こんにちは、リョウスケです。
経営者でもなんでもない普通のサラリーマンが資産を増やすためには「お金に働いて貰う」仕組みづくり・・・つまり、「株式投資」をはじめとした「資産運用」をするしかありません。
ただ、現実を見てみると、投資をしている人はあまりいません。私の周りでも極少数の人間だけが投資で資産を形成しています。
まあ、これは仕方がないと思うんですね。
日本経済は1980年代をピークに成長していませんし、当然株価もここ数年は良いですが、伸び悩んでいますからね。
その結果「株式投資なんてしても、儲からない・・・儲かるわけない。」と印象付けられたとしても仕方がないのかもしれません。
・・とはいえ、普通のサラリーマンが「お金持ちを目指す」、あるいは「底辺の生活に陥らないようにする」ためには、やはり「株式投資」をはじめとした「資産運用」をおこなうしか方法はありません。
最近は、証券会社のサービスも充実しておりますし、「(一般)NISA」や「つみたてNISA」といった非課税制度を利用すれば、運用益を底上げできる制度もあり、以前と比べると、非常にやりやすくなっています。
もし今後の日本経済に不安を感じているのであれば、海外株に投資すればいいですし、どんな銘柄に投資すれば良いのか分からなければ、インデックス投資をすれば、金融や経済の知識がそれほどなくても、投資することができますからね。
ただ、「資産運用」は、元本よりも下がってしまうリスク、元本割れリスクがどうしても付きまとってしまいます。
日本は、欧米と比較すると、「貯蓄率」は非常に高い反面、「株式」などのリスク資産の比率が少ないのは、「元本割れリスク」を必要以上に恐れる国民性にあるのかも知れませんね。
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さて、私達のような凡庸な一般人が、「お金持ち」になるためには、「株式投資」などの「資産運用」で、お金に働いてもらう必要がありますが、「株価」は、必ずしも上がり続けているわけではありません。
2017年は株式を保有していれば、ほとんどの人が利益を出すことが出来た、稀に見る上昇相場でした。
2018年は、上がったり下がったりしているとは言え、それでもまだ投資のやりやすい環境にあります。
絶望的なのは、「暴落」を発端とする下げ相場です。そして、この「暴落」はこれまでに何度も起きています。
以下は、これまで起きたダウ工業平均のメジャーな「暴落」です。
◆これまで起きた暴落と下落率
年数 | 発生した暴落 | 下落率 |
1929~1932年 | 世界恐慌 | 90% |
1987年 | ブラックマンデー | 36% |
2000~2002年 | ITバブル崩壊 | 38% |
2008~2009年 | リーマンショック | 42% |
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当たり前ですが、上記のような「暴落」が発生すると、「株式投資」を始めたタイミングによっては、「元本割れ」する可能性が高いです。
私自身もこれまで「ライブドアショック」や「リーマンショック」の下げ相場では、資産が元本の3分の1になるほど、大きな含み損を抱えたことがありますので、その恐怖は身を持って知っています。
まあ、「米国市場」に限って言えば、これまで幾度と無く起きた「暴落」も時間が経てば値を戻し、さらに上昇を続け、最高値を更新し続けていることを考えると、「暴落」を必要以上に恐れる必要はないはずなんですが、現実に資産が減っていくのを経験していると、恐怖以外のなにものでもないです。
ただ、「元本割れ」のリスクを避けて、「資産運用(株式投資)」をやらないというのは、資産を増やす機会すら損失してしまいますので、非常に勿体ないです。
さらに、今後、日本は衰退国家となりますので、「元本割れリスク」よりも、「投資しないリスク」の方が大きいと個人的には考えています。
給料も上がらないかもしれませんし、年金制度も崩壊する可能性もあり得ますからね。
ですので、「元本割れ」のリスクを、許容し、株式市場に居座り続ける必要があるわけです。
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ただ、「元本割れ」リスクは、完全に抑えることはできないのが現実です。
例えば、株式投資の基本は、「分散投資」を心がけることや、「バリュー株投資」を推奨しておりますが、「暴落」が起こると、相場全体が崩れてしまうので、よほど暴落時に強い業績を実現していない限り、株価は下がります。
ですので、元も子もない言い方になってしまいますが、結局の所、「セルフコントロール」が最も重要になります。
例えば、フルインベストメントするのではなく、余裕資金だけで、「株式投資」をやることもその一つです。
本来、投資資金が大きければ、大きい程、上昇相場時には、大きな利益を得ることができるので、キャッシュ比率を下げて投資資金の割合を高めてしまう人も多いです。
これはこれで、間違っている訳ではありませんが、どうしても投資資金が高くなってしまうと、人によっては、暴落した時の精神的負荷が大きくなってしまいます。
100万円の運用資金の場合50%下落したとしても、50万円の損失で済みますが、5000万円で運用していれば、2500万円の損失ですからね。
その精神的負荷は計りしれませんよ。
そして、「元本割れ」の幅が大きくなってしまうと、精神的負荷に耐えれなくなり、狼狽売りや市場からの退場という行動をとってしまうわけです。
株価が下がっても、動じない経験と自信があれば、(ほぼ)フルインベストメントでも構わないと思いますが、そうでない人は余裕資金だけで資産運用した方が良いです。
あとは、「高配当銘柄」や「連続増配銘柄」に投資することも有効ですね。
少なくとも、私がリーマンショックの際は、この「配当金」というのが、非常に精神的負荷を軽減してくれました。
たかが「配当」と思うかも知れませんが、確実に貰える配当は、精神的な支えになります。
しかも、再投資すると、保有株式数を増やし、上昇相場時のアクセルとなりますからね。
これらのことは、「元本割れ」の際にも、焦らず行動を取ることができますが、結局の所、「株式市場が今後も成長する」と考えることができる人、「元本割れ」が一時的なものであること、ということを信じることのできる人だけが、株式市場に図々しくも居座ることができ、お金持ちへの扉を開けることができると思いますよ。
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