こんにちわ、リョウスケです。
株式投資の定説として、どんな優れた投資家であっても、日経平均やダウ工業平均株価、S&P500指数などのインデックスと呼ばれる指標にパフォーマンスで勝つことは難しいとされています。
インデックスは安定したリターンが得られるものとして、投資の神様と言われている「ウォーレン・バフェット」は自身の亡き後、資産の9割をS&P500指数と連動したETFに投資し、残りの1割を債券に投資するよう指示しているくらいなんですよ。
ちなみにS&P500指数はこれまでの歴史上、株価が上昇し続けているお化け指数です。
その為、経済や金融についてそれほど知識が無くても、安心して投資することができますし、直近40年の年間平均パフォーマンスは約8%という、驚異的なパフォーマンスを維持しています。
そして、なんといっても前述したとおり、こういったインデックスのパフォーマンスに勝ち続けるということは至難の業ということも覚えておいた方が良いです。
投資の神様ウォーレン・バフェットはも、ヘッジファンドよりもインデックスファンドの方がリターンが高いと主張していますからね。
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その主張を裏付けるように、2008年には、「厳選した5つのヘッジファンドと、S&P500をベンチマークとするインデックスファンドに、それぞれ100万ドルずつ投資し、10年後の運用益では、どちらが高いリターンを得られるか。」という「賭け」をしています。
この「賭け」に名乗りを上げた投資ファンドの「プロテジェ・パートナーズ」は、5つのヘッジファンドを選んで、この勝負に挑みましたが、結果はバフェットの圧勝となっています。
厳選した5つのヘッジファンドの運用益は、9年間で約20万ドルだったのに対し、インデックスファンドの運用液は、約85万ドルでした。
このように、インデックス(今回はS&P500指数)に投資すれば、プロが運用したファンドよりも、高いリターンを得ることができることを証明したわけです。
近年は、こういったインデックスと連動したETFや投資信託が販売されていて、株式投資の一つの最適解として投資家の間で人気があります。
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このようにプロのファンドマネージャーが選んだポートフォリオですら、S&P500指数のようなインデックスに勝利することは非常に難しいです。
では「個別銘柄」がインデックスに勝利できていないのかというと、もちろんそういうわけではありません。個別銘柄でS&P500指数を上回るパフォーマンスを残しているものはたくさんあります。
◆主要銘柄とS&P500とのパフォーマンス比較(20年チャート)
上記は、「S&P500指数」と「バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)」「マクドナルド(MCD)」「マイクロソフト(MSFT)」「ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)」のパフォーマンスを比較しています。
これらの銘柄の20年間のパフォーマンスは、以下のとおりです。
S&P500指数 +125.74%
マクドナルド(MCD) +453.90%
バークシャー・ハサウェイ(BRK.B) +367.47%
マイクロソフト(MSFT) +211.15%
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) +206.7%
となっており、市場平均(S&P500)のパフォーマンスを上回っております。
ちなみにこのグラフには含めませんでしたが「アマゾン(AMZN)」は「+2965.86%」のパフォーマンスというとんでもないパフォーマンスとなっています。
このように、S&P500指数をパフォーマンスとして上回るものは、意外とたくさんあるわけです。
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このようにS&P500指数を上回るパフォーマンスを出している銘柄はたくさんあるわけですが、とはいえ「インデックス」と連動したETF(投資信託)の優位性がなくなっているわけではありません。
これは「結果論」ですからね。
実際、米国の株式市場に上場している企業の時価総額の上位を見てみると、現在は、マイクロソフト」「アップル」「アマゾン」といった、ハイテク企業が上位を独占しておりますが、たった10年ほど前までは、「ゼネラル・エレクトリック」や「エクソン・モービル」、「AT&T」がトップに君臨していました。
また、今や投資家に見向きもされない「IBM」が世界時価総額ランキングのトップに君臨していた時代があったくらいです。
現代のような革新の時代は、世の中の移り変わりも早くて激しく、ニーズも大きく変わっていきます。そのため、現在の優位性を維持することは難しく、将来を予想することも難しくなっているように感じます。
だからこそ、S&P500指数のような市場平均に投資して「平均点」を取ることができるという点は、とんでもなく大きなメリットだと思うんですよね。銘柄分析しなくても投資できますし、コツコツ愚直に積立投資すれば、長期的には資産形成ができるはずです。
大昔は、このようなインデックス投資に投資することは(簡単に)できなかったので
、今の時代に生まれて資産形成のチャンスが獲れたのは感謝すべきだと思います。
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