こんにちは、リョウスケです。
世界中で格差が広がっていますが、日本人の生活環境も厳しさが広がっています。
その理由は多々ありますが、正規雇用と非正規雇用の差は大きいように感じます。
しかも日本有数の大企業であるトヨタの社長が数年前に「終身雇用は難しい局面に来ている」と発言したり、金融庁は「老後を年金だけの生活だと2000万円足りなくなる。」という報告書を発表したり、日本の行く末に不安を持っている人も多いのではないのでしょうか。
ただ残念なのはトヨタ社長の発言や金融庁の発表の前から、日本人の多くは将来を不安に感じていたと思いますが、現実的な対策を取っていた人は少ないと思います。
正直言って、批判の大きさにびっくりしたくらいです。
「えっ、老後の生活を国や企業が面倒見てくれると思ってたの?どんだけ頭がお花畑やねん・・。」ってね。それだけ今の日本人は他力本願なのでしょうね。
私はそこまで国や企業を信用することができませんし、人々が仲良く全員貧困に陥いろうが、私は安全で安心な普通の生活をしたいと思っているので、老後に向けた対策をしていきます。
老後の対策には様々なものがありますが、最も最適なのは「株式投資」をはじめることです。
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ただ、「株式投資」を勧めておいてなんですが、今はあまり最適な時期とは言えません。
米中の覇権を争う経済戦争は始まったばかりで、一説によると、今後20年間は続くとも言われておりますが、この影響がどれほど世界経済に影響を与えるのか想像もつきません。
その他にも、今回のコロナ禍で各国は財政出動を余儀なくされたわけですが、そのツケは必ず後に繰り越します。
つまり暴落のトリガーとなることがたくさんあるので、近い将来大きな下落が発生することは間違いない現実です。
基本的に「株価」はゆっくりと上昇していくものですが、金融危機や有事が発生した時の暴落はとんでもないスピードで落ちていきますので注意が必要ですが、あらかじめ暴落が起こるという覚悟を持っておくだけでも、精神的に余裕ができ、狼狽売りなどの最悪の悪手を防ぐことができますよ。
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ところで、これまでの歴史上「暴落」は何度も起こってきました。メジャーな暴落は以下のとおりです。
◆これまで起きた暴落と下落率
年数 | 発生した暴落 | 下落率 |
1929~1932年 | 世界恐慌 | 90% |
1987年 | ブラックマンデー | 36% |
2000~2002年 | ITバブル崩壊 | 38% |
2008~2009年 | リーマンショック | 42% |
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世界恐慌は規格外の暴落となっており、その後戦争の引き金になったり時代が大きく動くことになりました。そういう意味では今も爪痕は残っていますね。
直近で言えば、「ITバブルの崩壊」や「リーマンショック」が挙げられますが、これらは-40%前後の暴落となりました。
仮に1000万円投資していれば、資産が600万円・・つまり、400万円の損が発生するわけで、運用資金が大きければ大きいほど損失額は大きくなってしまいます。当然、精神的負荷もそれに比例します。
ちなみに-40%の下落が発生した場合、元に戻す場合+66%の上昇が必要になります。
例えば、600万円から元の1000万円に戻す場合、400万円の利益を出す必要性がありますが、+66%の利回りが必要なわけです。利回りで考えると心が折れそうになりますよね。
そして、「暴落」相場で怖いのは、こういった株価の下落だけではなく、世の中に溢れ出す「悲観論」です。
実際、ITバブル崩壊やリーマンショックの際は、アメリカの覇権時代は終わった、と言われてましからね。
悲観論が出まくっている中で、狼狽売りせずにポートフォリオを維持するだけでも 、精神的に辛く、ただでさえ損失が出ている中さらに損失が拡大しそうな中で買い増しすることは難しいです。
ただ、そんな暴落が歴史上何度も起きたにもかかわらず、株価は史上最高値に何度もトライしているんですよね。このあたりが米国経済の力強さだと思います。
つまり、「暴落」しても、株式市場から退場したり、狼狽売りしたりせず、働いて得た収入の一部を使って、定期的に買い増ししていくことが、最も効率的なわけですが、その為には、暴落時にも買えるほどの成長性と信頼性が必要になります。
こういった目利きは難しいので、投資経験の浅い人や、銘柄選定に自信のない人は、S&P500指数と連動したETFや、世界中の株式に分散投資できる「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」などに投資すれば良いと思います。
株式投資は難しいと言われていますが、ゆっくりとお金持ちになれる方法が既に確立されていて、再現性も高いです。
そして、株で大儲けできる人とできない人の違いは、暴落しても将来を信じてコツコツ安値で買い増し出来る人ということを覚えておいてください。
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