こんにちわ、リョウスケです。
私は株式投資をすでに20年近くやっていますが、未だに配当金が貰えた時は本当に嬉しいです。
株式投資には様々な魅力的がありますが、「配当金」もその一つですね。
そんな「配当金」ですが、最近は日本企業も株主への還元意識が高まっており、配当金の分配をしっかりやっている企業も多く、中には毎年配当金を増やしている「連続増配企業」もたくさんあります。
例えば、日用品国内最大手の「花王」は32年連続増配していますからね。
ただ、株式投資を「連続増配」という視点で見ると、日本企業は米国企業の足元にも及びません。
25年以上連続で増配している日本企業は前述の「花王」一社ですが、米国には100社以上存在していて、中には50年以上連続増配している企業もある位です。
それだけ米国企業は株主還元意識が高く、「企業は株主のモノ」という意識が強いので、減配や無配のリスクはそれだけ低くなるわけです。ですので、もしも「連続増配企業」に投資するのであれば、米国企業をおススメします。
そこで今回は米国の連続増配銘柄のメリットとデメリットを考察してみたいと思います。
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まず一つ目のメリットは、何と言っても「保有しているだけで配当金がどんどん増えていく」という点に尽きると思います。
例えば、運用資金が600万円で配当利回りが3.0%の企業に投資すると、初年度は約18万円の配当金をもらうことができます。
もし、この企業が、年率7%で増配して行った場合の配当金の推移は以下のとおりです。
◆連続増配企業に投資した際の配当金の推移
年率7%で連続増配すると、初年度18万円だった配当金は、10年後33万円になります。
そして、20年後に65万円になり、30年後には128万円になります。
お金に働いてもらうだけで、年間128万円の不労所得が貰えるというのは非常に大きいですね。ちなみに、上記と同じ条件で1000万円の運用資金で初年度30万円の配当金を貰っていると、30年後には207万円の配当金を貰えます。
これだけの配当金を貰えるのであれば、リタイアするのも良し、ワンランク上の生活をするのも良し、様々な選択肢を選ぶことができるというのも大きなメリットになります。
続いて、二つ目のメリットは「連続増配企業」への投資は株主還元意識が高く、減配や無配のリスクが低くなり、安定的に配当金を貰える点です。
安定的に配当金が貰えるということは、将来配当金がどれだけ貰えるのか予想しやすいので、将来設計の立案も容易に行えるようになるメリットにも繋がります。
その予測に応じて、例えば「リタイア」を目指したり、高い買い物をしたり、自身のライフワークの計画を立てやすいというのは、大きなメリットです。
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このように連続増配企業に投資することで、大きなメリットを享受することができるわけですが、世の中メリットだけ存在しているものなんて存在していません。必ず物事にはデメリットも存在しています。
そして、当然連続増配企業への投資にもデメリットがあります。
そのうちの一つは、「資産形成」に大きな時間がかかってしまうことです。
連続増配企業は年々配当金が増えていくわけですが、その増加幅は決して大きいものではありません。その為、まとまった金額の配当金を貰う為にも時間がかかってしまいます。
そんな膨大な時間がかかっていく中で、リスクとして考えられるのは「減配」や「無配」に転落してしまう事です。
数年先の未来でしたら、配当性向やキャッシュフローなどを見て、「無配」「減配」に転じるか予想をすることができますが、数十年先の未来を予想することは不可能です。
万一、「無配」などになってしまえば、「インカムゲインの取得」という視点では、投資するメリットが全くなくなってしまいますし、そもそも「減配」や「無配」に転じる理由は、業績悪化によるものなので、株価が下落し含み損を抱えている可能性すらあります。
このあたりが、「連続増配企業」への投資の最大のデメリットです。
「株式投資」には様々な投資法がありますが、どんな優れた投資法にもメリットとデメリットがあります。
それをしっかり考えて、自分に適したリスクをしっかり把握すれば、多くの人は、「株式投資」で利益を出すことができると思いますよ。
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