こんにちわ、リョウスケです。
株式投資で最も安全が高く、ある程度のパフォーマンスが期待できる投資法はインデックス投資です。
中でもアメリカのS&P5007指数と連動した投資信託に投資するというのが投資の最適解の一つと言われております。
これはかのウォーレン・バフェットも推奨しているくらいです。
ちなみに、私はかつて日本株を運用していましたが、S&P500指数のチャートを見て、あまりの美しい上がりっぷりに衝撃を受けた結果、日本株から撤退し、米国株に移行した経緯があります。もちろん、チャートだけでなく、日本の将来性に不安を覚えていたことも大きいですけどね。
ちなみに私が衝撃を受けたS&P500指数のチャートは以下のものです。
◆S&P500指数チャート(1971年~現在)
1971年から現在までのS&P500指数のチャートですが、もの凄い右肩上がりで成長していますよね。これがアメリカ経済の強さと言えるでしょう。
ちなみに、1971年から現在までに40倍以上株価が上昇しています。
日本がバブル崩壊後、失われた20年と言われる長い低迷期を抜け出せないでいる間に、アメリカはこれだけ成長し続けたわけです。
日本とアメリカ、どちらに投資したほうが良いか明らかですよね。
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ところで、上記のS&P500指数のチャートを見て、気づいた方も多いかと思いますが、右肩上がりのチャートとは言え、時々、大きな下落も起きているんですよね。
最も大きく目立っているのは、2000年から2003年までの下落と、2008年から2009年までの下落です。
以下は、1994年から2012年までのチャートです。
◆S&P500指数チャート(1994年~2012年)
2000年から2003年まで大きく下げたのは、ITバブルの崩壊と、同時多発テロがあったためです。この時、最高値と比較すると、4年ほどの年月を掛けて45%株価が下落しています。
そして、2008年から2009年まで大きく下げたのは、皆さんご存知のリーマンショックを発端とする金融危機があったからです。この時、最高値と比較すると、1年の月日をかけて50%以上下落しています。
この二つは、有名な暴落相場ですし、下落幅が規格外なため、ピックアップされやすいです。
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しかし、いくらS&P500指数のような優れたパフォーマンスを出し続けたものとは言え、短期的に見ると、下落相場は何度も起きています。
以下は、1965年から1983年までのチャートです。
◆S&P500指数チャート(1965年~1983年)
一見、右肩上がりのチャートに見えますが、短期的な目線で見ると、何度も数年間続く下落相場が起きています。
よく下落相場が起きた際に、「○ドル下落した」とか「○%下落した」とか言われますよね。これって、凄く大事なことだとは思いますが、もう一つ大事なことがあります。
それは、「○年間掛けて下落した」・・・つまり、下落相場がどれくらい続いたのかも、大事です。
株式投資は、資産を増やすためにやるものです。そして、人はロボットではなく、恐怖などの感情があります。
一時的な下落でしたら、精神的な負荷は少ないでしょう。しかし、何年もの間、資産が増えるどころか減り続け、しかも、メディアを通じて悲観論が山盛り出てくるわけです。
個人投資家の中には、「一括投資をして株数を増やすことが大事」だとか、「積立投資なんて不要」だとか、「時間分散なんて無駄」だとか言っている人がいますが、一括投資したタイミングが悪く高値で掴んで、数年間下落しまくっている状況に耐えることができますか?狼狽売りをしませんか?
もし、「耐えることが出来る!」というのであれば、大丈夫です。
しかし、多くの個人投資家がこれまで高値で掴んで、長く続く下落相場に耐えかねて、安値で売却してしまい、大きな損失を出し、二度と株式相場に戻ってきませんでした。
そして、積立投資で時間分散をすれば、下落幅を抑えることができますし、キャッシュとして置いておく、といった細やかな戦術を行うことだってできます。
上昇相場だけしか経験しておらず「株価は上がり続けるもの。」と盲信している投資家ほど、リスクを甘く考えてしまうことを忘れないでください。
トータルリターンよりも大事な事ってありますよ。
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