こんにちわ、リョウスケです。
近年はコロナ禍のなかでも景気はそれなりに良いようです。
以下は倒産件数の推移をグラフにしたものです。
◆倒産件数の推移(長期)
近年の倒産件数に注目すると、 2008年のリーマンショックの頃にピークを迎えたあと、年々減少していっており、2012年以降は、凄い勢いで減少していっておりますね。
このグラフには載っていませんが、コロナ禍の状況でも倒産件数はそれほど上がっていません。
私達の給料は、あまり上がっていないので、景気回復の実感はほとんどありませんが、「倒産件数」を見る限り、普段の生活では目に見えない形で、景気は悪くないようです。
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私は、今働いている会社へ、10年以上前に転職しましたが、その前は、別の会社でIT系の業務に携わっておりました。
その会社は、消費者向けの販売やサービスをしている会社ではなかったので、一般的に知名度のある会社ではありませんが、従業員数も多く、ある分野では、大きなシェアを持っており、「大企業」と言える会社でした。
ですので、私がその会社に内定したとき、家族や友人などの周りの人達は、祝福してくれたものです。
やっぱり、給料や、福利厚生、将来性、安定性を考えると、中小企業よりも、大企業の方が、優れていることが多いですからね。
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ただ、そんな会社ですが・・・・
入社後、5年ほどで辞めてしまいました!!
理由はいくつかあるのですが、最も大きな理由は、
「この会社、絶対潰れる!!」
と思ったから・・・。
私が入社した当初は、業績が良かったのですが、年が経つごとに業績が悪化していきました。
すると、会社側は、これまでやっていた従業員向けのサービスを、なくしていくんですよね。
まず、初期状態は、エレベーターの使用禁止や、各部署の節電を徹底されました。
いまでこそ、昼休憩に電気を消したり、事業所毎の電気使用量を見える化して、節電に努めている会社が多いですが、当時はそこまでしている会社は少なかったと思います。
当時、夜19時以降は、強制的に冷暖房が切れ、夏は暑さに、冬は寒さに耐えながら仕事をしておりましたよ。
こんなの、余計にパフォーマンス悪くなるやろ!って、同僚と悪口言いまくっていた記憶があります。
そして、さらに業績が悪くなると、各種手当が削られ始めました。
その会社では、各人が保有している「資格」のレベルに合わせて、「資格手当」が出ていたのですが、これが全面的にカットされました。
また、遠地出張した際には「出張手当」が1日あたり、数千円出ていたのですが、これもカット。
出張先で、美味しいものを食べるのが楽しみだったのに、あまり贅沢できなくなってしまいましたよ。
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あと、出張先から帰ってくる時は、私なりのこだわりがあって、かなり高めの弁当(2000円~3000円クラス)を、グリーン車(自腹)で食べるというのが、好きだったんですよね。
これは、「これからもこういう生活を継続できますように・・・」という願をかけていたのですが、出張手当がカットされてからは、あまりできなくなってしまいました。
そして、さらにさらに業績が悪くなると、「食堂」が無くなりました。
私が入社した当初は、味はともかく、300円程度でお腹いっぱい食べれたので、しょっちゅう利用していたのですが、まずは夜の営業がなくなり、その後、昼の営業もなくなりました。
当然、外食する頻度が大きくなったので、私の食費は、大きく上がってしまいましたよ。
業績がやばいくらいまで落ち込むと、残業手当、昇給やボーナスが全てカットされました。
入社した頃は、少ないとはいえ、年間数千円の昇給もありましたし、ボーナスも年齢に見合った金額だったと思います。
でも、その会社は業績が悪くなっていったので、在籍年数が上がる度に、金額が減っていったんですよね。
そして、入社4年目の頃には、昇給もボーナスも、残業手当ても、全てカットされていました。
当時、まだまだ若造で、業務をマネージメントしているわけではなかったので、詳しい数値ベースの業績は知りませんが、私達の働いている部署は、かなり忙しく、皆それなりの成果は出ていたと思います。
それでも、会社全体の業績が悪かったので、昇給やボーナスが無かったのは、当時強烈に不満だったことを覚えています。
そして、この頃に決断します。
入社して、経験年数が上がるたびに、出来る仕事が増えて、責任もそれなりに発生するようになったのに、肝心の給料は、どんどん下がっていく状況に嫌気がさしたのと、このままだと、間違いなくこの会社は倒産すると思ったので、転職を決意したんですよね。
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私は、辞めてしまいましたが、 その後、早期退職制度で応募者を募ったり、大規模なリストラを決行したりして、それなりに業績は持ち直す兆しがあったそうです。
そんな中、起きたのが「リーマンショック」
これがトドメだったようですね。この数年後に、会社は潰れてしまいました。
会社名はさすがに言えませんが、新聞にも載りましたので、当時は、予測していたとは言え、ショックでしたね。
そして、学びましたよ。
・創業数十年の大手企業でも、あっさり倒産してしまう。
・会社の収入だけではなく、それ以外の収入を大きくするべし。
今、私は、米国の大手優良企業に投資しています。
私が働いていたような企業とは比べ物にならない位の、グローバルな超大手企業ですが、世の中何が起こるかわかりません。
「長期投資」だから良い・・とかではなく、どの会社にも倒産リスクがあることを忘れず、最低四半期決算くらいはチェックしたほうが良いと思います。
また、多くの方は、「サラリーマン」として収入を得ておりますが、就業している会社が倒産してしまう可能性もゼロではありません。
そのために「貯蓄」をしていると思うのですが、やはり本業以外の収入は、常に模索しておいたほうが良いと思います。
日本で生活している私たちは、凄く恵まれていて、パソコンとインターネットに繋がる環境があれば、様々な「副業」を行うことができます。
このメリットを活かして、自分自身を守っていきたいものです。
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