、この「覚悟」しておくということは非常に大事なことなんですよ。
発生することを予測して覚悟しておくだけでも、実際に暴落が発生した際には、焦らずに冷静な行動を取ることができますからね。
まあ、さすがに50%とかの暴落になると、焦ってしまうと思いますけどね。
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ところで、ドットコムバブル崩壊やリーマンショックのような暴落が起こると、ほとんどの人が例外なく資産を下げてしまうことから、株式投資を辞めてしまう人が大量に出てきてしまう局面でもあります。
これは、メンタル面を考えると、当然のことですよね。
誰でも大きな損失が発生してしまうと、怖くなって資金を引き上げてしまいます。
特に、大きな資産を投資している人の精神的負荷は想像を絶するものがあります。
例えば、-50%の暴落があった場合、50万円で運用している人は、25万円の損失で済みますが、5000万円で運用している人は、-2500万円の損失ですからね。
しかも、こういった暴落局面では、様々な悲観論が発生してしまう時期でもあります。
例えばリーマンショックの際なんかは、アメリカが世界を覇権している時代は終わった、それどころか、世界は暗黒の時代に入る、だなんて言われていましたからね。
資産は減るし、お先は真っ暗だし・・・このまま資産が減り続けるのなら、今のうちに損失を確定して、株式投資から退場しよう・・・と思うのは自然の流れです。
しかし、ドットコムバブル崩壊やリーマンショックだけでなく、市場平均が90%以上下げた世界恐慌の時でさえ、乗り越えてきましたし、私達のような普通の労働者がお金持ちになるためには、株式投資をはじめとした資産運用が必須です。
ですので、自分の投資メンタルに応じた「暴落」の心構えを明確にしておいたほうがいいです。
例えば、私の場合は、
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・株式投資は余裕資金でやる。
・相場が過熱気味の時には、追加投資は行わない。
・経済が停滞期に入れば、一時的に撤退することも視野に入れる。
・投資した企業の株価を追いかけるのではなく、事業を追いかける。
ということを意識しております。
あと、資産を一気に運用資金にするのではなく、少しずつ投資して、その間に上昇と暴落のサイクルを経験して、投資メンタルを養うことも大事です。
2017年は、非常に良い相場で、多くの投資家が利益を得ることができたわけですが、2018年はその反動もあって、調整局面に入っております。
今はまだ高値から10%程度の調整ですが、ある意味、この局面は、自分の投資メンタルを見直すチャンスであると思います。
自分の保有株の株価が下がって、どういう心理状態になり、どういった行動を起こしたのか、なにか「気づき」はなかったのか、自分の保有株以外の動向はどうだったのか、株式以外の投資商品はどういう上記になったのか。
自分がその状況に陥ることで、初めて気づくことってたくさんあると思いますし、その結果によっては、株式投資に適しているのか、適していないのかもわかると思います。
下落局面での経験は、上昇局面で学ぶことよりも、膨大になると思いますし、これからも投資を続けるのであれば、この経験は必ず活かせると思いますよ。
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